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NIGHT IN THE RUTS / AEROSMITH
'79年発表。ライヴ盤を挟み、スタジオ作としては6作目。
いわゆる"低迷期"に発表された作品ゆえに、その評価は一般的には低い。
もちろん前スタジオ作までに見られた、ある種ギンギンなエキサイトメントは存在せず、地味な仕上がりではある。
メンバー間の不和、パンクロックの台頭という内憂外患ともいえる製作環境であったにも関わらず、しかし本作は駄作ではない。
本当に困ったとき、人はどうするか?しかもその人物が表現者だった場合。
その人物は自らの創造力の核となる部分を、しっかりと見つめなおすだろう。
彼らが行なったのは、その作業だった。
絶頂期を通り越し、バンドのキャリア半ばにして自らの本質を問い直した、過渡期の作品として本作は位置付けられる。カヴァー曲が多いのもそのためだと考えれば肯けよう。
もう一度言うが、本作は駄作ではない。裸のエアロ、自分達のルーツに立ち返ったエアロがここにいる。冒頭の2曲は佳曲。後半にも良い曲は多い。⑤がお気に入り。
自分たちのルーツに戻ってます。
というわけでコレを駄作だと言う人は本当のファンじゃないでしょう。
クーカイさんの言ってることはもっともだ!
このアルバムは駄作呼ばわりされているらしいのですが、個人的に最初から最後まで飽きずに聴ける秀作。NO SURPRIZEはアルバム中最も好きなナンバーです。この疾走感がたまらんですね。シャングリラス(でしたっけ?)のカバーであるREMEMBERも名曲。エアロならではの演奏ですがわりと原曲に忠実でした。THREE MILE SMILEからREEFER HEAD WOMANも当時はライブでやってたらしいです。これも名曲。THINK ABOUT ITはかの有名なヤードバーズのカバーで、もちろんスティーブンはキースレルフよりも歌がうまいんですから、当然ヤードバーズをも超える演奏になっております。全体的にファン以外も知ってるような有名曲はないですが、エアロファンなら必聴だと思います。個人的にはデビュー作とセカンドよりも全然好きな作品。
地味なアルバムですね。
でもBONE TO BONEとかカヴァーなんかもいい感じですよ。
駄作とか言われてるけどどうなんですかね?
AEROらしさは揺るぎないし結構好きですね。
全然駄作じゃないです。ぜひとも名盤の仲間入りにしてやってください!
普通にいい曲ばっかじゃないですか。かなり愛聴させていただいてます。エアロらしさも顕著に出てるし、カヴァーのセンスも光るものがある。
でも確かに地味な印象もありますね。ジャケットとかはもろに・・・。
でもでもそれは、クーカイさんの言う通り自分達ルーツを見直したからであり、エアロ特有の生のロックンロールの感触は十分にありますよ。
前作までの煌びやかさが無いからと言って駄作扱いするのはかなりもったいない!
①「NO SURPRIZE」②「CHIQUITA」③「REMEMBER(WALKING IN THE SAND)」⑤「THREE MILE SMILE」⑦「BONE TO BONE」⑧「THINK ABOUT IT」が特にオススメ。
⑧のヤードバーズのカヴァーなんかいい味出しててカッコいいですよー。
全然駄作じゃないです。
(名盤でもないけど・・・)
ジャケットも地味ですね。
まぁ、2作前に「ROCKS」と言う傑作を出してしまった後だから、まぁしょうがないと言えばしょうがないです・・・この頃は、ドラッグなど、かなりもがいていた感は見受けられるけど、地味にイイ曲揃ってますよ!
この時期があったから現在のエアロがあるんでしょうね。
お気に入りの曲は「REMEMBER」「NO SURPRIZE」「BONE TO BONE」「THINK ABOUT IT」「THREE MILE SMILE」「MIA」の順。
実は、エアロのアルバムを集めながら、「NIGHT IN THE RATS」と「ROCK IN A HARD PLACE」だけは購入していなかったんです。
低迷期3作…ということで、ジャケットもなんかダサイし…ということでエアロを知ってから10年近くもこの2作を聴かないでいたのですが、先日「HONKIN ON BOBO」を聴いてエアロ熱が加速!
