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EMERSON,LAKE & PALMER / EL & P
何故このアルバムが無い?
EL&Pの原点。「Take a Pebble」のピアノは自分が1番好きなピアノ。
ELPの原点。
例えば、クラシックの曲の巧みなアレンジ(1曲目)、
Lakeの十八番アコギナンバー(6曲目)、Palmerのお気に入りソロ(5曲目)
Emersonのクラヴィーア・ソロ(2・4曲目など)。。。
後のELPの魅力が随所に詰まった秀作として薦めたい一枚。
やまねこ 2002年10月28日(月)20時15分
プログレの大御所バンド、“エマーソン、レイク&パーマー"の1stアルバムです。
私はもう、彼らの2ndと3rdが好きで好きでたまらないんですが、この1枚目も素晴らしい出来です。
(1)「未開人」の緊張感あふれる演奏、続く(2)「石をとれ」でグレッグ・レイクの哀愁の英国ヴォイスが歌い出した瞬間の、鳥肌の立つような感動ときたら…。でまた、キース・エマーソンのピアノが美しいんですよね。12分を越える曲ですが、もっともっと聴いていたくなります。
a)クローソー、b)ラキシス、c)アトロポスの3パートに分かれた荘厳な組曲(4)「運命の3人の女神」はもう、タイトルだけで幻惑されます。FSSの影響で気になったってのもありますが…。キース・エマーソンの独壇場となるこの組曲の中では、ラキシス、アトロポス、クローソーの順で好きです。
(5)「タンク」はエネルギッシュなジャズ・ロックといった感じでかっこいいし、人気曲(6)「ラッキー・マン」のシンプルなメロディながらしみじみと訴えかけてくる歌も良いなぁ。
アートワークも異次元を飛翔するかのような、神秘的な白い鳥の絵が美しいです。裏ジャケはちょっと不気味ですが…。
未開人だけで買いです。原曲はバルトークですが、とにかくキーボードワークの凄さを堪能できます。
1stにして傑作。
最初の二曲は当時の人たちは相当度肝抜かれたことでしょう。発売30年以上過ぎた今聴いても度肝抜かれるんですから(笑)
エストック 2004年6月21日(月)19時30分
『展覧会の絵』や『恐怖の頭脳改革』に比べると華やかさに欠け、多少ダークな印象がありますが、これはこれでハイレベル。
とにかく聴いているだけで、3ピースということも忘れるほどもの凄いアンサンブルを体験できます。畳み掛けるような展開の中にもメロディーを忘れないでいる楽曲の連発はとっても心地よいです。「Knife Edge」のようなつかみ所の無いように見える楽曲も、それはそれで魅力的。ある意味変態チックな感覚が逆に個々のレベルの高さを窺わせます。「Lucky Man」はかなりポップなミドルテンポの曲ですが、ちゃんとこういう曲も書けるのも強みになっています。グレッグ・レイクの英国発音が渋い!!!。
とりあえずやってみました、みたいな荒削りな部分があってそこが魅力。こんなELPは他では聴けない。最後に付け足しで入れた「ラッキーマン」が1番印象的。
チョッパー 2004年12月23日(木)12時47分
音質は荒削りですが、曲や構成が非常によく練られていて、EL&Pで一番好きです。一般的には展覧会とか頭脳改革が評価が高いようですが、アルバム通してのクオリティーはこちらが上だと思います(別に天邪鬼ではなく心底そう思う)。シングル用のキャッチーな曲がラッキーマン1曲のみなので、どっぷりとEL&P(というかキースエマーソン)の世界に漬かれます。ナイフエッジのオルガンソロなんて聞いたら死にます。ちなみにこのバンドのベスト版は買っても全く意味がないので、間違っても手を出さないようにしましょう(他のバンドにもある程度言えますが)。
キーボード、ベース、ドラム、ヴォーカル、全てのパートに見せ場があり、非常に理想的な音作りをしています。
中でもエマーソンの煌めくピアノがとても印象的。
繊細で美しい。
「TARKUS」の次に好きな作品です。
野心作。この頃はまだHRではなく、大人しい感じの音楽。
でもこれが一番好きだったりする。
EL&Pの中でも「ソロの集積」色が強いデビューアルバム。
急造の割にアンサンブルがしっかりとしている辺り「流石はスーパーグループ」と言ったところだが、作曲コンビネーションはまだまだこなれていない。
その為、「トリオ曲」「3人のソロ曲」の色合いがクッキリと分かれている。
特にB面は「キース:The Three Tates」「カール:Tank」「グレッグ:Luckey Man」と、強烈なソロ色が並び、A面にしてもアコギソロ、ピアノソロを大胆に盛り込んだTake A Pebbleが強力な存在感を放っている。
実際、Take A Pebbleはライブでもソロタイムの役割を果たしているナンバーだ。
つまり、純然たるグループナンバーはわずかThe Barbarian、Knife Edgeだけと言って良く、しかもこの2曲はバルトーク、ヤナーチェクの引用曲としても知られる。
また、キースのシンセも控え目な点、ユーモアを欠いた暗いトーンに終始している点でも独特なアルバムだ。
「ソロ曲+バンド曲」な内容、強いアコースティックテイスト、特定のイメージを持たせない抽象的なタイトル等々、後の「WORKS」に通じるポイントが多いのも「ソロの集積」が共通する故であろう。