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WRITTEN IN BLOOD / SOULREAPER
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2000年発表の1st。
3曲目「Satanized」はDISSECTIONの前身バンドSATANIZEDのカヴァー。

DISSECTIONのメンバーが在籍という事で購入しましたが、DISSECTIONが寒々しいリフで
疾駆するメロブラだったのに対し、こっちは粘着質な禍々しさや泥臭さを感じさせる、
ドロドロとしたリフを中心に展開するデスメタルで、基本的には全くの別物。なんですが、
タイトル曲など時々DISSECTIONっぽさを感じる部分もしばしば。また、同郷のHEARSE程
露骨ではないにしろ、リズムにロックンロール(ハードコア?)っぽいノリの良さがある
パートもあり、それがドロドロした中にある種の軽快さを感じさせる要因になってますね。

何気にこのバンドの音を他の一般的なデスメタルよりも魅力的たらしめているのは、
ヴォーカルのChristofferの貢献が大きいような気がします。基本的には典型的な
デスメタルの咆哮ながら、時にタメを効かせてみたり、語尾を大絶叫したり、呪術めいた
低音を使ったり、ブラック的な粘着質な絶叫をしたりなど、歌の中に起承転結を設けて
いるようなパフォーマンス。曲自体デスにしては結構展開が多めですが、彼の
パフォーマンスで更に劇的な作品になっているのではないでしょうか。

DISSECTIONを抜きにしても、なかなかの良盤だと思います。
ネームヴァリューに惹かれて買っても、デスも行けるなら損はしないはず。
Usher-to-the-ETHER 2010年7月4日(日)0時14分

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