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NOTHIN' BUT TROUBLE / BLUE MURDER
1曲目の WE ALL FALL DOWN, 7曲目の SAVE MY LOVE, サイコウ!
WE ALL FALL DOWN
サイレンが鳴り響いて幕開けのオープニンナンバー
ラストのSHE KNOWSは個人的に好きだよ〜
'93年発表。2nd。
購入当初は、「随分ぬるいつくりだなー」と思った。1stに聴こえた独特の湿りや陰影が失せ、やたらと明るいつくりになっている気がした。
しかし、改めて聴き返してみると・・・。やっぱこれも名作だよ。③なんかサイクス節全開だし。⑦も良い。勢いのある①は勿論、Voを変えての⑥、それに⑨も名曲だろう。
こう考えると、本当にかえすがえすも惜しいな。2ndで空中分解してしまったのは。ドラムは上手い人なら誰でもいいから、トニー=フランクリンと再結成してくれないかな。BLUE MURDER。
1stが米国で売れなかった影響がモロに現れている作品。
キャッチーにすれば売れるかも、と言う良くも悪くも単純なジョンの
思考回路が透けて見える。
ただ、日本ではこの作風の変化は新しいファン層を獲得することに
成功し、ジョンをますます勘違いさせることになる(笑)。
日本で小銭を稼いだ後は相変わらず米国で重点的なプロモーションを
展開し、遂にGeffenから切られる。
この作品なら、ヨーロッパや日本以外のアジア市場にも切り込めた
だろうに…。勿体無い。
個人的には①③④が期待していたことの全てで、他の曲はほとんど
心を揺さぶらなかったが、この作品をジョンの最高傑作と推す人が
多いのは良くわかる。POP度はサーペンス・アルバスに近いしね。
1stは今もってヘヴィローになるくせに、なかなか聴く機会を失っていた2ndですが、
このHPに来てから、いろいろな方のソングレビューを見て、腰を落ち着けてじっくり聴いてみました。
やはりよい。ジョンはイイ。それを支えているのは他でもないフランクリン&アピス。
惜しい、実に惜しい、このラインナップ。望、再結成。
1stに愛着湧いたら是非2ndもご賞味を。
個人的にジョン・サイクスの良さってあんまりピンとこないので、ブルー・マーダーの1stも聴いててさっぱりでした。
ホワイトスネイクのサーペンス・アルバムは好きだし、殿のバラード・アルバムもけっこう良いなっては思うんですが、それは楽曲の主に歌メロの良さであって、ギターはあんまり印象に残っていなかったりも。
その上「PLEASE DO'NT LEAVE ME」はプリティ・メイズのカヴァー・ヴァージョンの方が好きだったり…。
そんな(ギタリストの)サイクス・ファンとはとても言えない私ですが、このアルバムは印象に残るメロディが多くて、悪くないなと思います。特に(4)「RUNAWAY」は泣けます。歌詞は痛々しいけど、中間のギター・ソロが少し優しい雰囲気っていうのがまた涙腺を刺激するんですよね。歌声も哀感を伴って、胸に迫ります。
1stと一転変わって少しキャッチーな感じだ。
多くのファンをガックリさせたと同時に新たなファンもかなり獲得したアルバム。
①はバラエティ番組の効果に良く使われていたし。ガックリと言っても1stが出来
過ぎであった為に、2ndはどのようなアルバムを出しても評価に関する運命が決ま
っていたのが哀しい。
1stと比べて自分が気になったのは何よりもジョンのVOのパワーダウン。。。
それでも週に一度はアルバム聞き返すのであった。。。CRY FOR LOVEが目的で。
1stとは全く違う雰囲気のモロにアメリカっぽいというかヴァンヘイレンっぽいというか
そういうジャケを見た瞬間、もしやサウンドも?そんな風に思いながら
いざ聴いてみると予想通り1stにあった独特の哀愁的な部分は影を潜め
よりアメリカンな仕上がりになっておりました。
賛否両論だとは思いますが私は結構良いと思いますよ。
俺も 1stは ピンと来なかったが このアルバムは キターァァァ!
①なんか 期待どうりだし ②も POPな分 サイクスの G.が マッチしてる
この人の G.ネットリ ネバネバと 糸引いて 絡み付きますな
特に バラードは 絶品!
