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ペテン師と空気男 / 人間椅子
1st〜4thの主要曲とシングルのカップリング曲を収録した初期人間椅子の集大成。
ギターの和嶋氏によるライナーノーツも入っている。
走れメロス!
シングル以外ではここでしか聞けない、大予言収録。
このためだけにでも買う価値アリ。
ジャケットいいですよねぇ。
江戸川乱歩満載!っていう感じで。
キワモノ扱いされているのが、悲しいよね。
でも、そこがあなたのいいところ、だったりもする。
他のジャパメタとは明らかに違う何か、があるんだけど、それが何か?と考えてもよくわからない、という不思議なバンドですね。
このベストで聴けるレアソングは、どれも聴かなきゃ損です。
「走れメロス」は軽快なインスト。「大予言」は鈴木氏の面白ソング。
和嶋氏のライナーノーツも非常に貴重だし、解説も参考になります。
歌詞カードに載っていた鈴木氏と和嶋氏の関係が面白くて、何度も読み返しました。
ベストアルバムとして入りきらない位に名曲が沢山ありすぎる。
一枚目から四枚目までの楽曲とシングル等を厳選した1994年にリリースしたベストアルバム。このCD購入のきっかけは1990年以降のグランジ・オルタナブームによるオーソドックスなHM/HRバンドの米国市場による粛清によって、メロディを大切にしたバンドが皆無となり、また自分好みのバンドが幾度となく強引な路線変更等により、HM/HRに対する失望から好みのサウンドを血眼になり探していた時期に出会った作品です。彼らの存在時代は知っていたし、まともに音を聴いた事は無いがネガティブなイメージしか当時は持っていませんでした、でも無駄にダウンチューニングをし不釣合いなダーク路線を貫く似非サウンドを聴くくらいならと軽い気持ちで購入。これがズバリ成功でした。和製ブラックサバスの名に恥じないブリッティッシュ然とした世界観と日本文学に根ざした土着的で陰鬱な歌詞が見事に合致して独自の音楽性を披露している、個人的にも夢野久作や江戸川乱歩の小説を読んだことがあるので、彼らの歌詞は興味深く耳に刺激を与えてくれる。彼らに音楽性とは別の感情を抱いている人も少なくはないだろうが、TVショーによる作られたキャラだったイメージを捨てて聞いてもらいたいですね。オーソドックスなブリッティッシュHM/HRと津軽三味線的な音階が個々まで融合するとは思いもしなかった。やはり音楽は情報だけではなく音なんだと改めて思い知らされた一枚ですし、随分と救われた名盤だと思います。彼らに興味を持ったならばまずはこのアルバムをオススメします。