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GRAND DECLARATION OF WAR / MAYHEM
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オリジナルメンバーであるEuronymous、Deadの死を乗り越え、長い沈黙の末、Hellhammerによって94年にバンドが再編され作成されたのがこの作品。バンドとしては2枚目のスタジオフルレンスである。MAYHEMにしては音質が非常にクリアで実に良い。Hellhammerのドラムワークも勢いばかりでなく、より表情豊かになった。何よりもサウンド自体に変化が見られ、いわゆる従来のブラック・メタルにない要素、プログレ、インダストリアル的なところもあり、斬新的だ。
ローランDEATH 2002年9月19日(木)1時9分

彼らの演奏技術に裏付けられた見事な楽曲構成は他の追随を許さない強力な作品である。
従来のブラックメタルの常識を破り、新境地を見せる歴史的名盤といえるッス!!
Kamiko 2003年9月15日(月)2時47分

国内盤で出ている作品なのでそれなりの実力がある作品となっている。
後いい意味で進化してくれたので言うこと無しだ。
ばかぼちゃ 2003年10月13日(月)18時32分

物凄く賛否両論あったらしい、MAYHEMの2ndフル。

個人的にこの作品はかっこいい所とそうでない所の差が激しい一枚だと思います。
Hellhammerのドラミング、Maniacの高音絶叫、そして②のイントロなどで見せるダークでかっこいいリフなどはもう素晴らしいとしか言い様がありません。
でも…これは私だけだと思いますが、妙にノリノリなManiacの語りは聴いていてブラックを聴いているというより、なんだか英語のリスニングの授業を受けているような気分になってしまうし、⑦は過激でもメロディアスでもなく全く理解不能だったし、賛否両論あるのもわかるなぁ、という感じでした。

とりあえず、初心者にはキツい一枚でした。
Usher-to-the-ETHER 2004年1月25日(日)20時48分

何回も聴いて、結構印象が変わってきたのでもう一度書き込ませていただきます。

この作品は①〜④まではかなり流れ的にも、楽曲的にもかなり良い曲が揃っているんですが、その後の後半部が賛否の原因じゃないかと思います。
妙なトラック区切りに意図不明のテクノ、集中が途切れる事必至な9分以上の大作、約4分の無音から変なインストに入って終了という構成…これはちょっと意見が「否」の方に傾きがちなのも分かるような…

①〜④の楽曲は全部凄く良い曲で、とりあえず買って損は無いCDだけに少し残念です。
むしろ①〜④に「Crystallized pain in deconstruction」と「To daimonion」を加えた6曲入りミニアルバムとして発売していればもっと評価されていたような気がしてしまいます。
Usher-to-the-ETHER 2004年5月12日(水)17時45分

確かに賛否両論あるんでしょうね。テクノや無音部は置いといて、楽曲そのものはとても好きなのである。語りも別に嫌いではない。邪悪さはMAYHEM史上一番低いと思うが、リフとドラム聴いてるだけで恍惚となれる1枚。
まんぞー 2004年6月13日(日)22時32分

速さとアグレッションを求める人が単発で曲だけを聴くと、後半で『ゴミ扱い』してしまうようなアルバムです。ただ、このアルバムのコンセプトを分かっているのであれば、非常に楽しめる作品なのではないでしょうか。MANIACの思想、歌詞や曲名、曲のイメージという具合に音楽そのもの以外の要素も踏まえた上で聴いてみると、中間や後半のダレそうな所にも大きな魅力を感じるようになるのでは。
前半はもう言う事ないですよ。スピード、リフ、テク、展開全てが完璧。神として崇拝してます。
須零 2004年9月15日(水)0時27分

3度目の書き込み失礼させて頂きます(笑)流石に書き込み過ぎかも…

このアルバム、前半の「A GRAND DECLARATION OF WAR」からが「VIEW FROM NIHIL」までが
PART 2で、それ以降が「IL PRINCIPE(おそらくイタリア語で「君主」などの意味。
多分ですが前半が戦争の勃発とそれによる破壊、後半が荒廃した世界と再生がテーマっぽいので
その新しい世界を「統治する者」みたいな意味だと思います…違うかな)」と題された
PART 3なんですよね…PART 1が見当たりませんが、一曲目のイントロのメロディと
「WOLF'S LIAR ABYSS」のラストの曲「SYMBOLS OF BLOODSWORDS」のアウトロのメロディが
似ている事から、「SYMBOLS〜」もしくは「WOLF'S〜」自体がPART 1に当たるんでしょうね…
「血塗られた剣のシンボル」なんて、いかにも戦争の象徴として相応しそうな気がします。

