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THEM CROOKED VULTURES / THEM CROOKED VULTURES
'10年のデビュー(?)盤。
Nirvana/Foo Fighters、Led Zeppelin、Queens Of The Stone Ageのツワモノが揃い、それぞれの特色がものの見事に浮き出た作品となりました。デイヴのパワフルなドラム、ジョン・ポール・ジョーンズのベースがグルーヴを生み出し、ジョシュの気だるいボーカルがQOTSAのトリップ感を醸し出しているといったところで。
しかし、これが「それぞれの才能/カラーのぶつかり合い」とも、ましてや「互いに譲り合い」とも思えません。むしろ、3つのバンドの音楽性が重なり合う部分を上手いことぐっと掴み取ってみせたような。しかもその掴み取って見せた部分が、ストレートにカッコいいロックンロール。
ロックンロール(HRであれそんなにハードでない曲であれ)のノリが好きな人は、それぞれのバンドを詳しく知らなくても楽しめると思います。
リズムセクションの名前を見たら、興味を持たざるをえないよね。
駄曲がないのが良いね。並の作品が束にかかっても敵わない。
このメンツならもう少しできなるな、とも思う。それは伸びしろともいえる。
Dave Grohlにはバランスを無視するぐらいに叩いて欲しいし、
さらに良いリフを繰り出す等。
もう二・三作品作ってくれれば、更なるケミストリーが期待できそうかも。
【こういう人は聴いた方が良いかも】
・リフ主体のロックが好きな人
・「Dave Grohlはドラムを叩いてくれ!」と思う人
・どちらかというと、HRよりHMが好きな人
・飛び抜けた二、三曲よりも、アルバム全体の出来を重視する人