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BLACKJAZZ / SHINING (NORWAY)
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2010年発表の5th。

KEEP OF KALESSINやENSLAVEDのリリースで知られるIndie Recordingsからのリリース、
国内の音楽雑誌EURO ROCK PRESSでカラーページにレビュー掲載、海外のメタル雑誌Terrorizorの
企画で(ENSLAVEDの)Ivar氏がお気に入り(?)に挙げるなど、既に非常に話題になっている作品。

確かにこれ、話題になるだけの事はあって、ある意味凄い作品に仕上がってますよね…。
ハードコアのフィーリングを持ってテンション高く叫び散らすヴォーカル、ジャズ特有の
細かく刻みリズム、プログレメタルの複雑なリフ捌き、ブラックメタル的な歪みを伴うリフの音色、
不穏さ、アヴァンギャルドさを強く感じさせるノイズ・インダストリアル要素…など、
本来バラバラの方向を向いたパーツを「しっちゃかめっちゃか」というキーワードで強引に
纏めた、針の振り切れたイカレたメタルという感じ(笑)。

「しっちゃかめっちゃかさ」を確かな知性と高度な音楽性で表現したようなアルバムなんですが、
センスのないミュージシャンがジャズや前衛要素を取り入れようとすると、頭でっかちになって
しまうこともままありますが…この作品は「ここまでスノビズムから離れた音楽は珍しい」と
いうくらい、そういう要素を感じさせませんね。ぶっ壊れた展開は分裂症的、パラノイアックとも
言えそうですが…雰囲気的にはもっとファニーな感じ。派手に楽しく阿鼻叫喚なアルバムです(笑)。

Wikiを見ると、このバンドは元はアコースティックの四人組ジャズバンドだったらしいんですが、
そういう面影は全くありませんね(笑)。万人が聴いて「刺激的」に感じるアルバムだと思うので、
チャレンジャーな方は是非。個人的には、こういう知性的でイカレた、ハイテンションな音楽って大好きです。
Usher-to-the-ETHER 2010年7月4日(日)20時28分

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