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レティクル座妄想 / 筋肉少女帯
ダークでひねくれていて、非常に個性的な彼らの音楽だが、このアルバムは特に凄い。
弱者の叫び、怨念、どす黒い怒りが凝縮されている。もちろん、人を食ったようなポップソングも
収録されているのだが、歌詞に統一感があり、コンセプトアルバムと言える。
と言うか、オーケンの小説をアルバムにした、という感じもする。
とにかく、ダークでへヴィで、霧がかかったような世界である。
これって売ってるぅ?
「愛のためいき」
この一曲でお腹いっぱい
筋少の名盤というより、HM/HRの名盤(迷盤?)だと思います。
何といっても歌詞がすごいです。ダメ人間の妄想(破壊、自殺、どこかおかしい少女たち、クリスタルシップなどなど)によってくり広げられる大いなる自作自演。⑪でついにあっちの世界へ逝っちゃった(=幸福を手に入れた)と思ったら⑫で「ダメなヤツはダメなんだ!」としっかり突っ込みを入れているのが素敵です。
特に④⑪のメロディの美しさ、⑤⑨の疾走するカッコよさ、⑫の狂ったエンディングがおすすめです。
万人に受け入れられるモノではないと思いますが、一度ハマると抜けられなくなる魔力を持ったアルバムです。
このアルバムで完全に筋少にハマリました。
筋少のアルバムの中でも特にダークな1枚。
オーケンの妄想世界がこれでもかというほど炸裂するアルバム!!ハマリます。
」
筋肉少女帯のアルバムとしては11枚目にあたる本作は、1994年4月21日にTOY'SFACTORYからではなく、MCAビクターなるレコード会社から発表された。本作の事を一言で表現するならば『陰鬱』。この一語に尽きる。聴き手は必ずといって良いほど「移籍までにいったい何があったんだ!?精神大丈夫かオーケン!?」と疑問に思うであろう。まず歌詞がスゴい。サトさんが言ったようにダメ人間の妄想を等身大に描いた歌詞、爆音と美旋律が不思議に交錯するツイン・ギターの響き、ただひたすらに重低音を狂ったかの如く出しまくるリズム隊は勿論の事、悲鳴、笑い声といったチープ(定番、とも言える)サウンドエフェクトも圧巻。
収録曲について言うと『レティクル座行き超特急』のダークなムード、『蜘蛛の糸』の哀しげに泣くギター、『ワダチ』の壮大(?)なスケール感等が挙げられるが、ラストの『飼い犬が手を噛むので』が一番やばいのではあるまいか。タイトルの間抜け(失礼!!)さからは予想もつかぬ狂気。聴いていて怖い!(だが最近“オーケンにだったら狩られても良いかな〜"と思ってしまう自分に気付いたので今では怖さはなく楽しめている)
…と色々能書きを垂れてしまったが、とにかく『良いアルバム』の一言で済んでしまうのがこのアルバム。捨て曲なし!!というわけでぜひお勧めする次第。
個人的に思い入れのあるアルバム。
なんせ生まれて初めて買ったアルバムがこれだったんで・・(やばい思春期だなw)
貧乏&CDラジカセ買ったばっかりだったんで
狂ったように何度も聞きました。
非常に良くできたアルバムだが、非常に大槻が心配になるアルバムでもある。
高校時代によく聴いていた。
今でも「さらば桃子」を聴くと山田花子を思い出す。
前回のコメントは私が知らないうちに書かれていたもので、純然たる私の感想ではありません。
よってもう一回書かせていただきます。
嬰児菖蒲さん(みどりごあやめさん…でいいんですよね?)が書いたとおり、非常に陰鬱で頽廃的な世界が構築されており、結果的にTOY'S FACTORY でのラストアルバムとなった前作『UFOと恋人』の独特ながら親しみやすい(誤解を招く言い方だが)ポップな世界とは明らかに一線を画している。
