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DIO / JORN
ヨルンは誰が聴いてもウマい。声もよければ、歌える曲の幅も物凄く広い。
その声質から(歌える曲に関しては)不器用に思われることもあるようだが、非常に器用なシンガーである。
さて、本作は、タイミングとして結果として追悼盤という扱いになりがちだが、これは「病床にいるロニーに対する激励と尊敬」を示したかったアルバムであると思われる。
感傷的になって聴いてしまうとこのアルバムの本質は見えてこないが、トリビュートアルバム良くありがちな「この曲も入れて欲しいなぁ」的な消化不良があることも事実。「DIE YOUNG」とか、ヨルンの声で歌ったらかっこいいって、きっと。
でもね、「KILL THE KING」は勢いがあって、これはこれで良かったですよ。
しかし、このアルバムを何度も聴くのであれば、ロニーのオフィシャルで発売されているアルバムは全て持っている私としては、オリジナルを聴く。
そういうアルバムである。
貶しているので決してはない。ヨルンは偉大な「上手い」ヴォーカリストである。
しかし、ロニーの様に、夢のような世界を見せてくれる「深い」ヴォーカリストではない。(上手さだけでいえば、人によってはヨルンに軍配が上がるかもしれないけどね)
ところでトニー・マーティンよ、サバスの曲を多めに入れたロニートリビュートを作ってくれ。
きっと、素晴らしいものができるだろう。
HEAVEN & HELLの最後の活動では、ぜひトニーも使ってあげてよ。