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FACEMELTER / Y & T
13年振りの新作。2010年発表。
Y&T史上、最高傑作だと思う。
アルバム単位で言えば、最高傑作に異議なし!です。
待った甲斐のある極上のHRアルバムです。
古い曲ばかりに期待した過去のライブとは異なり
実現するであろう再来日では、このアルバムからも
沢山プレイしてもらいたいですね!
I'm Coming Homeで大合唱したいです!
良い意味で非常にY&Tらしい仕上がりです。
ファンが期待している路線とアーティストのやりたいことが一致し、
しかもそれが単なるノスタルジーではないという、ホントにいいアルバムです。
あえて隙間が見える音作りをしている部分も、過剰な装飾・作りこみに疲れてしまう自分には気持ちが良いものです。
ライブが楽しみ!!
ソロ・アルバムもあったし、来日公演もあったしで、それほど間が開いた印象はなかったのだが、実際は13年ぶりの
リリースだというY&Tの新作アルバム。再結成後の前2作が余りパッとした出来栄えではなかったので、今回も然したる
期待は抱かずに購入、漫然とCDデッキにセットして聴き始めたのだが・・・これが良い、非常に良いのだ。
往年の必殺メドレー“FROM THE MOON"〜“OPEN FIRE"の流れを思い起こさせる①②の
ドラマティックな展開を聴いただけ、完璧にハートを鷲掴みにされてしまいましたよ。
FRONTIER RECORDSと契約を交わしたことが奏功したのか、本作は良い意味で「開き直り」が感じられるというか、
原点回帰の姿勢が終始徹底されており、前述の①②以外にも、名曲“FOREVER"+“MIDNIGHT IN TOKYO"
といった趣きの⑦、“I BELEIVE IN YOU"ばりにデイヴ・メニケッティのGが泣きまくるバラード⑧、
“MEAN STREAK"風味のシャープなGリフが踊る⑩等の楽曲を筆頭に、その作風はY&T全盛期の作品群を彷彿。
(ジャケット・アートワークもジョン・ディスミュークスが手掛けているし)
それでいて、年月を経て一層の表現力を獲得したデイヴのエモーショナルでソウルフルな歌声とGの腕前が、
このアルバムに現在の彼らならではの魅力を付与しており、決して単なる過去の遺産の焼直し作品には堕としていない。
不満と言えば、レオナード・ヘイズの不在と重厚感に欠ける音作りのくらいなもので、従来のファンは勿論のこと、
若いメタル・ファンが聴いてもきっと何かしら感じるものがあるであろう力作。来日公演が今から楽しみだ。
2010年、13th(多分)。
曲はシンプルかつ粒ぞろい。
その上、…というか、だからこそ際立つデイヴ・メニケッティのエモーショナルなギター。
ホント気持ちよく弾き切っている、特にソロではココぞとばかりに。
もひとつ忘れちゃいけないのが、その歌。
何気に彼の魅力は、その歌声、歌い回しにもある。
やはり、そのシンプルな曲をカッコよく聴かせる。
I'm coming home…。
聴きようによっては、彼の長年のファンに対する宣言のように聞こえる。