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THE SHAM MIRRORS / ARCTURUS
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本作は非常に意欲的に、当地(NORGE)シンフォ・ブラックGroup達のプログレッシブ的な手法を積極的に取り入れて、解りやすく美しいメロディーを配した、インパクトの強いアルバムと思います。プログレッシブ・ロックの手法を、ブラックメタル側から取り入れて昇華したと感じます。

デジタル的なアプローチが耳を引く1曲目から、テクニカルでかなりひねくれた、それでいて説得力のあるメロディーが立て続けに出て来ます。個人的には、1曲目(Kinetic)、4曲目(Collapse Generation)、7曲目(For to End Again)が気に入りました。7曲目の生ピアノの音色、ガラスのように透明でちょっと触れると壊れそうな、タペストリを思わせます。

懐の深さを感じさせる気がします。唯我独尊だった作品を出すと思われる(アルバムLa Masquerade Infernalを聴いてそう思いました)彼らにとっては、ひょっとしたら一番聴き手に近づいた1枚かも。2002年の僕的ベスト盤候補です。
KUZU 2002年9月7日(土)12時39分

凄い良いです。全曲気に入ってます。
4曲目なんか最高です。イントロのKEYがソワソワさせてくれる感じで良いッス。
冬はこれ無しには乗り切れない!
KILLERQUEEN 2003年8月19日(火)20時22分

Sverdがこれの後に抜けて、2003にGarmが抜けちまったんですよね。
残念……ではあるが、ここで終わる筈は無いので今後に期待。超ガンバレ。
isengard 2004年3月16日(火)8時20分

UlverのTrickster G(Garm)とMayhemのHellhammer等のブラックメタル界の
超大御所が参加したバンドの3rdアルバム。なんとEmperorのIhsahnまでゲスト参加!!
このメンツを見ただけでも「買い」と思ってしまう人は大勢いる事でしょう(笑)

音の方ですが、こちらの期待を裏切らない、というより期待を遥かに上回る勢いで良かったです。
まずヴォーカルですが、Ulverの1stを聴いた時からGarmの普通声は若いながらかなりの
上手さだと思っていましたが、ここにきて更に表現力を増しています。
Ihsahnを想起させるオペラティックな歌声のほかにも、奇術師をイメージさせるトリッキーな
ヴォーカルも披露してます…が、デス声は全く聴かれなくなってしまったのがかなり残念です
(唯一デス声入りの「RADICAL CUT」もIhsahnがVoを担当)。
ドラムは、今まで私が聴いたHellhammerが関わったCDの中では、
MayhemのGDOWと並んで最も音質の良い部類に入ります。海外のレビューを見ると、
このドラムの音質を「Crystal clear」と評してたりしますが正にそんな感じですね。
そして、このCDの宇宙的な世界観を端的に顕しているSverdの電子ピアノ、
この硬質な音色は生ピアノのそれよりも良いと思わされました。
全体的に見るとブラック的な要素はそこまで強いわけではないですが、
歌メロやピアノメロが美しくキャッチーなために取っ付きやすいにも関わらずアレンジは
複雑で聴き応えがあり、文句無しに超名盤といえると思います。

もし私が2002年のベストアルバム投票に参加していたら、
迷わずこのアルバムをベスト・アルバム・オブ・ザ・イヤーとかに選んでいたと思います。
っていうかこんな超名盤のレビューがまだ3つしか無いなんておかしいです。
という訳で、みなさん是非買って下さい(笑)
Usher-to-the-ETHER 2004年10月15日(金)10時40分

ブラックマニアだけがこのCDを聞くのはもったいなさすぎると思えるほどの超名盤です。
すっごいキラキラしていて美しいです。
それも凡百のシンフォブラのように、胸焼けしそうなくどさは全くありません。

冬の夜空を見ているような、寒いんだけど星々が凄く綺麗で目が離せないような…。
音楽に理解のある人なら聞いて損はしないです。

「超」名盤です。
ルリヲ・フルチ 2005年10月10日(月)21時23分

まさに神盤!
エルトポ 2005年11月22日(火)22時41分

02年発表の3rdアルバム。1stはメインギター、前作では多分ギターソロだけ弾いてたCarl-August Tidemann(G.)はもう参加しておりません。SkollことHuge Steven James Mingay(B.)は1曲のみ参加。・・・個人的にかなり悲しい。

2ndが好きだった私の第一印象は「普っ通ー!!」でして、シンフォニック・メタルとしての価値なんか正直どうでもええわと買って数年あんまり聴いてなかったんですが、改めて聴き返してみると、聴き易くはなっていますがシアトリカル・メタルとして優れている事に間違いない音楽だと思えました。

前作は個人的にダーク・シアトリカル・メタルと位置付けてますが、「ダーク」が抜けて「シンフォニック」もしくは「スペイシー」がくっついて、丸くなった感じかと。
前作と較べればそりゃ楽曲は普通にメタルっぽいですが、他のシンフォニック・メタル勢と較べるとかなり異常(プログレッシブ)な音楽だと思います。

デス声も1曲除いてないし、ブラック・メタルに偏見のあるメタラーに対して最初に聴かせる音として非常に優れているでしょう。参加メンバーもブラック界ではそうそうたるメンツですし。

でもこれはブラック・メタルではないですね。
前作は、滲み出る俗悪と発狂感覚が私のブラック・メタル魂を刺激したんですが、今作にはないです。ないから駄目だという意見を見た事はありませんが・・・。
mokusatu 2006年8月10日(木)2時43分

良いですね〜。GarmのクリーンヴォイスにHellhammmerの味のあるドラミングももちろん凄いですが、なんといっても一番の聴き所はSverdのキーボード。冬の星空を思わせるような美しく儚い音色です。
プログレ色が強いので、ストレートな楽曲が好きな方はちょっと戸惑うかもしれませんが、音質もクリアーだし、なんといっても美しいので、ブラックファンだけでなく全ての人に聴いてもらいたいです。
ただデス声耐性のない人は6曲目でビビるかも。(笑
GOD 2007年1月11日(木)15時54分

ブラックメタル云々を抜きにして
普通に名盤だと思う。
Dr.Strangelove 2007年5月3日(木)12時7分

3rdアルバム。02年作。輸入版のみ?

ARCTURUSの中でも一番の名盤との評価が多い一枚。
サウンド的にも楽曲的にも、非常にプログレッシヴさを確立しており、クオリティは高い。
前半を独特の混沌とした楽曲展開で魅せ、中後半より疾走パートで徐々に勢いを上げてゆく造りも面白い。
シンフォニック、デジタルサウンド両方の耳で聞け、
奥深さがあると同時に、聞きやすい旋律でリスナーの心を掴んで離さないのもなかなかに憎い。
2曲目「Nightmare Heaven」は、プログレッシヴな展開に独特のハイトーンヴォイスを織り交ぜ怪しい雰囲気満載、
6曲目「Radical Cut」では、EMPERORばりの濃密な疾走を聞かせてくれる。

ブラックメタルという枠に捉われない、アートなサウンドを求める際に。
鎖々薙 夜梁 2008年2月28日(木)21時27分

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