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GUTTER BALLET / SAVATAGE
SAVATAGE6作目であり、バンドの最高傑作。
アルバムタイトル曲は絶品でイントロのピアノ、リフすべてがかっこいい。
今は亡きクリスのギターもアルバム随所で凄まじい泣きのフレーズを連発しています。
特に、②〜③〜④の流れは素晴らしい。
ジョンのヴォーカルは癖があり、好みが別れる所かもしれないが、楽曲がよく練られ
とてもドラマチック。ジョンのピアノも楽曲のドラマ性を高めてくれます。
次作「STREETS : A ROCK OPERA 」も名作だが、どれか1作と言われればやはりコレ。
クリス・オリヴァの泣きまくり、歌いまくりのギターがとにかく素晴らしい。その一言に尽きます。
アルバム全体のトーンはあくまで“静"だと思います。ジョンのVoは時に情熱的に感情を迸らせることもありますが、楽曲からはどことなく冷たいような淡々としたイメージが強いです。ここまで静のトーンでありながら非常にドラマティックで、他に類をみない傑作だと思います。
中でも②“Gutter Ballet"は個人的にはHM史上最もドラマティックな1曲だと思います。静かなピアノから入って徐々に盛り上がっていく様はまさに感動の一言。
ジョン・オリヴァがヴォーカルをとっていた作品ではこれが一番いいと思う。
また、クリス・オリヴァのギタープレイもこの作品が一番好きかな。
②、③、④の流れもさることながら⑥、⑦、⑧でジョンが吼え、クリスのギターが縦横無尽に駆け巡るのを聴くと「これぞSAVATAGE、この兄弟がいてこそのSAVATAGE」と思わざるを得ない。
バラードの⑩も素晴らしい。
このアルバムの完成度は傑出している。曲順からして全く隙がない。
哀感を滲ませながら、飛翔し地を駆け巡るクリス・オリヴァのギターと、ジョン・オリヴァの効果的なピアノと暗闇でメラメラと燃える青白い炎のようなヴォーカルとが両輪となって一枚のアルバムのドラマをグイグイと引っ張っていく。
聴く度に心が熱くなる、名盤中の名盤。
↑のみなさん同様SAVATAGEの最高傑作と思います。
ミドルの曲でしっかり聴かせてくれます。
十分にメロディアスなんだけどヘヴィ(音質のことじゃなく)。
ダークでドラマティックな質感は彼ら独特のものがあります。
タイトル曲は一聴の価値あり!
ただジョンの声がちょっと爬虫類的なハイトーンなので気になる人は駄目だろうな。
今後のSAVATAGEの路線を決定付けた'90年発表のドラマティックな名盤。
このアルバムの売りはなんと言っても美しくドラマティックな超名曲「GUTTER BALLET」だろう。
個人的はこの1曲だけでアルバムを買っても損はしないが、風変わりなベース・リフの「OF RAGE AND WAR」、ジョンの慟哭のような歌唱が胸を締め付ける「WHEN THE CROWDS ARE GONE」、美しいギター・インストの小作品「SILK AND STEEL」、アグレッシヴな疾走曲「SHE'S IN LOVE」、壮大でドラマティックに展開する「HOUNDS」、劇的なオープニングの正統派ナンバー「THE UNHOLY」、心の琴線に触れるような感動的なバラード「SUMMER'S RAIN」等も捨て難く、いわゆる捨て曲というものは見当たらない。
クリス・オリヴァの官能的なギター・プレイも堪能して欲しい。
「GUTTER BALLET」の一曲だけでも買いですな。
最高!!
それはさておき当時和田誠氏は"ガッタ-バレット"と読んでいて政則氏にばかにされていました(笑)
次作も好盤ですが、彼らの中ではこれが最強なアルバムです。
ダミ声が苦手な自分にとって、他の作品に比べJ・オリヴァが唄っている(?)のがポイント高しという理由からです。
上手く表現できませんが、Vo/メロディ/ヘヴィさなど感性ギリギリの限界点がこのアルバムだったと思います。どの要素もこれ以上・・・になったらアクが強すぎて、当時これほど好きにはならなかったと思います。(現在ではもうちょっと厳しいのもイケると思いますが)
超有名な②はもちろん必須ですが、HMのかっこよ良さが全て詰まったファストナンバーの⑧や一般的には無名に近い④⑩を聴いて是非涙して下さい。(C・オリヴァのGも泣いています!)