永遠に続く様な 超ロングサスティーン+エロビブラート
あんまり 速弾きしないでメロディーで 狂わせてちょーだい
たかつん 2003年10月23日(木)10時29分
俺は1stで完璧KOされたんだが、あれはジョンサイクスがこれでもくらえ!と言わんばかりにサーペンスアルバスに対抗したような内容だった(本当かどうかは知らん)。それに比べるとこのアルバムはジョンサイクスという人のよりありのままの姿に近づいたんじゃないかな、と個人的には思う。このアルバムもかなり良いね。特に①と⑦は最高だ!⑦のバラードなんてマジ泣きしました。ギターの音色がホント美しい。とにかくジョンサイクスというギタリストが好きで、まだこのアルバムを持ってない人いたら、この2曲のために買っても損はありません。他の曲?そんなもん素晴らしいに決まってるやないか!
かなりキャッチーになった2nd。
アメリカナイズっちゅうかなんちゅうか…
しかしどうころんでもジョンは英国人なので明るい曲でもギターの音色がしっかり英国。
メロウな曲ではジョンらしさが炸裂したねっとり感が秀逸。
WHITESNAKEの呪縛から解き放たれたんでしょうかね、やっぱり。
1stの雰囲気が名残惜しくもあるけど、この「やりたいように伸び伸びやってます」的なのも聴いてて気持ちいい。
それにしてもケリー・キーリングってなんでいるの?
ジョンだけでも十分歌上手いのに。
デビュー作の濃密な作風もいいですけど、カラッとした作風でありながら(ジャケットも明るいし)、歌メロとギタープレイは英国風な今作も好きです。
個人的にはジョン・サイクスがアメリカちっくになったことに驚愕した作品。
音ではなくて着ている物が。ですよ。
音のほうは、明るめなジョン・サイクスも嫌いじゃない。
新しい面を見たって感じでした。
1993年発表の2nd。
TYGERS OF PAN TANG、THIN LIZZY、WHITESNAKEなど幾多の重要なバンドを渡り歩いてきた英国出身の天才ギタリストのJOHN SYKESがWHITESNAKE脱退後に始動させたバンドの2nd。1st時のメンバーだったトニー・フランクリンの脱退はバンドにとって大きなダメージと言われたが、ジョンのソングライティングに影響は無いし、トニーの後任として迎えられたマルコ・メンドーサのグルーヴ満載のベースラインも問題ではない。サイレンが鳴り響くと共に幕を開ける本作も前作同様楽曲が充実しており、ジョンのボーカルは確実に成長の跡が見て取れるし、ムーディーなギターも一層大人の雰囲気を増したように思う。AOR調の曲からファンクなものまでバラエティに富んでいて、ポップ過ぎると言われることのあるのも事実だが、作品として良く出来ているし決して駄作では終わることがない。ファンからはアメリカナイズされた作りとの批判もあったようだが、よりキャッチーになったと前向きに受け止めることが出来るのではないだろうか。個人的にはやんちゃなアートワークが好きだな。
中古で寂しすぎる値段で売ってる2nd。しかし内容はなかなかカッコいいものです。
1stの音を期待するとガッカリしますが、へヴィ、バラード、R&Rなどバラエティ豊かなサウンドになってます。とりあえず曲がいいので何の問題もないです。
作品としてバランスが良く結構飽きません。1st,2nd、ともに200〜300円で買えてしまいますが、クオリティは高いです。
根っからのブリティッシュだった1stと比べて明らかに明るくなった作風がまず、ファンの中では賛否両論だと思うが、個人的には全く問題なし。「WE ALL FALL DOWN」「CRY FOR LOVE」「RUNAWAY」「SAVE MY LOVE」「IM ON FIRE」なんかは今でもしょっちゅう聴く曲だ。ただ、やっぱ重厚で、ディープで壮大な1stにはかなわないな。作風云々もそうだけど、曲の出来が1stが上だもんね。でも、大好きな作品です。
ちなみに、このアルバムでプレイしているメンバーって(ライナーに書いてるけど)トニー・フランクリンとカーマイン・アピスなんじゃないのかな?ジャケットに表記されてるメンバーはライブ用か??僕には分かりませんが。。。
超名曲である1曲目『WE ALL FALL DOWN』があるだけでも充分"買い"なアルバムなわけですが、勿論その1曲で終わるわけがないですよね。(笑)
2曲目『ITCHYCOO PARK』で"アメリカのホーム・パーティ"みたいな雰囲気の曲が出てきて、そこでどう思うか、ですかね。
そう、本作はアメリカ〜ンな作風です。
まぁ、総てがそうだとは言いませんが、間違いなく"アメリカナイズ"されたアルバムですね。
しかし、個人的にそれはマイナス要素では全くない。何故なら1stよりも本作を先に聴いていたから!元々嫌いな音楽じゃないし。
MR.BIGが受ける日本では聴きやすい、とされて良いアルバムだと思います。(勿論音楽性そのものが似てるってわけじゃありませんが)
楽曲のバラエティもなかなかか聴き飽きませんし、随所で聴ける哀愁味がこれまた美味!
