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THE MAGICIAN'S BIRTHDAY / URIAH HEEP
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'72年、通算5作目。ジャケは前作に続きロジャー・ディーンが担当。
プロデューサーはおなじみGerry Bron。
本作は、幻想的なジャケが象徴しているように幻想的な装飾音が目立つ
メロディアス・ハード向きな音創りになっている。
HEEPと言えば、ケバケバしていながらもほのかな淡い音の質感をもった
この頃が最も印象的な時代と言っても過言でないほど、
本作はHEEP特有のサウンドを発信している。個性の強さが本作にはある。
それは、世評において本作を最高傑作と挙げる方がいることからもわかる。
コンセプチャアルなアルバムと捉える向きもあるが、むしろ前作の延長上で
創られたサウンドの成熟化が本作をおして秀作と評せしめているのだと思う。
幻想的なメロディアス・ハードの名作として推薦したい。




やまねこ 2002年9月5日(木)13時20分

実はHEEPのアルバムはこれしか持っていないので、このバンドについて正当な評価を下すことが出来ない。しかし、本作だけを評価するならライナーノーツで伊藤政則さんが書いているように「プログレッシヴ・ロックとハード・ロックの中間のサウンド」である。
ロックンローラー気質のプレイヤーによる幻想的なサウンドというか、奇妙な味わいが本作には存在する。8曲目のタイトルトラックは文句なしの名曲だと確信するが、それにしたってどこかが微妙に歪んでいる。それを美しいと感じるか醜悪と感じるかで、本作の評価も大きく異なろう。当然私は前者であるが。
ロジャー=ディーンのアートワークを見て、YESばりのプログレッシヴ・ロックを期待すると大いに肩透かしをくらう。だが、先入観に囚われないで聴けばこの奇妙は音楽は中毒性を持っている。はまるよ。
クーカイ 2003年8月2日(土)0時54分

彼らとしては初めて同じメンバーでの2作目ということになる通算5作目。前作DEMONS AND WIZARDSの延長とも言えるコンセプト・アルバム的な内容だが、MICK BOXによればこれはコンセプト・アルバムではないとのこと。しかし、テクニカルではないが前作同様メロディアスなハード・ロックで素晴らしい出来である。LOOK AT YOURSELFやEASY LIVIN'のようなスピード感のある曲は少ないが、ヒット曲SWEET LORRAINEが収められている。タイトル曲は10分を越える大作で、MICKのギターとLEE KERSLAKEのドラムのバトルが見事だ。見開きジャケットの内側に書かれたKEN HANSLEYのライナーノーツを見ても、当時のURIAH HEEPが最高潮であったことが伺える。DAVID BYRONのハイトーン・ヴォイスは凄まじく、GARY THAINのベースラインも冴えまくっている。名盤!
杉本 剛 2003年10月14日(火)20時38分

とにかく静のイメージが強いアルバムですけど、全体的にイギリスらしい程よい暗さと
湿り気、美しい旋律、優雅なハーモニー・・・。どれをとっても名盤なのです。
出来れば前作と一緒に聴いていただけると更に感動が広がるはず♪
柴が2匹(会社から) 2003年10月26日(日)23時12分

HEEPのアルバムを全部聴いたわけでは無いんですが (1st〜本作、Firefly、Sea of Lightのみ) 現時点ではHEEPで一番好きなアルバムです。

「魔の饗宴」 というおどろおどろしい邦題とは裏腹に非常に美しいアルバムです、前作 「悪魔と魔法使い」 よりも更にプログレ度が増しドラマチックになっていて、個々の楽曲の良さもさることながらアルバム全体を包む幻想的な雰囲気が絶妙でさりげなくセンスの良いアレンジが随所で聴かれます。

演奏もソロプレイよりもアンサンブル重視なのが個人的には好印象、このリリカルで繊細な音世界は即効性は無いかも知れませんがじんわりと良さが伝わってくるタイプの作品だと思います。
夢想家・I 2005年4月2日(土)9時35分

当初、ラストのタイトル曲と他1〜2曲は好きだったがそれ以外はあまり好ましいとは思わなかった。だからこのアルバムが名作と呼ばれていることに疑問をもっていた。
しかしその後年数が経ってみると、あれも良い、これも良いという具合に好きな曲が増えていた。慣れたからというのではない。曲が優れているのだ。
気付けば名曲、佳曲のオンパレード。やはり名作だったんだな。


ふじまる 2007年4月4日(水)20時32分

「サンライズ」から「魔の饗宴」まで、隙の無い、名曲ぞろいのお買い得アルバム。
UHを1枚だけ買うならこれでしょう。
CDのライナーには、多くのファンは失望した、と書かれているが、私は全ての曲が好きである。無論、「スウィート・ロレイン」も良いし、「スパイダー・ウーマン」も珠玉の一曲、というのは褒め過ぎか。
1956 2007年5月15日(火)14時51分

最高傑作その2。完成度は前作以上です。ハードロック特有の激しさは若干弱まっていますが、その分作品としてのクオリティは上がっています。
1956さんが読んだライナーの「多くのファンは失望した」というのは恐らく日本限定の話では?ヨーロッパでは今でもこのアルバムか前作が最高傑作とされています。
カルチョ 2009年8月12日(水)10時58分

僕のようにハードな音が好きな人は失望するでしょう。でも独自性を確立しようというバンドの心意気は評価するし出来は良い。ただU.HEEPを代表する作品とは思はない。
モブルールズ 2009年9月26日(土)6時32分

これも傑作。
オープニングナンバーの「Sunrise」のイントロは何度聴いてもゾクゾクしますね。
アルバムタイトルナンバーは10分以上の長丁場を飽きさせることなく、魅力的なメロディと圧巻のギターであっというまに過ごさせてくれます。
その他の曲もアコースティックギターを上手く活かしており、彼等だけの世界を構築することに成功しています。
メタルKEISHOU 2009年11月29日(日)10時5分

『魔の饗宴』なる物々しい邦題が付けられた、'72年発表の5thアルバム。
デビューから僅か数年の間に5枚のスタジオ・アルバムを制作し、しかもその何れもが
「捨て曲なしの名盤」と評されるに相応しい完成度の高さを誇っているのだから、
多くのファンがこの時期を「URIAH HEEPの黄金時代」と呼ぶのも納得が行くと言うもの。
特に本作は前作から1年足らずという短いスパンでレコーディングされているにも関わらず、
そのクオリティは無類。この頃のバンドの創作意欲がいかに神憑っていたか、良く分かります。
意表を突いてアコースティック・ナンバーで幕を開けた前作に対し、「これぞURIAH HEEP」たる壮大にうねる
OPナンバー①に始まり、妖しく不気味、それでいて華麗でドラマティックなプログレッシブな大作ナンバー⑧
にて締め括られる本作は、“EASY LIVIN'"のようなキャッチーな名曲こそ見当たらないものの、全編に満ちる美しい
哀メロの魅力と、オカルトをテーマとしたコンセプト作としてのまとまりの良さでは、前作を大きく凌ぐクオリティ。
掻き鳴らされるアコギとエレキの絡みが哀感を高める③、暗い泣きを纏ったヴァースから、
希望の感じられるサビメロへの展開にグッとくる④、そしてムーグ(テルミン?)のヒステリックな
音色が印象的な⑥といった楽曲を聴くにつけ、「前作より好きだな」としみじみと実感する1枚。
火薬バカ一代 2010年8月18日(水)21時28分

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