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TO MEGA THERION / CELTIC FROST
CELTIC FROSTはマイナーですが、VENOMとタメ張れる位の人たちでした。
共通点としましては、ルックス最悪、ジャケット最悪、おまけに超ダミ声。
演奏は決してうまくないし、スピード感も一切ございません。
しかし、この陰鬱な音楽はハマる可能性ありです。
デスメタル好きの方は歴史を知るために聴くのもありじゃないかな。
INTO THE PANDEMONIUMと合わせて、私的にはお勧め。
追伸、この人たちもあのハロウィンとおなじNOISEレーベルです。
ジャケットいい感じじゃないですか(あくまでも、デス、スラッシュとしては)。エイリアンのH.R.ギーガーだし。
不吉な空気を醸し出すシンフォニックな要素等、今のデスメタル、ブラックメタルの原点。(とえらそうなことを言っても、探し続けていたのですが国内盤が無くて、輸入盤も1年ほど前にやっと手に入れたのですが)
私のヘヴィ・メタル・アルバム・ジャケのトップ10内にはランクされると思うこのアルバム。
仰々しいまでのオーケストラを導入したオドロオドロしたところや、サタニックなサウンド、吐き捨てタイプのVoなど、その後のスラッシュ/ブラック/デス・メタル・バンドの多くに少なからず影響を及ぼした点では、まさにカリスマ的存在である。彼らのサウンドは、この作品をピークにヘヴィさや、アグレッションが薄れていきました。
確かにジャケットは凄い。バンド名なんかもで美しいんだかなんだかわからない。リフなんかもよくここまでセンスのあるもんつくれたなーと思う。あとボーカルが低めに「ウッ!」って叫ぶ(?)ところが頭に残る。あんまり聞かないもんね「ウッ!」なんて。スイスって凄い国なんだなー。
ボクとしては前作MORBID TALESの方が魅力大だが、前作よりもよりアグレッションが強く、独特の閉塞的なギター&ベースに圧倒されるところが大きな魅力。
ジャケのアートワークが素晴らしく、異様にサタニックな空気がプンプン漂ってます。
吐き捨て型ヴォーカルもカリスマ性を発揮しててとっても濃いですね。
単にアグレッシヴなだけじゃなくって、音と音の間から何ともいえない匂いが漂ってきますね。
この匂いは他のバンドにはない彼ら独特のもの。
これを聴くと彼らが後続のバンドに多大な影響を与えたというのが頷ける。
サタニックとかデス/ブラック系の元祖というのを抜きに単純にスラッシュとして聴いてもかっこいい。
こもった音質のリフがかっこいいスラッシュの名盤。
ジャケに惹かれて買ってしまった。
ゴリゴリな正統派HMだと思う。そして邪悪な雰囲気を醸し出している。ただ、B級(ってゆうかイモ)っぽくて、イマイチハマれなかった。一聴しただけじゃ曲の違いが分かりにくいし。個人的には「かっこいい!」とは思うけど、「最高!」ではなかった。
しかし、影響を与えたという意味ではスゴイアルバムだろうし、重要なアルバム。
5150 2003年12月18日(木)20時47分
最初はNOISEから出てたので、メロパワかと思ったがよく見たらこのバンドのロゴがあったんですぐ気づいた。このバンドは最近知って(といっても四年前・・・ 年齢ばれるかも)どんな感じか知りたく購入。自分の中ではスラッシュだが、若干その他のバンドとは雰囲気が違った。冷酷な魔術師の呪文のようにおどろおどろしい世界があった。他の人がブラックの元祖の一つに挙げる訳がわかった。ただ、音圧は薄いが自分のはリマスター盤なので結構音質はいい。鬱蒼としたものが好きなひとはぜひ。
彼らの2ndアルバム。
Tomasの吐き捨てVoもより個性的になった感じがする。
相変わらず単純なリフでストレートな曲なのに、格好良すぎ!!
最近になってようやくこのアルバムの面白さが分かってきた気がする…。
つーか、かなりの名盤です。
一度好きになり始めると、止まらなくなるなりますね。
うぅっ!
気がつくと、風呂場で「うっ」と言っている自分がいる。
世の中にこれほどまでに「うっ!」が似合うオトコがいるだろうか。
小一時間くらい考えました。
…他にもいるような気がしましたが、やっぱりトム・G・ウォリアーの「うっ!」は格別です。
ギーガーの"Satan I"のジャケがステキすぎるCELTIC FROSTの傑作(1985年リリース)。
根底にR&Rがある彼ら独特のスラッシュがとにかくかっこいい。
しかし何ですかね、裏ジャケのマーティン・エリック・エイン。
大丈夫でしょうか。
"circle of the tyrants"は後にOBITUARYがカヴァーしている。
さぁ皆さんもご一緒に、「うっ!」
最近買いましたが完全にヤラレました!
こんな偉大なバンドがスイスから出てしまった所が凄い!