これは立派にお薦め出来るアルバムでしょう!!
まず本作のアレンジですが、これについては1stに引き続きサイクス節が炸裂しており、非常に良かったです。
↑でメタラァさんも少し書いておられる通り、今回のアルバムはアメリカの香りがすると、自分も思いました。
しかし、ヘヴィでディープなギターや編曲はやはりイギリスそのもので、彼ら独自の世界を感じる事ができました。
一方メロディですが、こちらは前作に比べると圧倒的にキャッチーになったと思います。
キャッチーな音楽は耳障りも良く、取っ付きやすい。
これは長所だとも言えるし、個人的にもメロディアスで聴きやすい曲は好みでもあります。
ただ、今回のアルバムを聴いて「ICHYCOO PARK」・「DANCE」・「SAVE MY LOVE」辺りはとても佳曲でありながら「これは本当に純粋にあなたの中から生まれたメロですか?本当にやりたかった音楽ですか?」と思ってしまったのも事実です。
サイクスはとても才能があり、色んなタイプの曲が書ける事もわかるつもりですが、そこを踏まえた上でも…「本来こういう音、作る人かなあ?」という感じがする。
どこかから影響を受けたか、どこかに影響を及ぼしたかったのか…。
どちらにせよ決して悪い事ではないし、構わないのだけれど。
「SAVE MY LOVE」はとても大好きな歌です。
これはやっぱり…サイクスの歌唱とギターはもちろん、メロディが良過ぎる!
でも、良く聴くとこれ、ロックのメロディとは系統が違う感じです。
どちらかというと黒人音楽でよく耳にするタイプの音だと思います。
そうであってもドラマティックな曲を大好きなサイクスが、ロックな声で完璧に歌い上げてくれているのだから、やはり「いいものだなあ」と思って聴いてしまいますが、「らしくない」感じはちょっとする…。シビアな意見だけれど。
2ndは楽曲がとても美しく、受け入れやすく、そういう意味で好きなアルバムでした。この特徴は1stにはなかったものだと思う。
ただ、系統の違うアルバムだから2枚を比べるのは難しいけれど、「どちらか1枚選べ」と言われたら、個人的には1stを取るでしょう。
1stは大衆に理解されるタイプではなかったと思う。
でも見方を変えれば、本当に自分達がやりたい音楽を徹底的にやったアルバムだった。
全曲に渡って、とても衝撃を受けました。
「これがサイクスの音楽か…」と思った。
「これはちょっと…サイクスにしか作れないメロディラインであり、アレンジだな。右に出る者はいないよ。こんなの聴いた事ない」…そういう感想を持ちました。
一方2ndはキャッチーである。
キャッチーであるという事は万人受けしやすい性質を持っており、それは言い換えれば「無難」でもある。
「どこかにありそうだなあ」という音(メロ)でもある。
1stは「サイクスにしかできない音作り」があふれており、聴けば聴くほど味が出るような深みがあり、それがつまり「彼自身」だった。
「なるほど、この人があの名盤「サーペンス・アルバス」を作ったのか。わかるなあ」としみじみ思いながら聴いていました。
2ndは1stの売れ行きを見て、方向性を検討したのかな。
もし「サイクスを知りたい」という人がいたら個人的には2ndを推すのはちょっと弱いかなあという気がするのです。
でも決して2ndが駄作と言っているのではないし、彼らが間違ったわけでもない。
あくまで好みの範囲の話です。
BLUE MURDERランキングで1位の「WE ALL FALL DOWN」はやはり名曲で大好きだし、あと
「CRY FOR LOVE」・「RUN AWAY」・サイクスの歌ではないが「I'M ON FIRE」はメチャクチャかっこ良くて好きです。
キャッチーと言う意味では、2ndよりWSの「サーペンス」の方が上に行くけど1stは…こういう系統ではちょっと横に並ぶアルバムが他にないぐらい良過ぎた。
アーティストの曲において自分が本当にすごいなあと感じる曲っていうのは、キャッチーである事よりも「この音はこの人にしか作れない」というメロだったりアレンジだったりするので…。
双方名アルバムで好きだけど「良さの系統」が違うかな。
ホワイトスネイクで言うところの「スリップ・オブ・ザ・タング」か。名作で名曲揃いなのに・・・。内部がガタガタなため不評を買ってしまった不遇の名盤である。ちなみに、トニーもカーマインもまだいる究極のトリオである。
実質的なレコーディングは前作同様のメンバーでしたが
アルバム発表時には既にサイクス以外は無名のメンバーになっていました。
楽曲内容は前作よりもかなり良いと思います。
しかし、これだけのギターを弾きながらこれだけの素晴らしいヴォーカルってどうよ!
