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ELLIPSE / LOVE LIES BLEEDING
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2004年発表の4th。

タイプとしては、近年のSEPTIC FLESHやHOLLENTHONに近い、キーによる異教的・神秘的で
スケールの大きい暗黒美を体現するようなメロディを世界観の枢軸とするシンフォニック・ブラック。
フルオーケストラと共演したSEPTIC FLESHの「Communion」辺りと比較すると、多少音作りは
チープ(特にドラムの音が微妙)ですが、メロディの質自体は負けていないと言えるし、
生オーケストラへのこだわりが無い分よりアレンジのフットワークは軽いと思う。

ストリングスやクワイアによる、狂熱に浮かされたような非日常的なメロディを中心にしつつ、
エレクトロゴシック的な電子的な音やアトモスフェリック・ブラック風の空間的なキーも使用し、
また違ったベクトルからも異世界的な雰囲気を演出するアレンジ能力はかなり高いと思う。
スローミドルに重厚なリフと、チャーチオルガンを絡めた展開はSKEPTICISMなどの
ドゥームメタルを想起させたりも。…これで、質のいいB級バンドみたいな音質さえ何とかなれば…。

余談ですが…私は何故かこのバンド、ギリシャ出身だと思ってたんですよね…SEPTIC FLESHや
ROTTING CHRISTを引き合いに出して、「やっぱギリシャのバンドは異教的な雰囲気の演出が
上手い」という論調でレビュー書こうとして、いざ素性を調べたらフランス産でした(笑)。
…という訳なので、フレンチブラック以外にもギリシャ産のブラックに注目している方も
気に入るかもしれません(笑)。
Usher-to-the-ETHER 2010年9月7日(火)1時6分

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