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SCREAMING BLUE MURDER〜DEDICATED TO PHIL LYNOTT / BLUE MURDER
1993年12月の日本公演を収録したライヴアルバム。
トリオ+Keyという編成でアルバムに比べ、音に厚みが欠けるのは仕方ないとしても
「殿」ならではの粘りのある独特のプレイがライヴ音源で聴けるのは嬉しい限り。
ヴォーカルも思ったより無難にこなしている。
実際の演奏曲順、曲数とは若干の違いがあるののの、オープニングの"Riot"
(日替わりで"Cry For Love"だった)はどうかと思う。
やっぱり"We All Fall Down"でツカんで欲しかったし、"Thunder And Lightning"も
収録して欲しかった...というのは贅沢か。でも、アコースティック・ヴァージョンの
"Save My Love"はオリジナルの方が良いね。
「フィルに捧ぐ」ということでTHIN LIZZY時代の曲も入っているが、
何と言っても山場は"Still Of The Night"。
アルバムどおりの本人によるプレイは圧巻の一言。
確かに音が薄っぺらいのは何とも歯痒い。実際のライブではそうじゃなかったのだろうけど、商品化されると浮き彫りになってしまうのは致し方ないかな。
でも、自分が過去在籍したバンドのナンバーを色々演奏しているのはそれなりに楽しめます。どーせならTOPも演っちゃえばよかったのに。(笑)
〜フィルに捧ぐ〜とは?
彼には悪いがフィルの精神を受け継ぐにはあまりに荷が重いのは確かだし、今の彼にフィルの幻影を見ることは決して有り得ない。
それが例えLIZZYのナンバーを演奏していてもだ。
この後THIN LIZZYとして元メンバーを集めてツアーを行っていたが、これを「前向きな姿勢」と捉えたいし、決して「集金ツアー」とは思いたくない。
今後彼には胸の内で「フィルに捧ぐ」精神を持ってプレイしてもらいたいし、それを活字にしたり、ましてやLIZZYを名乗ってツアーなんて・・・。
この時点での「ジョン・サイクス・ベスト」といった選曲で、ファンの
裾野を広げた(かもしれない)アルバムで悪くはないんだけども、演奏
にはあまり1stのときの来日公演のような「スリル」と言うか「あやうさ
」と言うか、「おいおい、どこへ行ってしまうんだよ」というあぶない
感じがないのが物足りない(なにしろ初来日のときは、酔っ払いながら
演奏していたからなぁ。だからこそかもしれない)。まだ当時はやんち
ゃ坊主って感じがまだ残っていたけど、この2ndアルバムでのツアーの
ジョンはすっかり丸くなってしまった感じだったからな。演奏にもそれ
が表れている。THIN LIZZYにはファンの多くはあまり思いいれがないの
が、ツライところでもある。Valley Of The KingsやOut Of Love等の1st
の曲を演ってくれたほうが喜んだんだろうけどね。
このアルバムも凄く好きなんだけど。
自分もこの時のLIVEの選曲に不満があった。というかチョイ残念。
1stから重厚なやつやって欲しかった。それにしてもSEX CHILD
を一度でいいからLIVEで聞きたかった。。。
それにTHIN LIZZYの曲はやめて欲しかった。LIZZY被れで将来
大丈夫かと思ったら今案の定だし。
収録曲数少ないよ〜。
COLD SWEATやDANCIN'〜、PLEASE〜、STILL〜を入れるのは別にかまわないけど(好きな曲だし)、もっと入れるべき曲あるやんか。
「フィル・ライノットに捧ぐ」っていうサイクスの気持ちもわかるが…
いや、これってかっこいいライブなんよ。
それだけにもっとオリジナル曲やってほしかった。
このライブ盤はけっこう良いと思った。しかし、もう少し曲を増やして欲しかった。特に、「BLUE MURDER」からの曲をもっとねぇ。それでも、彼の歌うPLEASE〜とかは意外に好きだし、COLD〜とかも違った意味で楽しめる。ただ、STILL〜だけはカヴァデールには太刀打ちできてないな、と思った。それでも、ダグとレブの二人がやったこの曲より、「本物」が一人でやった方がやっぱ様になってると感じた。そういう意味でも、ジョンサイクスはすごい!
