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BRUTAL ARCHITECTURE / ROCKET SCIENTISTS
96年発表の2nd。
LANA LANEでの活動で知られるエリク・ノーランダーが率いるバンド。
叙情的なサウンドを目指したのだろうが、曲に起伏がなくこれといった特徴がない。
79P
このアルバムは素晴らしい。ドライな空間をうまくつかいつつも
幻想的な空間を導き出すシンセサイジングなどのアレンジは非常に
成功を収めたと思う。上記にもあるように曲の起伏がもっとつけば、
聴き応えの強いアルバムになったであろう。全体的なサウンドメイクはいいし、
曲の作りも複雑でかつ良いメロディを生み出している。
LANA LANE参加の「STARDUST」も名曲だと思う。
3136 2002年11月23日(土)18時38分
地味、というかジャケット通りの灰色の薄い霞がかかったような味気なさは否定できない。
が、タイトル曲や、ラスト3曲(ボーナス除く)連続する歌ものの浮遊感はイギリス系の
音として楽しめると思うが……(カリフォルニアの人でしたっけ、本人は)。
とはいえ、やはりインスト・バンドから始まったからか、サウンドメイキングを楽しめないと、
アルバム全体を通して聴くのは辛いかもしれない。
タイトル曲の歌詞に出てくるような、昔の小道具的な概念SF(数学者が作った異次元な家が
ネタ。原作は知りませんが……書いてくれよタイトル)にあるような人工的なのに湿った、
コンクリ建物ばっかりの区画の朝霧の匂いのような空気感は、後の作品では薄れてくる。