全篇が“劇的"そう呼ぶに相応しいアルバムです。
これは完成度が高いと思います。ボーカルがメガデスのムステインに歌い方と声質が似ていると思いましたが、曲はこちらの方が正統派でオペラ的だと思います。初期の作品より中期の3枚は絶妙に良い。ピアノにメロディアスなギター、最高です。
中期の3枚とはガッター・バレエとロック・オペラとエッジ・オブ・ソーンズです。この3枚あれば完璧である。その後の作品はこの3作に比べるとかなり落ちます。それはクリス・オリヴァのギターがないからである。逆にこの3作以前のアルバムは聴かないほうが身のためかも・・・音質悪いし、リズム隊が軽すぎる。マニアなら買っても損はないが。ただ入手も困難だと思います。ファーストとセカンドあたりならまだ買っても損はない。
雑誌等ではSTREETS A ROCK OPERAが高い評価ですが、個人的には今作が最高傑作。
確かにアクの強さで評価が分かれるバンドですが、静と動の対比が素晴らしく、徐々に劇的に歌い上げる様は感動的。
・・・昔(僕のHM/HRの師匠だった)CD屋のお兄さんが、
「もし “この1曲のためにこのCDを買え ! " という薦め方をしてもイイのなら、そのうちの1枚がコレだよ。」
と教えてくれたアルバム。
その『1曲』は、タイトル・チューンの②「Gutter Ballet」。初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。
89年発表の作品というコトで今聴くと少々古臭いし、ヴォーカルもややクセがあるのですが・・・ 重厚且つ荘厳な名曲です。
目まぐるしく劇的な曲展開がこの作品の売りで、④「When The Crowds Are Gone」⑦「Hounds」なんかも巧みに“聴かせる"イイ曲。
これぞ正に、正統派・ドラマティックHM。大好きです。
サイドGとしてクリス・キャファリーが加入。いよいよ陣容が整い、格調高いピアノの調べが
アメリカのバンドらしからぬ「気品」を演出する、クラシカルでドラマチックなヘヴィ・メタルという、
SAVATAGEならではのサウンド・スタイルを確立するに至った、'89年発表の5thアルバム。
ガツガツと引っ掛かり気味に力強く刻まれるリフ、劇的且つダイナミックな曲展開、かなり好き嫌いの分かれる
癖の強い声質ながら、起伏に富んだメロディをシアトリカルに歌いこなすジョン・オリヴァのVo、
バンドの要でもある、たっぷりと「泣き」を含んだ欧州風味満点の繊細なプレイで、アルバム全編に豊かな潤いを
もたらすクリス・オリヴァのGといった要素が、高いレベルで見事に融合を果たした楽曲の数々は、まさに唯一無二。
レコードで言うところのA面にドラマチック路線、B面によりへヴィ・メタリックな楽曲が並ぶ構成の本作だが、
やはりハイライトは前者。パワー/スラッシュ・メタル時代の面影を色濃く残すヘヴィ・チューン①こそ
ややテイストが異なるものの(でも良い曲)、SAVATAGE史上、いや、メタル史に残る超名曲として名高い
アルバム表題曲②に始まり、オーケストレーションをフィーチュアしたクラシカルなインスト曲③、
悲哀に満ちた前半から、希望に満ちた後半へと劇的に展開していく様が圧巻の名曲④の盛り上がりを経て、
アウトロ的小曲⑤で幕を閉じるその構成の素晴しさは、言葉を失うほどのドラマ性の高さを誇る。
勿論、クリスの華麗なGプレイを伴った、静と動の対比が見事な⑦、胸締め付ける哀メロに彩られた、タイトルからして美しいバラード⑩を
収録したB面パートも、捨て曲なしの充実度で最高。ただ、CD用ボーナス・トラックの⑪は蛇足だったかな。(悪い曲ではないが)
SAVATAGEのアルバムに名盤は多いが、彼らの最高傑作として1枚挙げるなら、間違いなく本作を推す。このCDを聴け。
初めて聴いた感想はアメリカのバンドにしては随分と欧州的な抒情性を持つバンドだと思いました。美しいピアノで始まるタイトルトラックの②などを聴いた時は驚いたものです。Voジョンのシアトリカルな歌唱に好悪が分かれるでしょうが、この劇的な構築力を誇る楽曲の数々に驚嘆しました。このアルバムからサヴァタージ風の様式美の世界が始まるのですが今アルバムが彼らの代表作なのではないでしょうか。ヘヴィな①神々しいまでに美しいメロディと構築美が昇華した②壮絶な泣きのギターとオーケストラをフィーチュアした繊細なクリスのギターが泣ける③パワーバラードの④刹那に美し泣きのインスト⑤疾走ナンバー⑥静と動のコントラストが絶妙な⑦メロディアスなギターリフが印象的な⑧ドラマティックなバラード⑩と最後まで素晴らしい楽曲が続きます。このオペラを思わせる華麗なる世界に是非足を踏み入れて欲しいですね。
失恋船長 2007年11月23日(金)14時46分