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DEUS DECEPTOR / NONEXIST
「あのヨハン・リーヴァが帰って来た!」待ち焦がれていた一枚です。
ヨハンの声が大好きだった私にとって、彼のARCH ENEMY脱退はとてもショックな出来事でした。「もう、あのvoを聴く事は出来ないのか…。」と思うと残念でなりませんでした。
それだけに、このアルバムでの彼の復帰はとても嬉しいものでした。ARCH ENEMYの頃とは若干異なる歌い方ですが、その声は紛れも無くあのヨハンの声!
サウンド全体のスタイルはテクニカルでプログレッシヴ的な要素を含み、キャッチーでメロディアスなリードが随所でフィーチャーされたデスメタルです。若干低音の迫力には欠ける様な気もしますが、確立された個性と質の高さを兼ね備えた良いアルバムです。
ヨハン・リーヴァがVoっていうのはぶっちゃけそんなに気にかけておらず、Defleshedの超音速ドラマーMatteとAndromedaの馬鹿巧ギタリストJohanがメンバーにいるって時点で買いです(笑)デスメタル然とブルータルに突進するパートから突然切れ込んでくるメロディアスなギターはかなりのモンです。ってゆーかイントロから数えて2曲目の最初のリフが脳裏に焼きついて離れません
自分としてはこのアルバムは「ヨハン・リーヴァ」のネームバリューで購入したのですが、なんかヨハンの歌い方が前と違う??独特のタメを駆使して絶望的に、堂々としたボーカルを聴かせる彼のスタイルが好きだったのですが、このアルバムではあまりボーカル前に出てきてないですね…。そこがちょっと残念だったのですが、それを補ってキャッチーなギターリフ、異様に格好良いドラムスに圧倒されます。自分としてはもう「THE DEVIL INCARNATE」のイントロの2バス連打からリズムが変わる所でKOですね。ただ、ARCH ENEMYの頃のヨハンの声が聴きたいなら、彼の新バンド「HEARSE」の方が良いか、という気がしないでもない。
おそらく出ることはないと思うが、このバンドの2枚目をひそかに期待している。
ヴォーカルがヨハンであり、ギターがテクニカルであることから、どうしてもARCH ENEMYを想起してしまうが、
一枚のアルバムとして良くできている。
オレンジ 2004年10月23日(土)21時32分
ヴォーカルの音量が足りないし、ドラムとギターのサウンドがあっさりしていて生っぽさに欠ける。特にリフがもっと前面に出てくれば良かったと思う。
しかしスラッシーかつメロディアスでテクニカルな良曲のオンパレードで、今作は避けては通れない好盤だ。
アークエネミー脱退〜ハース結成前に産み落とされた至極の名盤。
捨て曲無し!