陰鬱な世界観は圧巻です。
芸術の匂いすら感じさせる楽曲、アートワーク 全く隙がありません。
「メタルはスピードが命」なんて考えていた私の浅はかな考えを軽く
覆してくれたアルバムです。
タミオッチ 2006年3月11日(土)13時36分
スピード感こそないですが、後のブラック・メタルに影響を与えた作品としては素晴らしい内容だと思います。
基本はスラッシュ・メタルですが、要所要所でオーケストラのメロディを取り入れたりと今のブラック・メタルを彷彿とさせるフレーズを仕様するあたりは流石といった所でしょうか。
サタニック・スラッシュ・メタルの歴史的名盤です
MONOTHEISTでCELTIC FROSTを知って、後のデスやブラックに影響を与えたっつう事でこの作を手にとってみましたが、
特別速いわけでもなく、リフもすごいシンプルなんだけど、
カッコイイじゃあないですか。
ダークでヘヴィ、時に怖いくらいのサウンドに、トムの吐き捨てヴォーカルが乗っかり、
何か得体の知れないカッコよさが生まれてる気がする。
やっぱこれだな、「うっ!」(笑)。
カズチン 2006年10月22日(日)21時56分
Mega Therionとはあのアレイスター・クロウリーの自称(ここでミスター・クロウリーなんて歌ってはイケマセン)。マーティンいわく、「我々のホーリー・グル」だそうな。ちなみにTherionとはギリシャ語のテーリオンで、新約聖書ヨハネの黙示録に出てくる獣のこと。MonotheistのSinagoga Satanaeにもちょうどその部分のラテン語が歌詞に使われている。
それはそうとして、今聴けば特徴的なリフをもつ普通のスラッシュなんだけど、出た当時ではやっぱりとってもアヴァンギャルドだった。こんなこと書いている私はその時は全く評価不能だったです。我が身の不明を恥じます。ともあれ、まさか日本で生で聴ける日が来るとは。いやはや、感無量。
85年、2nd。
数年前、どこかのスレで「初めて見ましたが凄いジャケですね」と上のKamikoさんに言ってた頃が懐かしい。
アグレッシヴな曲より、個人的には「DAWN OF MEGGIDO」「NECROMANTICAL SCREAMS」といった真っ黒黒で重苦しく壮大な曲に惹かれた。
小難しいことは一切してないけれど、説得力十分。
ヘヴィーメタル界のダークヒーロー。惚れる。
推薦度:★★★★
よく覚えてなくって申し訳ないがヘルハマーの進化系だったっけ?ヘルハマーは本当につまらなかったし、1stもVENOMの亜流だったが・・・このアルバムで孤高のサタニック・カリスマ・バンドになった。当時は「お・お・遅い・・・」とTHRASH仲間と喜んでましたよ。この独特のオリジナリティはなんなんだろな?数年前に再発CDを購入したんだけど、やっぱり変わってる(笑)このムードは硬派で特殊でなんか聴いてる自分が「男を分かってる」感じでいいんだよなぁ。決して安易に速さに走らないトコがたまらない感じでした。雰囲気一発勝負な暗黒的勝利の一枚。最強!!
アンダーグラウンド・シーンの「魔王」&「先駆者」的存在として尊敬・畏怖の念とともに語り継がれ、また昨年の衝撃的な新作発表で奇跡の復活を果たした伝説的バンドです。
(80年代)初期ブラック・メタルのイメージというと、その「粗さ」と「荒さ」が災いして一種イロモノ的扱いをされかねない向きも無きにしも非ずでしたが・・・
彼らに関しては、その徹底したグロテスク(?)な前衛的先進性で以って、このジャンルの新たな可能性を開拓・追求した立役者的存在と言えるでしょう。
このバンドはアルバム毎に微妙に作風が変わるのですが、その中でもこの作品は彼らの代表作と断言出来る(ある意味「アート」の域に達した)一枚です。
スピードを抑えつつもスラッシーに刻まれるリフと唸り搾り出すようなヴォーカルとが織り成す、まるで中世魔導書のように如何わしくも深淵な、ケイオスティックに広がる独特の音世界。
間口が狭いというか聴き手を選ぶ(とても万人受けする代物じゃないです)濃い口な灰汁の強さはありますが、ソコいらの凡百のバンドでは太刀打ち出来ない凄味・迫力とカリスマ性に満ち溢れています。
もしもこの魅力にドップリ嵌まってしまったなら・・・ 抜け出せないです、ホント。
1stの流れを汲む荒削り無愛想スラッシュではあるけど、オーケストラが加わったりと次回作での大化けの片鱗が見られます。オーケストラといってもあまり厚みのある音ではないのですが、彼らの場合はその程よい粗さが不気味で良い。
癖になる吐き捨てボーカルと、さりげなくカッコいいリフも健在です。
最後にどうでもいい話。
裏ジャケのマーティン、メイクをしてなお顔の怖さが素のトーマスに及ばないって一体……。