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LAWLESS DARKNESS / WATAIN
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2010年発表の4th。
Terrorizer誌で満点を獲得するなど、既にプレスからは非常に高い評価を得てますね。
発売前のリスニングパーティでは、雑誌記者に杯に入った血を飲ませようとしたとか(笑)。

前作と比べると少し音質のシャリシャリ感が強くなってますが、作風に大きな変化はありませんね。
相変わらず真性ブラックの邪悪さ、メロブラの甘美さ、ファストブラックの攻撃性を兼ね備えたような、
エクストリームメタルとしての質の高さと、ブラックの真髄を聴かせる事を見事に両立させた作風。
この手のブラックではONDSKAPTやOFERMOD、AZAGHALなども非常に良質な作品をリリースしてますが、
これを聴いて、WATAINは一段上の高みにいるな…と思いました。

個人的に、凄みを感じる理由としてはアンサンブル、特にドラムが素晴らしいからだと
思うんですよね…時にファストブラック以上のテンションで畳み掛け、時にプリブラ以上の
陶酔感を生み出し…それらを、ヴォーカルラインやリフ捌きとしっかり連動させているのが凄い。
空気を読みつつも場を支配している、みたいな感じ。このアンサンブルのお蔭で、ある意味
躍動感のある音像に仕上がってるんですが…その躍動感が、「得体の知れない暗黒が脈動する感じ」
にまで繋がっていると思います。

ヴォーカルのドスの効いたがなり声、長丁場もダレさせずに聴かせるインテンスなリフ捌き、
毒々しさや邪悪さに甘美さも混じった漆黒のメロディなど、前作からの美点もしっかり
引き継ぎつつ、DISSECTIONの「ReinkaΩs」にも通じるどす黒い躍動感を、メロデスに
接近する事無く取り入れたような作風だと思う。演奏時間は80分(ボートラのDEATH SS
カヴァー含む)と長いですが…集中して聴くとあっという間。嘘だと思うなら、是非腰を
据えて聴いてみてください。ここまで緊張感ある80分はなかなか無いですよ。

もしかしたら、2000年以降のブラックメタルでは、FUNERAL MISTの「Salvation」と並ぶ、
クラシックな名盤と言える作品になるかもしれません。前評判の高さは伊達じゃないですよ。
Usher-to-the-ETHER 2010年7月13日(火)14時26分

私が初めて聴いたWatainのアルバムです(同時に3rdも購入しましたが)。

さて、その内容ですが、まず気になったのはドラミングです。
非常に多彩で動きのあるリズムを叩いており、ある意味では大変元気なドラミングです。
また、ギターサウンドに関しても、極めて凶悪なヘヴィネスとダークネスを展開させるものですが、
随所で色気のある(毒毒しさもあるが)メロディアスなギターも聴かせます。
このような要素が交じり合い、暗黒と混沌が渦巻く邪悪で重厚な世界を演出しています。
つまり、非常にアグレッシヴでエクストリームな(喧しい)作品でありながら、
しっかり聴かせようともする器用な仕上がりなのです。

各曲では・・・と、いつものように紹介するのはやめておきましょう。
なぜなら、どの曲も高い質を持った比べがたい曲ばかりなのですから。
(強いて言うなら、リフが魅力的な③や、プログレッシヴな⑩が特に気に入っています)

ブラックメタルとしてだけではなく、エクストリームメタルとしても非常に高いレベルでまとめられた作品です。
ランニングタイムも1時間を超える長さになっていますが、
あまりの濃さと緊張感に最後まで聴かざるをえない圧倒的な存在感を持った傑作です。
寝坊メタル 2010年9月7日(火)19時19分

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