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OM / NEGURA BUNGET
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2006年発表の4th。
この人たち、相変わらず鬼すげぇ…。

一言で言えば、民族的なメロディのトレモロリフや、民族楽器を使用したパーカッシブな
リズムを取り入れたペイガン/フォークメタルに、厚みがあり、神秘性を感じさせるキーの
導入や、ギターノイズの音質や、楽器の聞こえる位置など音像の操作、SEの挿入などの
アンビエント・ブラックの要素を合わせた音楽性、と言えると思いますが…普通のバンドは
メタル要素が希薄になったり、アンビエント要素が効果音的な使い方に過ぎなかったり
する事が多いんですが、彼らの音楽性では両者が不可分一体であるのが凄い。

しかも、叙情的で、凍てつくようなトレモロリフの響きや、それだけに特化すれば十二分に
特徴となりうる豪速ブラスト、パーカッションに奥行きのあるキーが合わさった時に生ずる
魔的な雰囲気などを聴くと、どちらかだけでも質の高いものを作れる気がするんですよね…。
それが、両者を高めあうように組み合わさっているのだから、凄いのは当然かも。

聴いていると、深く暗い森に誘われていき、気がつけば澱んだ空の異次元に紛れ込んで
しまったような錯覚を覚えさせる作品で、メタルとして優れていながらアンビエント的であり、
またメディテーション音楽のような趣のある音だと思う。因みに、私が買ったのは中国盤で、
ボーナストラック2曲と、訳詞・解説付き。まずルーマニア語もちゃんと訳しているところが
素晴らしい。日本盤って、英語じゃないと横着して訳詞書かないことが多いですからね…。
そもそもこの作品自体、日本盤出てないですからね…クソっ、妬ましい……。

日本も、優秀なメタルバンドの開拓とか頑張って欲しい。中国に負けてちゃ駄目です。
Usher-to-the-ETHER 2010年6月8日(火)21時33分

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