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蔦からまるQの惑星 / 筋肉少女帯
正直なところ、最初は「後半が弱いかなあ」と感じていました。
6曲目以降が前半と比べてミドルテンポなのが原因なのかもしれません。
そんなわけで冷静に曲を評価することができませんでした。
しかし、少し時間をおいて6曲目から聴いたら「実は後半の曲の方が味わい深いのでは?」と思えるようになりました!
もちろん「家なき子〜」「爆殺少女〜」などもかなり良いですが、一番好きなのは「捨て曲のマリア」かも・・・。
前作はストレートに押し捲るサウンドでしたが、今作は横に世界観を広げた感じがします。
やはり筋少は特別なバンドだと改めて感じさせられる1枚です。
傑作、もしくは異色作!
この作品は筋少復活からの三部作完結編だそうですよ
大槻さんがずっとやりたかったジャンル、
「ファンク」要素が強いアルバム。
ライブを想定して、観客がコーラスに参加出来るような
曲が多いのも、筋少がライブ・バンドである事を
メンバーが自覚しているからだと感じます。
また、サポート・メンバーの三柴さんが
編曲に参加しているのではないか?
と、感じる曲も多々ある。
(例えば、「爆殺少女〜」の唐突な終わり方等。)
前半はいつもと同じような感じで「ついに筋少もネタ切れか・・・」と危惧した(5は名曲だが)。
しかし後半から俄然良くなる。ポジティブかつファンキーな曲調で新境地を感じさせる出来。
再結成後3枚では一番大人しいアルバムだが、
多かれ少なかれ後期筋少の延長線上にあった前2作と違い、
新しい路線を開拓した記念碑的アルバム。
最近ちょっと離れてたけど、やっぱり筋少は凄いバンドです。