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DEMONOIR / 1349
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2010年発表の5th。

前作で見せた、ファストブラックからアンビエント寄りのブラックへの変化は、
ブラック好きの間でも賛否あった(というか、見る限り否定的な意見も多かった)ようですが、
今作はFrostの豪速ドラムを軸に、それに絡む、時に音の壁を構築するようなヘヴィさや、
時に流麗さすら感じるテクニカルさを感じさせつつ、悪霊じみたメロディのトレモロを
挟むギターワークという、3rdまでのアンサンブルが大分戻って来た感じがありますね。
速いだけでなく、体感速度の速さやテンションの高さを感じさせる、Frostのドラミングは
やはり最高。ブラックのドラマーの中でも、「ロックしてる」人だと思います。

ただ、曲間にダーク・アンビエント的な小曲を挟む構成、トレモロリフが(3rd以前より)
少し減り、オールドスクールさの強くなった曲調、バンドサウンドに僅かに絡められた
サンプリングなどにより、前作で追求した粘液質な邪悪さを、ファストさを揺り戻しながら
今作でもまた追及しているという印象。語りを交え、もがき苦しむようにがなったり、喉が
擦れるような絶叫をしたりと、表現力の上がったRavnのヴォーカルも、邪悪さの追求に
かなり貢献してますね。相変わらず鋭い声で素晴らしいです。

個人的には、KEEP OF KALESSINやINFERNAL WARなど同様、非ブラッカーのメタラーにも
聴いて欲しい作品。特にこのアルバムは、豪速で絡み合うギターリフとドラミングには
メタルの本質ともいえるアンサンブルのかっこよさが息づいてると思うし、それに加えて
ブラック特有のカルト性も強く感じられる。多少音質に癖はありますが、ある程度メタルを
聴いた人がブラックに入るにもうってつけの作品なんじゃないかと思います。
Usher-to-the-ETHER 2010年5月13日(木)19時39分

リリースから一ヶ月弱たってようやく手に入りました。。。
待ったかいがありました。

Usherさんも書かれているように、前作のアンビエントっぽい路線と今までのファストブラック路線があわさった内容になっています。
前作でガッカリした方も今回はいけるのではないでしょうか?
アンビエントっぽさはいらないと思う方もいるでしょうが、個人的になかなかオモシロい音楽性だと思います。
ドラムの音は、ミニアルバムや1stみたいに軽くなりましたが、Frostは相変わらずヤッてくれます。

Ravnのヴォーカルは邪悪極まりないです。個人的には1stの頃みたいに喚きまくってる方が好きですが。

個人的にかなりの名盤だと思います。
・・・が、1stのRiders Of The ApocalypseやLiberationみたいなスラッシーで2ビート使いまくりのハッチャけてる曲も聴いてみたかったです。

ちなみに買うなら3曲入りのボーナスディスクの入ったデジパック版をオススメ。
Morbid Angel、Exodus、Bauhausのカバーが収録されてます。
GOD 2010年5月22日(土)12時15分

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