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THE FORCE / ONSLAUGHT
次作「IN SEARCH OF SANITY」でVoにスティーブ・グリメットが参加したことで注目されたこのバンドですが、実はこちらもなかなかの内容でした。Voはサイ・キーラーですが、この吐き捨て型のVoがスラッシュ然としていていい
発表された86年といえば、「MASTER OF PUPPETS」と同じ年であり、まさにスラッシュの王道のようなサウンドが聴けます。さすがに今聴くと音質は厳しいものがありますが、ザクザクゴリゴリしたリフは、スラッシュ好きにはかなり響くと思います。当時としては珍しく、英国のスラッシュバンドというのが一つの売りだったと思います。ま、ブリティッシュの薫りは全くありませんが(笑)
うわ、なつかしーこのアルバム!! このCDがリリースされてた頃と言えば、丁度このころ、ハードコア・パンクからメタルのアプローチを取り始めたGroupがUSやUKから、ぼちぼち出てきていた頃だったかなと思います(ENGLISH DOGSや、そういえばSUICIDAL TENDENCIESやらもかな)。吐き捨て型Voを乗せた、つんのめり気味に疾走する曲調が、迫力満点。オープニングのLet There Be Deathが、脳天を直撃したのを覚えてます。ちなみに、ここのgも実は独特の味を持ってて、好きだったんです。
ファーストから聞き込んでいる人にIN SEARCH OF SANITYを最高作とする人はいないでしょう
THE FORCE これこそ「オンスロート」の本質が開花したアルバムです。
スラッシュメタル全盛期にリリースされた彼らの2nd。へヴィでスピード感
満点の音はまさに「イギリスのSLAYER」でした。ハードコアパンクの1st、
パワーメタルの3rdも悪くありませんが、スラッシュメタルフリークとしては
このアルバムが一番いいですね。曲がもう少し短ければ尚良かったと思います。
GC8改 2004年12月10日(金)23時34分
死に掛けている頃の2ndアルバム。というか曲に覇気が感じられない。
あれほどまで力でガンガン押し寄せていた勢いはどこへいったんだ?
3rdのパワーメタル路線よりはカッコ良いけど、1stが異色で個性的だった分、悲しい。
↑全く同じ意見です。
3rd以上1st以下といった感想しか持てない。
VoがBに、BがリズムGに転向、そして新Voにサイ・キーラー加入という複雑なメンバー(楽器)チェンジを経て、86年に発表された2ndアルバム。
デビュー作のような、初期衝動に任せたヤケクソ気味の疾走感はやや薄れたものの、その分、楽曲が練り上げられ、
抑えるべきパートは抑え、走るべきパートでは必要以上に突っ走るという、より緩急の効いたダイナミックな作風に仕上がっている。
1stの猪突猛進ぶりを愛する向きには文句の一つもあろうが、個人的にはこの完成度の高さを評価したい。
ツイン・ギター編成への移行、(ダーティな歌唱とはいえ)歌える専任Voの加入という陣容変えの成果か、楽曲に備わるドラマ性も格段に向上。
特に②“METAL FORCES"における、2本のGを効果的に使ったドラマチックな曲展開は、
次作で花開くパワー・メタル路線への萌芽であると同時に、本作のハイライトとなっている。
惜しむらくは、楽曲の大作化が(曲によっては)「ダレ」を生んでしまっている点。この問題の解決には、
長尺曲を説得力を持って歌いこなすだけのパワーと表現力を兼ね備えたVo(スティーブ・グリメット)の加入を待たねばならない。