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(旧形式-更新停止)
TARKUS / EL & P
どうしても前半のタイトルの組曲に注目しがちだが、
後半も結構、曲の粒が揃っている。
'71作。全英1位、全米9位。
架空の怪獣タルカスのジャケ&単純なマンガは、小道具として有効的と思う。
組曲Tarkusは彼らの代表作だが、挿入される歌曲がいい評判をされないことがある。
私は、起伏があっていいと思う。ハイライトは、Eruption、Aquatarkus。
旧B面の小品群は、佳曲満載で、一聴を勧めたい。
やまねこ 2002年12月24日(火)19時22分
2ndアルバムです。
とにかく1曲目の組曲「タルカス」が最高! この曲があるだけでもう名盤です。
20分以上の長さなのに、1音余さず好きです、この曲。メロディにしてもリズムにしても独特で、初めて聴いてすぐさま気に入る人はそうそういないのではないかと思われますが、それだけに1回ツボにはまるともう逃れられない、強力な磁力を持った曲です。EL&Pのオリジナル曲としては、これが1番好き。
その「タルカス」のインパクトがあまりにも強烈なため、その他の曲(長くても4分程度)はどうしても霞んでしまいますし、それぞれタイプが違ってアルバム全体での散漫さは否めませんが、1曲1曲は悪くないです。A面とB面ということで分けて考えれば、別々に楽しめてお得かも。
タイトル曲が素晴らしい。ホントにこれだけでも買う価値ありです。他の曲もノリやすくていい曲が詰まってます。こんなに下にあるのは不名誉だ!!
タイトル曲の出来が秀逸ですね。
緊張と緩和のバランスが見事。
中ジャケのイラストを眺めながら聴くと物語世界に没入していきますよ。
後半の小品群もEL&Pらしくて聴き応えありの佳曲揃い。
ラストを軽快なロックンロールで締めるのがにくい。
名盤!!
評価低いですね。
TARKUSを筆頭にメチャクチャかっこいいと思うんだけどなー
↑ ラストを軽快なロックンロールで締めるのがにくい。
名盤!!
そのとうり!!!
とにかくタイトル曲の「Tarkus」が凄い。ある意味変態です・・・良い意味で(笑)。
後半の小佳曲連発もいいですね。
バッハをアレンジした「The Only Way」なんかもかなり幻想的で大好きです。
最後の「Are You Ready Eddy?」は本当にバカ(笑)。メンバーの楽しそうな顔が目に浮かびます。キースはこの曲を絶対適当に弾いている!!!。でもその適当がハンパじゃない。
とにかくタイトル曲の20分だけで元は取れるでしょう。
『恐怖の頭脳改革』と照らし合わせても甲乙つけがたい名盤だと思います。
ジャケットも本気なのか冗談なのか分からないところが・・・カッコいい!!!。
タイトル曲「TARKUS」の凄まじさで、後半の小品群が佳作なのに霞んで埋もれがちに見られるのが残念。絶対良い曲だらけだと思うんだけれどなぁ。もっと評価されて良いアルバム。
まずはタイトル曲で組曲形式の「TARKUS」のスリリングな展開に呑み込まれながら呆然とすべし。そして後半はノリノリのロックンロールあり、クラシカルな曲あり、JAZZらしいインストゥルメンタルありでヴァラエティに富んでいる小曲群を楽しもう。彼らの音楽的幅の広さとセンスの良さはこういった曲から感じられる。JAZZらしい「INFINITE SPACE (CONCLUSION)」はHM/HRリスナーにはアピールが低いようだけれど、個人的には後半の楽曲群の中では一番のお気に入り。
タイトル曲「TARKUS」を聴いていたところで母が言った言葉:「何、楽しそうなの聴いているねえ」この名曲に「楽しそうなの」という評価とはなかなか侮れぬ(笑)しかし「楽しい」というのは「ARE YOU READY EDDY?」のハチャメチャロックンロールのことを言うのよ〜(汗)
ふぁうすと 2004年10月17日(日)11時0分
