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IN THE ABSENCE OF LIGHT / ABIGAIL WILLIAMS
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2010年発表の2nd。

はぁ…仕方ないですよね、前作からSorceron以外のメンバーが全員代わっちゃったら…。

ひたすらに一貫して派手でシンフォニックなブラックメタルを提供していた前作に比べると、
今作は大分落ち着いた感じですね。まずキーがかなり引っ込み、ギターリフ中心の音作りに
なった事、トレモロリフ以外に刻みリフや泣きのリードフレーズも多用しだしたこと、
ミディアム中心の展開になったことで、前作よりも「メタリック」になった印象があります。
人によっては、この落ち着き振りを「成長」と捉えられるのかもしれませんが…。

私も、変化の結果前作よりもスリリングな作品になっていれば、諸手を上げて褒めていたと
思いますが…。このバンド、前作は派手さで気になりませんでしたが、「引き」のパートが
上手くないんですよね…それ自体も、その使い方も。そのせいで、なんだか全体がダラダラ
してしまっている感じ。ヘヴィで上質な音作りも「耳が疲れる」、展開重視の作風も、
「いや、別にここでミッドテンポのパートとか入れなくて良いし」とか思ってしまう…。

2曲目の悪魔の大群が勝鬨を挙げるような邪悪なトレモロや、6曲目のブラック好きを
熱くさせる疾走なんかを聴くと、センスが無いわけではないと思うんですが…。
なんか、成長を通り越して、金太郎飴的に作品を作り続けるベテランバンドの一番地味な
アルバムみたいな、妙な煮え切らなさがある作品。1stが派手だっただけに余計そう感じる。

「このCDを買え」なのに、批判意見ばっかりでごめんなさい。でも我慢できませんでした。
サンクスリストにANSURを2回書いてる位だし、Sorceronも相当テンパってたんでしょう(苦笑)
次作では、1st以上に聞き手に衝撃を与えるような、強烈なテコ入れが必要かも…。
Usher-to-the-ETHER 2010年9月15日(水)23時6分

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