ついにこの2作も買ってみたのですが、ぜんぜん駄作なんかじゃないですよ!
うおー、勿体無い、もっと早くに買っておけばよかった…
ほんとにいいアルバムだと思います。
これを駄作呼ばわりするのなら、ロックを聴き込んでないと思います。
(とはいえ自分もまだ全然聴き込んだ域には入らないと思いますが)
とにかくROCKSやTOYS辺りもいいですが、このアルバムもとにかくいいです。
ドラッグだとか何とかしりませんが、何より音質というか、音作りがいいです。
すごくスカッとしていて、透き通る様で力強いサウンドは、胸に来る物があると思います。
スティーブンのボーカルが調子悪いが、ジョーのギターが素晴らしい。特に「THINK ABOUT IT」。狂ってマス。
ギター小僧だった十代の頃にエアロで一番聞き込んだのが1stとライブ盤とこのアルバムでしたよ。「ROCKS」あたりの計算されて作りこまれた音も良いんですが、これくらいシンプルな音のほうがかえってこのバンドのグルーブが伝わるんですよね。①、⑤がかっこいい。
⑦はパーマネントバケーションのツアーでも演奏されていました。
"低迷期"と呼ばれるなか発表された6th。大半の感想。エアロ作のなかでも一般的に語られることが少ない一枚。が、決して駄作ではない。
その低迷期、ドラッグなどの問題で苦しみながらも、苦しみ抜き、危機を感じ、そこで自身の音楽と向き合い本質を見つめ直した、その結果がこのエアロ作だと言える。
その意味で、"この時期"を経験したエアロの「本質への問い」であり、いわゆる「ルーツを見つめ直した」この作品はある意味優れている。
ともあれ、エアロの歴史上で重要な位置に着いた作品と言える。
低迷期とかどうでもいい。好きだ。その気持ちだけで十分だ。
この作品の位置づけは、丁度BLACK SABBATHのTECHNICAL ECSTASYが
中抜けとなり評価の対象から外れるように、当時の音楽評論家達の
誤った市場性感、バンドの置かれた状況、またそろそろこのバンドもな、
といった勝手な評価により、悲惨なものになっている。
結論から言えばこれは名盤である。
確かに『ROCKS』はハードロック史上にその名を残す名盤であることは
言うまでもないが、本作は、それまでのエアロのキャリアを集大成した
ような完成度を誇っている。
エアロが1ST,2ND,3RDまでにもっていたキャッチーさ、土着的ロックンロール、
そして4TH,5THで示した骨太のハードロック路線、それらが絶妙にミックス
された魅力を持っている。そして全体としての統一感が非常に強い。
(特に前作のDRAW THE LINEは統一感がなかった)
エアロの魅力は何かと問われたら、ハードロックの名盤である『ROCKS』の前に
私は迷わず本作NIGHT IN THE RUTSを薦める。
本作が気に入ったならば、過去に遡ることにより、よりエアロの魅力が堪能
できるはずだ。
商業的にあまり成功しなかった一枚。でも名盤。permanent vacationとかjust push playとかよりもだんぜんこっち。カバーが多いのが気になるが、three mile smileなど、バンドの当時の実情を感じさせないほどの名曲。ソロはジミー・クレスポらしいが・・・
初めて買ったエアロのアルバムです。ちょうど23年前の3月にタワレコ渋谷店で。
「Toys In The Attic」を買いに行ったのですが、間違えて買ってしまいました。
が、すごく思い入れのある1枚です。
思い入れを差し引いても、内容はいいですよ。
少なくとも最近のやつより全然いいです。
世間では駄作の烙印を押されていますが、一度聴いてみてほしいですね。