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A DEAD POEM / ROTTING CHRIST
1997年作の4thアルバム。
Rotting Christの作品としては最も「ゴシック」に寄った時期の作品で、
全編に渡ってシンセサイザーが使われ、一部でクリーンヴォイスが登場するなど、
アトモスフェリックでメロディアスなダークメタルが展開されています。
また、アコースティックギターも使われており、明らかにメロディを意識した作風です。
それゆえにアグレッションやスピードは抑え気味で、ミドルテンポ主体になっています。
ただ、それが完全に無いわけではないし、Rotting Christ特有の怪しさや、
しつこさを感じさせる部分もあるので、"らしい"作品ではないでしょうか。
各曲では、硬質なギターリフで始まる①、Moonspellのフェルナンド・リベリオがクリーンヴォイスで参加したゴシカルな②、
美しいギターメロディを聴かせる⑦、アコースティカルでメロディアスな⑩あたりがお勧めです。
この時期の彼らを代表する作品で、野蛮さは控えめですがこれはこれで聴き応えのある作品です。
なお、私が持っているのは2枚組みのもので、Disc2はレーベルのサンプラーとなっています。
購入するのであればこれがお勧めです。
寝坊メタル 2010年9月10日(金)20時23分