TOPページ(新形式)に戻るTOPページ(旧形式)に戻るENTHRONEDのページに戻る
CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。


(旧形式-更新停止)
TETRA KARCIST / ENTHRONED
このCDをamazonで探すstyle=border:none

2007年発表の7th。

タイプとしては、DISSECTIONやNAGLFAR辺りにも近い、メロディックなブラックで、
普通にギターソロも入れてくるタイプですが…それらのバンドと比べると、メロディは
やや薄い代わりに、ブラストを重視した展開でブルータリティに優れ、第六感に
働きかけてくるような、スピリチュアルなカルト性・暗黒性も兼ね備えている作風ですね。
ブックレットのジャケットは蠍が描かれてますが、ほんと聴いてると毒が回ってきそうになります(笑)。

やはりこのバンド、ベテランだけあって展開が上手いですよね。特にブラストの使い方・
聴かせ方が素晴らしい。音質はクリアながら、メジャーなバンドと比べて少しメロディが
引っ込み気味な代わりに、ドラムの抜け、特に金物の響きが良い…という感じなんですが、
この音でのブラストはめっちゃ気持ち良く聴こえます。ヴォーカルも鋭さ十分のがなり声で
時に声の伸ばし方に病的さが垣間見え、時にパーカッシブなキレの良さを聴かせてくれ、
かなり魅力のある声だと思う。

ただ、このアルバムを最初に聴いた時は、あまりインパクトが無い印象だったんですよね…。
特に特別な事・エポックメイキングな事をしていないからかもしれません。暫く間を置いて
聴いたら、クオリティの高さと、そこに潜むカルト性に驚きましたが…。メジャークラスの
質の高さと、アングラなカルト性の二兎を追う方に、特にお勧めのアルバム。
Usher-to-the-ETHER 2010年4月16日(金)19時8分

意見を書きこむ

意見内容

新規 修正(名前登録済の方のみ可能)
ボタンは一度だけ押してちょっと待ってね!