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FILTHY NOTES FOR FROZEN HEARTS / LACRIMAS PROFUNDERE
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2006年発表の7th。

このバンド、以前はデス色が強かったらしいですが、今作は後期SENTENSEDや、HIMに近い
聴きやすくロック色の強いゴシックメタルを演ってます。個人的にSENTENCEDやHIMは、
「なんでゴシックなのに普通に歌うんだ…ゴス特有のナルな美意識はどこ行った!!」と
ヴォーカル面でかなり不満があったんですが…このバンドは低音でナルシスティックに
歌い上げており、その不満を見事に解消してくれてます。V系にも近いテイストですが、
V系でここまで低音で歌い上げられる人はなかなかいません。
ああ、Versaillesもこれくらい歌が上手ければなぁ…。

ただ、ヴォーカルは大きなアドバンテージがあると思うんですが、肝心の曲の方は
SENTENCEDの方がいいなぁ…と思わなくもなかったり。この手の聴きやすいゴシックに
ありがちですが、均質的に質が高くて、逆に起伏に欠けて聴こえてしまう感じ。
一聴しただけで、聴き手ごとのアルバムの山場や、それぞれの曲についてのウリを
語れるくらいになるような、インパクトがあればもっと良かったんですが…
こういうバンドにそれを言うのは酷かもしれません。
いくら聴きやすいとはいえ、ポップス並になったら元も子もないと思うし。

普通に洋楽ロック好きに勧めてみたい作品ですが…Voが魅力的とはいえ、やはり更なるフックは欲しい所。
Usher-to-the-ETHER 2010年6月11日(金)19時22分

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