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PSALM 9 / TROUBLE
1984年作の1st。BLACK SABBATH 直系のスロウでドゥーミィなナンバーが盛りだくさんです!
VoはGUNS'N ROSESのアクセル・ローズみたいな歌い声ですが、楽曲は重く、暗く、長く、沈み込んで行ってしまいます。
サバスや、カテドラル、その他ドゥーム・メタルが好きな人は、きっと気に入るはずです!
このバンドは一連のサバスフォロワーの中では一歩も二歩も抜きん出ている。
このバンドの魅力は、ヘヴィで動きの多いリフとメロディアスなツインギター、カスレ声で歌うヴォーカルである。
曲に動きが多くフックがあり、印象的なリフと歌メロは聴いていて素直に気持ち良い。そして、この作品の最大の魅力は、ドゥーミーでありながら70年代ロックのかっこ良さを体臭として漂わせるところにあると思う。
おお、コレはカッコいい。
しかしなんとなく思うのだが、サバステイストとはチョイ違うような気もする。
サバス直系ヘヴィロックというよりも、むしろ非常にメタル然とした音で、ドゥームサウンドの中でもライトだ。(リアルタイムに体験すればまた感じ方も違うのだろう)
巧みなテンポチェンジとツインリードが魅力的だ。そしてザクザクしたギターと沈み込むようなうねるようなリフが非常に光る作であるな。
このバンドに対してはPENTAGRAMに対する愛に似たモノを感じる。
シカゴのドゥームメタルバンド、TROUBLEの1st。
THE OBSESSED、SAINT VITUS、PENTAGRAMと並ぶ元祖ドゥームの一つ。
後期ではストーナーっぽい音楽性に変化しますが、この頃はメタル寄りのドゥームメタルです。
「メタル寄り」と言うのは、ドゥームメタルとドゥームロックでは微妙に音楽性というか音の質感が違うためです。
猫ひろしと舘ひろしの違いほど違いませんが、音の質感が確かに違います。
解りやすく言えばAEROSMITHをヘヴィメタルと呼ぶにはかなり違和感があり、ハードロックと呼べばしっくりくるみたいな感じです。
このアルバムは元々はバンドのセルフタイトルだったものの、4thアルバムを 「TROUBLE」 とした為に本作の再発時に 「PSALM 9」 に改題したといういきさつがあったようです。
音楽性は上の方々もおっしゃっているように初期BLACK SABBATHからの影響を感じさせるドゥームメタルですが結構ザクザクリフで斬り込む場面も多くツインG編成という事もあり "BLACK SABBATHとJUDAS PRIESTを足して2で割ったようなサウンド" と評する人もいます。
CATHEDRALのメンバーがTROUBLEからの影響を公言した事でドゥーム筋での再評価が高まったバンドですが興味のある方は一度CATHEDRALの1st (名盤) と聴き比べてみられるとその影響の大きさが判るでしょう、このアルバムにそっくりのリフがぽんぽん出てきます。
ドゥームファンのみならず正統派HM好きの人にもアピール出来ると思います。
ただ、エリック・ワグナーのクセの強いヴォーカル (オジー・オズボーンとロバート・プラントの中間のような声質) は聴き手を選ぶかも知れません。
(かくいう自分がちょっと苦手に感じているのですが)
夢想家・I 2006年3月28日(火)23時33分
去年再発された(国内版はなし)ので購入して聴きまくっております。オリジナル盤聴いた事ないので、元の音は知りませんが、リマスターも施されているので音質は上々。
リフのかっこよさが際立ってます。曲も勿論最高。ドゥームファン必聴の名盤です。
沈み込むようなリフとがカッコいいです。多彩な曲展開も素晴らしい。ぜひ聴いてほしいアルバムです。