他の真面目腐ったプログレバンドと違って、ELPにはしゃれっ気がある。A面に比べてなんだかんだ言われるB面だって、つなげて1曲にする事は出来たはずだし、評価ももっとあがったかもしれない。それをせずこのまま出したのは「バラエティがあってよい、なにも大曲が好きな人ばかりではない」ことを意識しての事だろう。これを手抜きととるかは人それぞれ。彼らのアルバムには必ずこういう曲が入っていて、私はとてもオシャレだと思うし、これがバランスだと思う。
チョッパー 2004年12月11日(土)18時23分
クラシックコンプレックス丸出しと揶揄されるアルバム。
次回作でそれが顕著になる。
…だが、それがいい。
中曽根栄作 2005年2月21日(月)15時46分
プログレ初体験作品。本当に衝撃的でした。
火を噴くような狂気的なオルガン。ギターレスなのにこれほどヘヴィーだとは。
タイトル曲「TARKUS」はすべてが最高。200点満点献上。
後半の小曲の出来も良い。
ジャケットアートも含め、プログレの中では、文句なしに一番好きな作品です。
アルバムの完成度では「BRAIN SALAD SURGERY」の方が上なのだろうが、好みは断然こっち。
タイトル曲の凄まじいドライヴ感とハッタリを効かせたプログレ様式美。
こんなものを30年以上も前に創っていいのか!
後半の小曲では「THE ONLY WAY」が好き。
アルバム収録時間の半分(アナログ盤ならばA面全篇)が気合の入ったプログレ超大作一曲で占めているのに対し、以降は軽快なロックンロール、クラシック、ジャズと、小品が並ぶ。
そうか、タイトル曲一曲が、なのではなくアルバム全篇そのものがプログレッシヴロックなんだよな。
タルカスは確かに凄いんだが今やっても流行らないだろう。
むしろARE YOU READY EDDY?の方が好き。
僕も彼らの作品ではこれが一番好きです。
20分がアッという間に過ぎてしまう超名曲「TARKUS」の他にも、
ギター無しとは思えないほど良質なキャッチーロックを聴かせてくれたりと、彼らの器用さが良く分かります。
後半の小品がまた良い。なんべんも聴くとどの曲も凝っていて飽きない。
このアルバムに限らず、ムーグの音が一見無機質だけど、
どこか人間臭くて人懐っこい感じがする。
自分にとってはもっともELPで難解なアルバム
でも何度も聴くという挑戦性はやはり名作といわれるに
値するのかもしれない。
EL&Pの金字塔その1
グループEL&Pとイメージが直結している大曲Tarkusをフィーチュアした大名盤。
A面全部を使ったTarkusはプログレの枠を超えた、キーボードロックの金字塔と言っていいだろう。
この1曲、(ファンとしては認めたくないが)一般的にはEL&Pの存在意義そのものなのかも知れない。
だが、1ファンとしてはB面の小曲集にこそ注目したい。
一大絵巻のA面とはまるっきり異なるバラエティはEL&Pの命と言っても良く、時にユーモラスでさえある。
このバランス感覚、娯楽性こそが凡百のバンドを大きく引き離すEL&Pの素晴らしさなのだ。
3人の古巣やデビューアルバムには、この娯楽性が欠けていた。
エポックメイキングな大曲+EL&P式のエンターテインメント。
この両輪を確立したからこそ「TARKUS」は名盤中の名盤なのだ。
うなりをあげるハモンド!斬りつけてくるムーグ!!寄せては返すメロトロン!!
ギターが無くたってこんなに凄いロックができるんだ。
A面の、長さを感じさせない構成とメリハリの効いたドラマは圧巻の一言に尽きる。
B面は、緊張と緩和のバランスが素晴らしい小曲群。
キースはキーボードの申し子と呼んでいい。
彼らの作品中でもっとも好きなアルバム。
タイトル曲「タルカス」だけでも、このアルバムをベストに挙げる充分な理由になるかな。スリリングなインタープレイは何度聴いても飽きない。
何とキース&グレッグがコンビで来日公演することが決定したらしい。