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SINGLE TICKET TO PARADISE / HEARSE
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2009年発表の5th。
限定盤はライブ5曲(+α)、PV1曲、フォトギャラリーを収めたDVD(PAL方式)付き。

【CD】

メロデス的な煌びやかさと、ブルージーな泣きを込めて弾きまくるリードギター、
基本グルーヴィながら時折デス本来の(或いはブラック的な)禍々しさを強く垣間見せるリフ、
泥臭いデス&ロール的なグルーヴで、自然と体を動かしたくなるリズム…と、安心して
いつものHEARSEブランドが楽しめます。2曲目のラッパ風コーラスや、7曲目の中間の
インスト部など、メロデスを代表するようなバンドでは演らないであろう、味のある
展開が聴けるのも、個人的にはポイント高いです。

そして我等がJohan Liivaは今作でも頑張ってます。
いつものドスの聴きまくった咆哮からハードコア的な地声交じりのがなり、ARCH ENEMYの
3rdで見せたような激情を込めたデスヴォイス、地声が全く分からなくなる程の歪み声…
果てはノーマルヴォイスによりメロディを歌ったり、ゴシックなムードの中で語りを
入れたりなど、今までの活動の集大成とでも言うべき力の入れよう。一枚を通じて、表現力の
高さを見せ付けてくれます。ただ、色々な表現方法を試すヴォーカルも相まって、全体的に
前作よりも暗黒風味が減衰してる感があるのが、気になると言えば気になりますが…。

しかし、ARCH ENEMYのレビューではJohanを支持する声も根強いというのに、
発売から結構経った今まで、この作品のレビューが投稿されていないというのは一体…。
他の作品のレビューも、まだ多いとは言えないですし。ARCH ENEMYのブランドに
こだわらないのであれば、メロデス好きなら試してみてもいいと思うんですが…。
表現方法は違えど、こちらも質は素晴らしく高いですよ。

【DVD】

漸くPAL方式が見れる環境が整ったので視聴。
まず驚いたのは、Johanがかなり長身である事。以前のアー写と比べると大分逞しくなってる
印象もあるし、メタルのフロントマンとしてかなり存在感があると思う。ちょっとした見栄の
切り方とか、体が大きい故に凄く様になってる。パフォーマンスもスタジオ盤以上で、
特に冒頭のデス声での高笑いとか、「コンテンプレイション!!…りゃりゃりゃりゃりゃ」の
タイトルコールとかが、個人的には痺れるポイントでした(笑)。「Dominion Reptilian」
なんかは、オリジナルでのサビ部分のヴォーカルエフェクトが無くなり、生々しくなってる分
ライブ版の方がかっこいいと思う。

でもJohanのステージング、メタルヘッドとして貫禄のあるパフォーマンスの中に、
時々アングラ劇の演者みたいな、妙な動きが入ってる気がする(笑)。格好も黒尽くめ
(しかも漆黒じゃなく濃い灰色っぽい)の長袖で部屋着みたいだし、ライブ終わったら
ホテルの部屋でその格好のまま寝れそう(笑)。ライブハウスであの格好は暑いと思うんですが、
髪で顔半分隠してる事も多いし、肌を見せるのが嫌いなんでしょうか。
正直、Johanに好意的でない人が見たら「怖い」と思うのは無理ないかな…とも思う。
私は動いてる彼が見れるだけで嬉しいですけど。

Johanとは対照的に、半袖、半ズボンで昇天寸前の恍惚とした表情でギターを弾きまくる
Mattias、笑顔でグルーヴを刻むイケメンMaxなど、他のメンバーのパフォーマンスも見所。
しかし、このライブ見てると、エクストリームメタルバンドとは思えないくらい、
優しそうな面子が揃ったバンドですよね(笑)。打ち上げとかで酒呑んで暴れたりとかしなそう。

他にもセピアの風景とバンドの演奏を組み合わせた「Sundown」のPV、およそデスメタラーには
見えないレコーディング時のJohanや、無駄にセクシーな(笑)イケメンMaxの寝姿、
ライブ風景などを収めたフォトギャラリーもあり、ボーナスというには盛り沢山過ぎる内容。
V系ならこれで4500円とか取りそう(笑)。
ただ、「Sundown」のPVは冒頭でJohanが口を閉じてるのにシャウトが聴こえたり、
微妙にチープ。ファッションはライブ時より普通にかっこいいんですが。
Usher-to-the-ETHER 2010年6月15日(火)18時40分

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