TOPページ(新形式)に戻るTOPページ(旧形式)に戻るAVSKYのページに戻る
CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。


(旧形式-更新停止)
MASS DESTRUCTION / AVSKY
このCDをamazonで探すstyle=border:none

2007年発表の1st。

ぶっちゃけ、ONDSKAPT、IXXIのAvskyのバンドだと思って購入しました(笑)。
実体は全く別の二人組みだったんですが、これが思わぬ良盤。

路線は、一言で言えば毒の効いたメロディを乗せたオールドスクールなブラック。
ミディアム中心のリズムにはどこか「気怠さ」が漂っているような雰囲気で、それがWATAINや
ONDSKAPTに通じる毒々しさに、更に壊れた感覚を加えたグロテスクなメロディと凄く
マッチし、独特な空気感を生んでると思う。毒が体に回り、強烈な倦怠感と共に視界が
グルグルと回っているような感覚。当然「ダルい」音という意味ではなく、聴いていると
毒々しさに意識が朦朧としてくるような音。

その毒に染まった音の中にあって、一際異彩を放っているのがヴォーカル。
(BURZUMの)Count風悲痛絶叫、(SILENCERの)Nattramn風裏返り悲鳴、(SHININGの)
Kvarforth風苦悶がなりなどを使い分け、更に吸血鬼系ホイッスルヴォイスや噛み千切るような
凄絶なグロウルまで使いこなす、強烈なパフォーマンスの演者。演技力も含めた、表現力は
かなりのものですが、その全てが「近寄りがたくて気持ち悪い」方向に向けられてる感じ(笑)。
最近の表現力の腕を上げたAttila Csiharと張れるレベルの高さだと思う。

しかし、FUNERAL MISTやSHINING辺りからスウェーデンの闇はどんどん深くなってる気が…。
最初はDISSECTIONやNAGLFARなど、メタルとしてまともなバンドが多い印象だったんですが(笑)。
Usher-to-the-ETHER 2010年7月22日(木)0時44分

意見を書きこむ

意見内容

新規 修正(名前登録済の方のみ可能)
ボタンは一度だけ押してちょっと待ってね!