「フィル・ライノットに捧ぐ」という副題のように、ブルーマーダー正規のライヴ盤というよりは企画盤的な色合いもありますが。
でも、大雑把だけど代表曲はだいたい演ってるし、ジョン・サイクスのギターが好きな人にとっては充分楽しめる内容だと思います。
ブルー・マーダーの曲以外にもリジィ「コールド・スウェット」「ダンシン・イン・ザ・ムーンライト」、
ホワイトスネイクの「スティル・オブ・ザ・ナイト」、ソロ名義の「プリーズ・ドント・リーヴ・ミー」もやってるし、どれもいい演奏。
だけどジョンってなんでここまでフィル・ライノットにこだわるんですかねー。
挙句の果てには再結成ツアーまでするとは、ジョンが在籍してたのなんてほんの数年間なんだし、本家シン・リジィのファンの人はどう思ってるんでしょうか…
'93年の来日公演を収録したライブ・アルバム。
メンバーはジョン・サイクス(Vo,G)を始め、マルコ・メンドーサ(B)、トミー・オスティーン(ds)、ニック・グリーン(Key)。
結構、厳しい意見も出ているが、個人的にはジョン・サイクスという人間にあまり思い入れがないものの、彼がこれまでに参加したバンドやソロからのベスト選曲的な内容は十分に楽しめる(さすがにTIGERS OF PAN TANGの曲は演っていないが)。
インプロヴィゼーション溢れる演奏もスタジオ盤を凌駕しており、ライヴでろくにアルバムの音を再現できないバンドには爪の垢を煎じて飲ませたいほど。
終盤のジャム・セッションが秀逸な「RIOT」、コーラス・ワークの再現もバッチリの「CRY FOR LOVE」、THIN LIZZYの超名曲「COLD SWEAT」、マルコのベース・プレイが素晴らしい「BILLY」、ジョンの歌唱が素晴らしい「SAVE MY LOVE」、軽快なテンポが心地よい「JELLY ROLL」、ライヴでも勢いを失わない「WE ALL FALL DOWN」、現代に蘇る感動的な名曲「PLEASE DON'T LEAVE ME」、歓声が凄まじい白蛇の超名曲「STILL OF THE NIGHT」、最後はフィル・ライノットに捧げる「DANCIN' IN THE MOONLIGHT」。
完全収録で聴いてみたいと思わせる素晴らしい内容だ。
殺戮の聖典 2004年10月9日(土)11時29分
音質が悪いのは残念だけど、凄さは十分に分かる作品。ジョンが風邪を引いているということで声が多少つらそうだけど、それでも十分出ています。
コレも最初から最後まで飽きないアルバム。むしろライブということを考えると物足りない。
バンドとして結構状態は良かったと思う。映像が見たいっす!!
最近出たジョン・サイクス名義の「BAD BOY LIVE」でもそう思ったけど、この人よくこんな難しいリフ弾きながら歌えるな〜って思う。確かにシンガーとしてはフィル・ライノットやデイヴィッド・カヴァデールに比べると存在感は薄いかもしれないが、ライブでの再現性という点で言えばカヴァデールあたりよりもサイクスの方が優れてると思う。しかも、ギターを弾きながら。
本業のギターはやはり最高にかっこいい音出してるしやっぱりギタリストとしては超一流であると感じる。白蛇の「STILL OF THE NIGHT」なんて、そりゃカヴァデールのボーカルには敵わなくてもそれを補うだけの素晴らしいソロを繰り出している!!!
あと、個人的に大好きなバラード「SAVE MY LOVE」のしっとりバージョンが入ってるのもポイント高し。
シン・リジィのフィル・ライノットを追悼して発表されたライヴ・アルバムです。
とにもかくにも圧倒されるのはギターを弾きながらあれだけ歌ってしまうサイクスのプレイです。
素晴らし過ぎます。
ライヴでもパフォーマンスが全然落ちませんね。
ヴォーカルもいいし、それ以上にギタープレイは素晴らしい。
ビブラートをたっぷり効かせた色気のあるプレイが大好きです。
マルコ・メンドーサのベースプレイも面白いな〜。
非常にいいライヴアルバムです。