「カチッ、カチッ」という時計の音と不気味な笑い声に導かれて始まる「レティクル座行超特急」から、本作収録曲の全てがピチカート・ファイヴの『月面軟着陸』のようにグチョグチョ渦巻く後半が心地良い陶酔へと誘う「飼い犬が手を噛むので」まで、息つく暇を与えずに12曲の小宇宙が展開される様は、リリースから10年が経った今聴いても非常にスリリング。ファンなら(ファンでなくとも)一度は聴いておかねばならないほどの名盤、といっても過言ではあるまい。
ただ、この作品は非常に世紀末的でシニカル、そして陰鬱なので、服用の際十分に注意を払わなければならない。
1.希望に燃える若者は聴いてはならない。聴かせるならば、落ち込んでいるときや、腹が立っているときを見計らって服用すべし。
2.初めてのファンは聴いてはならない。まず『月光蟲』や『仏陀L』、『SISTER STRAWBERRY』など過激な成分の少ない名作を聴かせた後、ステップアップとして服用すべし。
勿論興味のある方はどんどん聴いて頂いて構わない。とにかく聴き、その破滅の美学に酔いしれろ。
PINK FLOYDの「DARK SIDE OF THE MOON」が小さく見えるほどの、
超大作コンセプトアルバム。
けっこう好き
久しぶりに聴いてみた。そしてこれは久々にキタね。心に「来る」アルバム。「うひゃあ〜、きっつぅ…」って感じ。とんでもない傑作だけど筋少聴いたことない人が間違って初めて手にしないことを祈るばかり。正直いってごく普通の、筋少なんて全く知らないっていう人が聴いてまともな状態でいれるかどうかはわからない。
まぁ筋少好きな身からすればこれほどまでにいつまでも酔えるというか飲まれるアルバムは他のどのバンドのCD探してもない。どこまでも自分が堕ちて行く、どこまでも塗り固めた自分が粉々に崩れていくことがここまで来るととにかく快感で仕方ない作品。
オープニングナンバーのレティクル座行超特急の少女の叫び声に間髪いれず次の曲の笑い声の渦の中に放り込まれた瞬間はもう既にヘロヘロ。ゾンビとの掛け合いの次にまともそうな曲が来てもはたして正気なのかそれとも幻覚世界の中なのかわからない。桃子の妄想世界の花園を見せられ、しまいには駄目人間は裁判で存在を認められてしまうなどもう聴き終わったあとにどうしようもない絶望感が漂う。しかしそのような絶望感・虚脱感の中にいてもなぜか口元がニヤけてしまう、そんな危ない作品だ。音楽だから音を聴いているだけのはずなのに「聴き終わる」というよりは「観終える」というほうが正しい感じ。とにかく情景が凄くはっきりと浮かぶ。
元々一般的な世界からすれば既にやばかったオーケンはこの後精神を病んでしまい入院したとか(この作品じゃなかったかな?)。
めっちゃ暗い。オーケンが自殺しないかと心配になる。
I can't beleive that this kind of album is exist in this world!!
Fantastic!!!!
暗いよー。でも好き
上野田吾作 2005年7月29日(金)23時49分
暗黒・サイケ・コミック・終末思想etc初期筋少のテーマに戻った(歌詞だけ)作品。
曲のバラエティも豊かで黄金期筋少では最高傑作。
妄想万歳!この一言につきる。
精神を病んでる人の世界を覗ける気分になって、
その世界を美しいと思えるようになる名盤。
なんじゃこりゃ。絶望的ですな。
精神を病んでる人が聴くとやばいね。。てか普通に名盤
初めて今日筋少のアルバムを買いました。
「レティクル座妄想」
このアルバム名だけで昔は筋少を毛嫌いしていました。
でも今日買ってよかった。中古にしては高かったけど、内容考えたら全然高くない!
これはコンセプトアルバムですよね?!
