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REQUIEM / BATHORY
ブラック/デス・メタル系では、カリスマ的存在のBATHORY。クォーソン大先生がひとりで全部やっているところにまた偉大さを感じます。そんなBATHORYの最もアグレッシヴで、スラッシーなこの作品は、ただ者じゃありません。スラッシュ・メタルがはやっていたので自分もやってみようという感じかなと思いますが、やり過ぎです!どこか線が切れてしまったかのごとく、凄まじいほどのエネルギーが爆発してます。
あ〜懐かしいなー。ドクロがゴロゴロ転がってるジャケット見たときからタダ者じゃない気がしましたが。ヴォーカルもタダ者じゃないね、思い切りヘタクソ(笑)でも曲に関しては勢いがあって随分聴いてた想い出があります
>疾走野郎さん
彼のVoが勢いあまって裏返るところに俺は狂気を感じるのです!!
邪悪さを撒き散らしながら全編鬼のように爆走するのが実にカッコイイですね。
ボトムの効きまくったサウンドもグッドです。
クォーソンさんのVoはたしかに線は細いけど頑張ってガナってます。(レコーディング後とかむせて咳き込んでそうだ笑)
さすがは元祖一人ブラックメタラー!。
夢想家・I 2004年3月23日(火)21時58分
超凶悪なVoに超邪悪なサウンドをジャケットに散らばる骸骨の如く撒き散らすヘヴィなアルバム。
イマイチ人気がないようですが自分的には超名盤ですね。とてつもなくカッコいい!!
「CROSSTITUTION」「DISTINGUISH TO KILL」「BLOOD AND SOIL」等は超名曲だと思います。
★★★★
お、音が汚ねー!!
頭痛を催しそうな邪悪さに満ちている。
何が彼をそうさせたのか、分からないがとにかくいろいろと酷いアルバムである。(褒めたら怒られそうだ。)
中曽根栄作 2005年10月28日(金)19時21分
1994年リリースの7th。
前作のヴァイキング路線をひとまず止め、名作『BLOOD FIRE DEATH』を思わせるような攻撃的なスラッシュでクォーソンさんがキレまくり!
やや上ずり気味の吐き捨て声がたまらん。
名前の読めナイ他のメンバー二人がベースとドラムを演っているものと思われます。
壮大でドラマチックなヴァイキング・メタル路線が行き着く所まで行ってしまった感のあった
6th『TWILIGHT OF THE GODS』(BURRN!!のレビューで1点を献上され「自縛霊も逃げ出す密教のBGM」と評された)から一転、
ソリッドでスピーディな高速スラッシュ・チューンが、息つく暇なく次々に繰り出されるという、
スロウで重厚な『TWILIGHT〜』とは対照的な作風に仕上がった、'94年発表の7thアルバム。
例えるなら、良好なサウンド・プロダクションで1st『BATHORY』を作り直してみた感じ?
ここ数作続いたメランコリックな大作主義は影を潜め、コンパクト且つストレートにまとめられた楽曲には、
メロディのメの字も見当たらない。Gソロは初期の頃を彷彿とさせる突き刺さるようなアグレッションを発散させ、
前作ではアルバム全編をクリーンVoで歌っていたクォーソンも、凶悪な濁声スタイルへと回帰を果たしている。
それにしても、スラッシュ・メタル冬の時代真っ只中の'94年に、この前のめりな突っ走りっぷりは爽快極まりない。
(デスでもブラックでもなく、スラッシュ・メタルならではの疾走感が堪能できるってのがポイント)
特に、①②⑤⑥といった楽曲の半端ないカッコ良さは、名曲“BLOOD FIRE DEATH"や、名盤『HAMMERHEART』の
方向性を愛するメロディ重視派(俺です)をも黙らせるクオリティ。
初期の頃を思い起こさせる内容の割りに、“WAR"“SADIST"級のキメ曲の不在が惜しまれるものの、
収録曲の平均クオリティの高さと、疾走感の痛快さゆえ、大した傷にはなっていない。