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SIGNS / RACHEL MOTHER GOOSE
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2006年発表の3rd。

ギターやキーボードのクラシカルな速弾きが鮮烈な印象を残すメタルですが…
様式美を掲げるバンドの中でも「クラシカル」の濃度が非常に高い音、という印象。
メンバーは様式美メタルだけでなく、クラシックにも傾倒しているのではと思います。
ギターやキーのメロディに「格調の高さ」「品の良さ」が出てる気がする。ギターや
キーの独壇場にならず、アンサンブルを重視した演奏や、時にプログレッシブと
表現したくなる変化に富んだドラマティックな展開も良いですね。

ただ、歌謡メタル志向は薄く、歌モノとして聴くには少し物足りないかも。
歌メロは鮮烈な印象を残す曲もあれば、そうでない曲もあり質にバラつきがある感じ。
全体的に最近のバンド(ドラガやLIGHTBRINGERなど)に多い歌謡曲志向の歌メロは少なく、
普通に古いハードロックにありそうなメロディが多いです。ヴォーカルはハスキーな声質で、
普通に上手いですが…今一つマイクへの声のノリが良くなく、結果パンチに欠ける印象も。

私にとっては一長一短のアルバムですね…。
歌のメロディがギター/キーボードと同じくらい扇情度が高ければもっと良かったですけど。
Usher-to-the-ETHER 2010年6月24日(木)19時19分

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