「如何にもサイクス」という雰囲気は顕在ながら・・・「ブリティッシュ」な1stとは一転、「アメリカン !」な味付けを露わにした“ ある意味 "問題作。
ぶっちゃけ、前作ではありえなかった「万人受け( ? )」路線。
でもソレが悪い・・・というコトでは全くなく、むしろ非常にクオリティは高いです。
平均水準を余裕〜で上回る良質なHRアルバム。勿論僕は1st・2nd両方大好きです。
勢いの素晴らしい「We All Fall Down」を筆頭に結構イイ曲揃ってると思いますよ。
デビューアルバムでのブリティッシュ的な作品が高い完成度のわりに以外と売れなかったのを気にしてか、いかにもアメリカ市場を意識した感じの2枚目。
とはいえ、ハードなリフが実にカッコイイ代表曲 1、や SMALL FACESのカヴァー曲 2、劇的な大曲の 3、最高にノリの良いグルーヴィーな 5、8、9、泣きのバラード 4、7、10、11、など(特に 7、はサイクスのバラードの中でも最高の部類に入る感動の名曲)バラエティー豊かな内容になっている。
この作品も、もともとはSYKES名義で発表する予定もあったらしい・・・
やっぱり1STのほうがお気に入り。
この2NDは聴きこんでいかないとよさが理解できなかった。
かなりアメリカナイズされた2ndアルバム。
だからといって楽曲が悪いということも無く、最高の1stの後ではない形で世に出ていたら評価も違っていたのではないでしょうか。
私もファースト派。
このアルバムはうまく評価できない。
SAVE MY LOVEを聴くたびに、小学生のころ体験宿泊学習で夕陽を見たことを思い出す。
そう、この曲には夕陽がよく似合う。甘い黄昏というべきか。
この曲とSHE KNOWSとDANCEがあるという理由だけで個人的には1stよりも好き。
ベガーズ 2008年10月30日(木)23時55分
1stはもちろん素晴らしいアルバムだけど、これもおススメ。
いい曲が多くありますよ。
ジョン・サイクスのアルバムにハズレはないでしょう!
個人的にはファーストより好き。
とにかく1stから本作リリースまで時間が空きすぎた。
時間がかかったわりには、アルバムの大半の曲がサイクスの曲作りの癖みたいな感じで
なんとかまとめた様な印象を受ける。
新機軸はSAVE MY LOVE。今まで彼のバラードは、マイナーコード進行ばかりだったが
この曲はメジャーコード進行。しかもブリティッシュの薫りの欠片もない、ただの
フィラデルフィア・ソウルのあからさまなパクリ(笑)。
SHE KNOWSに至ってはモロにTHE BEATLES。 あ、いかん…褒めなきゃ。
キャッチーです。非常に。(勿論いい意味で)
曲も粒揃い。でもサイクスがやりたかった事ってこの程度?
1stが彼らしい意欲作だっただけに、本作には軽い失望感を抱いたのは事実。
やはりリリースのインターバルが長すぎた。
あ、褒めてないや(笑)。