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THE OBSIDIAN CONSPIRACY / NEVERMORE
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メンバーのソロ活動やら病気療養やら色々あって、前作『THIS GOODLESS ENDEVOR』から5年の間が空いて
発表された7thアルバム。(プロデュースはSOILWORKのピーター・ウィッチャーズが担当)
スラッシーな疾走感が薄まり、ミドル・テンポの楽曲中心で固められた作風は『THIS GOODLESS〜』に比べると
ややパンチに欠ける印象なれど、そうした地味めな仕上がりの本編に鮮烈な彩りを加えてくれるのが、
ソロ活動を通じて一層の表現力を身につけたウォーレル・デイン(Vo)とジェフ・ルーミズ(G)の存在。
ドスの効いた曲調を突いて、突如ジェフの美しいGソロが噴出する②なんて、まるで全盛期の
アレックス・スコルニックの如きだし、ミドル・チューン⑥⑦において、妖しく憂いに満ちたメロディを
見事に歌い上げるウォーレルの堂々たる歌唱も、仮にNEVERMOREが解散してもソロ・シンガーとして
十分食っていけそうな程の説得力を有している。
そうした両雄の凄味が如何なく発揮された、メランコリックなヘヴィ・バラード⑤、劇的且つ
ダイナミックな曲構成が光る⑨、ツインGを始め、全パートが雪崩を打って畳み掛けてくる
アルバム・タイトル・トラック⑩は、本編のハイライトと言うべき名曲でしょう。
スピードが落ちた分、NEVERMOREの優れたメロディ・センスがよりクローズアップされた感のある1枚。
火薬バカ一代 2010年9月13日(月)21時46分

test
naosuke 2010年9月17日(金)12時42分

失礼しました。
本作は熟成されたカレーの如きアルバムですね。作って2〜3日後のカレー。
作った直後のパンチの効いた味もいいですが、やはり全ての味が落ち着き深いコクのあるあの味は格別。
楽曲はどれも無駄な雑味を省きタイトにして印象的(キャッチー)。そして過去最高にバラエティーに富んでいるのに過去最高に統一感があるという相反する要素を同居させた貴重な作品だと思います。
そういった意味でも最高傑作と称していいのではないでしょうか。
私にとっては彼らの作品の中では唯一、曲を飛ばさずにアルバム通しで(アルバム単位で)楽しめる作品です。
過去の作品の多くはセカンドギタリストの手による楽曲が混ざってましたが、本作は全ての楽曲を主要メンバーのみでジックリと作った成果がまざまざと反映されているといった感じです。
Gtは、ソロ作の勢いをそのまま引き継ぐ過激なプレイで攻めるか!?という期待をあえて裏切るかのような緩急をつけた味わい深いソロで酔わせ、Voは、ソロ作を通過し更に成長した表現力でシンプルかつスローな楽曲にも耳を捕らえさせることに成功している。リズム隊は相変わらずセンス良くも堅実にまとめている。
そして、サウンドメイキングは前作と同じアンディスニープを採用しているにもかかわらず、Gサウンドが明らかに良くなっている(前作はやや粗かったが)。
というわけで全ての要素が最高レベル。
疾走曲が少ないことから第一印象こそ地味に感じるかもしれませんが、これこそ正にスルメ盤といったところか。いや、スルメ盤というほど地味でも複雑でもないな(苦笑)。
とにかく“このアルバムを聴け(複数回)!!"
naosuke 2010年9月17日(金)13時31分

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