一貫しておーけんの妄想世界と橘高さんの様式世界が混在する劇的な世界。
いや、筋少全員の世界か。
いやぁ、今日はイイモン買っちゃった。
↑数ヶ月前は「イワンの馬鹿」くらいしか知らなかったのだなぁ。
このアルバムを買ったことから、私の(筋少集め)が始まってしまった。
まだまだあるなぁ。
なんとなくこの前BUMP OF CHICKENの「乗車権」を聴いたら「レティクル座行超特急」を思い出しました。
このアルバム、初めて聴いた高校生当時は「あはは、変なの〜」くらいにしか思っていませんでしたが、いま改めて歌詞世界をイメージすると怖いなぁ。
日本語のコンセプト・アルバムでは、一番衝撃を受けた作品かも。
15年来のファンですが、今聞いてもトリップできます、ええ。
アルバム後半の流れが最強。息つく暇もない。
間違いなく邦楽が生み出した最高にして最狂のアルバムの一つ。
ただし聴き終わると凄く鬱になるので注意。
歌詞ノートのサイケぶりも強烈なインパクトがある。
METALファンにもお奨めのアルバム。
「さらば桃子」は「くるくる少女」と並ぶ、筋少様式美SONGの名曲。
「香奈、頭をよくしてあげよう」ではクイーンの様な、ギターオーケストレーションを楽しめます。
「ノゾミがなくならない世界」は、突然アコースティックギターに切り替わる所が、痺れます。
最後の「飼い犬が手を噛むので」は、METALファンも楽しめる、かっこ良さです。
橘高色の一番強いアルバムです。
音質も「UFOと恋人」より、ほんの少し上がってます。
素晴らしい演奏をオオケンの歌詞が完全に食ってしまうのが筋少の魅力だったりする。
それでもこのアルバムのそれは半端じゃない。
メタルらしくギターも唸りまくってるんだけど、異常で変態で狂気で無常な歌詞が意識を鷲掴みにしてしまう。
どんなに押さえつけられても、溢れ出る人の表現願望と言うか執念ってのは凄いですね…
サイケなジャケット・アートワークに、HR/HM、パンク、ポップス、プログレ等、様々な音楽ジャンルからの影響が
闇鍋状態の楽曲、そして、希代のストーリーテラー・大槻ケンヂが歌い綴る独創的な歌詞世界・・・と、筋肉少女帯という
バンドの魅力が非常に判り易い形で凝縮された、彼らの代表作として名高い'94年発表の9thアルバム。
収録曲の完成度の高さも然る事ながら、本作の肝はやはり「歌詞」。普段、歌詞なんぞメロディのツマぐらいにしか
思っていない自分ですら、妄想、電波、猟奇、幻想、終末、アングラ、死への憧れ、過剰な自意識が乱れ飛び交う、
ダークでリリカル、かつエキセントリックな歌詞世界には強烈なインパクトを受けざるを得ない。
しかも、そうした猛毒を有した歌詞を、親しみ易いキャッチーなメロディに包んで届けてくれるのだから凶悪極まりない。
こんなんを10代の頃に聴いていたら、確かに人生狂わされてたかもしらんわなー。
特に、思春期を拗らせた文系少年のインナースペースの炎上っぷりを描いた痛過ぎる名曲②、橘高文彦のペンによる様式美HMナンバー⑤、
ドロリとした世界観を、フック満載のメロディで軽やかに歌い上げる⑥、戦犯として処刑された日本兵の遺書を引用した
重厚壮大な⑧、舞踏のリズムに乗って激走する、「ポルカ・メタル」とでも言うべき劇的な⑨といった楽曲は、
唯一無二の歌詞世界とハイクオリティな楽曲とが高い次元で融合を果たした、本編の大きな聴き所ではないかと。
投票数の多さが示す通り、まさに筋肉少女帯入門編にうってつけの1枚。
最強で最凶のコンセプトアルバムだと思う。
死んでレティクル座へ行くという妄想。どんどん少女が死んでゆく…香菜は生きたみたいですが。
病んでる人間には物凄くしみます。ノゾミじゃないですけど「この人私を歌って」ます。きっとそれも妄想。
アルバムで聴かなきゃ意味がない
筋肉少女帯最大の問題作にして最高の傑作
それまでの集大成的な名盤です
クオリティの高さなら随一ですがオーケンの歌詞がやばい・・・
一曲一曲で見ても完成度が高く、アルバムとしての破壊力は凄まじい。強烈な個性を放つ、筋少の最高傑作だ。
1994年、筋肉少女帯がとんでもない1枚を世に解き放った!
曲、内容その全てが常識外れもいいとこ何もかもがメッチャクチャ!
いやはや、最早言葉もねぇ。
オーケンよ、いくら何でもこれはやりすぎだ。
人間が常に隠し持っている「心の闇」がこのアルバムに全て込められている。
心の闇と言う物は、実に奥が深い。
オーケンがエッセイで
このアルバムはリストカッター向けって言ってたのがww
あたしはこれ好きだけど。
きったかはキチ○イって言ってたようなww
曲も詞もいいだけに、音質が悪いのがすご〜〜〜く悔やまれるアルバム。(特にドラム)
世の中には「コンセプトアルバム」と銘打った冗長なアルバムが多いですが、
このアルバムは歌詞を読みながら最後まで聴けば
すんなり一つの世界に入り込めるでしょう。
ただし感情移入しすぎると危険なアルバムです!
完成度は言うまでもないでしょう。
どうかしてる。こんなどうかしてるアルバム他にない。大好き。