それと、一回目のレビューでは結構きつめに書いてしまいましたが、展開を把握するうちに
どんどんハマってしまい、今ではかなり好きなアルバムになりました。
Maniacのトーキングスタイルのヴォーカルも慣れるとかっこいい!!
…それにしても、このアルバムの歌詞を読む限りではManiacは聡明な人物のようですね…
「COMPLETION〜」の中で比喩として使われている「ブラックホールの中では時間の
流れが変わる」という現象なんて、全然知らなかったし(笑)ちょっと憧れ。

まとめると、エクストリームミュージックとしても一級品(特に前半)でありながら、
歌詞と音をリンクさせて読み解く楽しみも味わえるお得な一枚、という所でしょうか。
Usher-to-the-ETHER 2004年10月23日(土)22時8分

1st→3rd→復活Miniの後にこの作品を聴いたので、もちろん返り討ちに合いました(笑)。

ブラックメタルなパートもあるけど、皆様が語られてるようにテクノなサウンドもあり、ノーマル声で語られたりとブラックらしからぬ部分も多々あるので、ブラックを聴くというよりプログレを聴く感覚で聴いた方がしっくりくる。
カッコイイ曲もありますが曲単体で聴くとなんか違和感があるので、聴くときはアルバムを通して聴くのがベストかと。

難解な作であるけどMAYHEMなので演奏技術は問題なし、慣れるとカッコよく感じます。
カズチン 2006年2月18日(土)0時51分

タイトルが、ブラック・メタル業界に向けたものでもあるのか、とも思える前衛的な内容。王道から遠く離れてつまり、楽曲も音質もプレイもカルト臭がない。

SATYRICONの4th、DODHEIMSGARDの3rdと発売年が近いが、新世紀を迎える前に革命起こしておこう、みたいな空気がノルウェイにあったんだろうか?大物バンドがさっさと奥義を捨ててスタイルを刷新していった点で、ノルウェイジャン・シーンには敬意を払いたいと思う。


複雑でテクニカルで忙しい楽曲は覚えにくいわエレクトロニカ方面に足を踏み入れて全体像に統一感はないわでSATYRICONの4thよりさらにわけ分かりませんが、ジャンルにこだわらなければ、ボーカルものとしてこちらのほうが普遍的な魅力があると思います。

Maniac(Vo.)といえば、ライブDVDにおける変なメイクに自傷パフォーマンスにナイフと豚であってつまりただの狂人ですが、このアルバムの大半を占める声明を読みあげるようなボーカルには堂々とした貫禄があります。素直に格好良い。エフェクトやブラック声もあって、表現の幅は広いです。「completion in science of agony」とか。


しばらくは「こんなことMAYHEMがやる必要あんのか」と思いましたが、MAYHEMがやるから意義があったのか、と今は思う。ここで蒔かれた種はシーンに全く実りませんでしたが…。
木札 2007年3月25日(日)13時49分

Hellhammerのドラム最高デス。
テクノを使ったりManiacの語りがあったりして「語りといっても怖い感じではなく、とてもテンション高くしゃべっているだけです。」これ本当にMAYHEMなのかって感じでした。良い曲もあるのですが途中にManiacの語りが入るとテンション下がります。せめて語りが怖い感じだったら最高だったんだけどね。まあ、このアルバムは悪いってわけではないのですが、初期のMAYHEMとは比べものになりません。
批判ばかり書いてすみません。僕も結構気にっているのでブラックメタルファンは買って損はしないと思います。
駄作か傑作かをきめるのは聴いてみないとわからないとおもいます。僕は、駄作でも傑作でもなく普通だと思います。まあ、良くも悪くもないということです。
CUNT 2007年8月15日(水)23時43分

これはこれで好き。

西八男 2008年1月20日(日)13時48分

演奏のレベルの高さとボーカルのインパクトは常に保たれていますが、プログレ的なアルバム構成と曲展開で好き嫌いが分かれるみたいですね。
『Wolfs…』と『Chimera』は、音はエクストリーム路線でしたが全体的に「闇」「暗黒」の空気が漂っていたので、ブラックと言っていいんじゃないかと思いました。そこへいくと、本作は前二者に比べ闇の要素が薄く、正直ブラックメタルとは言い切れません。
おそらく、この作品に漂っている空気は「闇」ではなく、戦争の勃発する世界を想起させる「混沌」なのでしょう。

マニアックのボーカルも作品の雰囲気に合っていると思います。ノーマルボイスのパートが声明文を読み上げているようだったり、演説のようだったりで、まさしく「Grand Declaration」じゃないでしょうか。声もいいし。
ただ、例の人間失格デスボイスとノーマルボイスが重なるところは、ノーマルボイスがデスボイスの通訳をしているように思えて、ちょっと笑ってしまったのですが……。

ちなみに、今回のアートワークで初めてマニアックの素顔を拝みました。『Chimera』の白塗りで殺意満点の写真よりは遥かにマシですが(しかも端正)、それでも眼力はご健在でした……。
Spleen 2009年9月7日(月)1時17分

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