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THE FIRST TO DIE / DEATHLIKE DISSONANCE
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2009年発表の自主制作1st(7曲30分弱)。
メンバーがアメリカ国籍、日本在住という経歴に何となく惹かれて購入。

ブラック特有の摩擦係数の高いリフや、寒々しいリフを疾走に乗せたり、アトモスフェリックな
キーボードにより妖しい雰囲気を演出したり、メロデスにも通じる泣きの強いギターメロを
入れたりなど、メロブラに典型的な要素も多く盛り込んでますが、時折ブラックには珍しい
レイドバックした(ように聞こえる)リフとリズムの絡みがあったり、割と癖の強い作風。
高音絶叫、エフェクト掛けた咆哮、語りを使い分けるヴォーカルはなかなかかっこよく、
特に高音絶叫は聴いていて小気味良さを感じるくらい、伸びのある歪み方で素晴らしい。

ただ、音質ははっきり言って悪いです。音が小さい上に、音を上げても各楽器の音に迫力は
感じられない…粗いでも汚いでもなく、純粋にしょぼい音という感じ。この音質のせいで、
ツーバス連打が頬を撫でる程度の迫力に、レイドバックしたアンサンブルが退屈に
聴こえてしまってると思う。プリミティブ性や、RAWさを変な風に解釈してしまってるのでは…
意図が解りやすい分、ILDJARNやDARKTHRONEの方がよっぽど「良い音」であると思う。
少し「タメ」を重視しすぎな曲展開とも相まって、劇的さが殺がれてしまってるような気がします。

現時点では、Voに魅力を感じつつも、ちょっとマニア向けかな…と思う。
クリアにするにしろ、逆に汚くするにしろ取り敢えず音質を変えて欲しいです。
Usher-to-the-ETHER 2010年6月19日(土)20時50分

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