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DET SON ENGANG VAR / BURZUM
1993年作。セカンド。真性悪魔主義のブラック・メタルを聴く者なら、このBURZUMあるいは、カウント・グリシュナックの名前は聞いたことがあるはずです。この作品が発表された年にMAYHEMのユーロニモス殺傷事件が起こったのです。
カウントの狂気に満ちた叫び声を聞いていると、なんだか恐くなってきます。でも、おすすめです!
当時、プログレ筋からは暗黒テクノとして高い評価を受けててびびった。
全編打ち込みの内向的で陰鬱なとこがテクノなんだろうな。
テクノ。。。。。?まあ、いいや。
でもプログレ筋からウケルのはわかります。自分もかなりのプログレ好きなもんで。
この陰鬱加減がたまらないんでしょうね!
カウントは多数のアルバムを世に送り出しているが、個人的には初期のこのアルバムか、HVIS LYSET TAR OSSをオススメする。これら以前になるとスラッシュのような曲になってしまう。このアルバムも、HVIS LYSET TAR OSSに比べるとスラッシュ色が若干残っている。Key To The Gateの出だしは、80年代スラッシュ的だ(でも非常に良い曲)。このアルバムのお勧めは、何と言っても「Lost Wisdom」。名曲中の名曲!!!!
日本盤の邦題は「涅槃宮」
ジャケットのイラストのようなモノトーンの音風景が淡々と流れて行き、振返って見れば荒涼たる地平線には草一つ生えていない・・・そんな印象を受けるアルバムです。
暗いとか重いとか、そういう次元を超越してただただ彼岸です。
Burzum初体験作。カウントの悲痛な声が大きな魅力であると同時に、頻繁に聴こうと思えない原因でもあるかな。
ドラマティックでもなく演奏技術に見るところがあるワケでもなく、楽曲の造り自体、この作品に見るべきところはない。
しかし、この作品には濃厚な負の感情が宿っており、コンポジションやテク以外のところでとてもインパクトがある。
「HVIS LYSET TAR OSS」を先に聴いて免疫ができてたので、普通のブラックメタルやん、と思えた。
しかし普通と言ってもBURZUMにしては普通ということであって十分病んでいます。
EMPERORやCRADLE OF FILTHが好き、というくらいで手を出すと火傷するぞ。
比較するのもどうかと思いますが、MAYHEMがブラック好きにとっての「ツボをついた作品」
だとしたら、このBURZUMは「秘孔をついた作品」だと思います。
決して正統派じゃないんですが、この鬱々とした色の無い音世界は癖になりそうです。
曲は②の後半や③の亡霊コーラス(笑)など、意外にメロディアスな部分もあります。
そしてなんといってもCountの泣き叫ぶかのような叫び声はシャウト好きなら必聴ですね!!
音質はほんっの少しだけ曲と関係ないノイズが流れるのがウザいっちゃあウザいですが、
普通に聴きやすい音質です。音の分離がしっかりしていながら
不気味な低音も効いているので、安心して聴けると思います。
私は「HVIS LYSET TAR OSS」を先に聴いてたんですが、
何故かこっちのほうが録音の音量がかなり大きいです(謎)。
とくに⑤のシンセのやつは大きすぎでしょう(笑)
ごめんなさい。
僕にはこのVoはちと合わない気が…。
ホントに火傷しちゃいました。
あれほどヒステリックだとは思わなかった。
そーとーボーカルのクセがあるため、GEORGEさんのおっしゃる事を参考に自己責任で。
フツーじゃないぞ、カウント卿は…。
しかしブラックメタルというものを垣間見た気がします。
どーもEMPERORと比較しちゃうんですけど、悲壮感とか、孤独感というのは明らかにこっちが勝ってますね。
音の数が少ない分使われている音が練られているので、シンプルながら禍々しさを失っていません。
教会で聞いてると狂ってしまいそうな感じです。
すごいなぁ、このギャーギャー声。気が狂ったおばさんみたい。
そして、鬱の世界へと導かれるような寒々しいギターリフやキーボードも素晴らしい
。
言うまでもなく、人間を鬱状態にする曲を創作できるカウントは、天才だと思った。
絶望的なブラックサウンドである3rdの手前のアルバムだけあって1st以上に重々しく鬱なものに仕上がってるが、
2曲目なんて前半はスラッシュっぽかったり後半はメロディアスだったりと、
3rdに比べたらまだまだ聴きやすい作品。
合間のインストが意外にツボをつき、BURZUMの中ではこのアルバムが1番好き。
カズチン 2005年11月12日(土)22時59分
BURZUMの作品の中では一番マトモな作品じゃないかな。
音質もなかなかヘヴィに仕上がっているし。
とはいえ、そこはBURZUMですからね。ちゃんと鬱になってます。
1stと3rdに挟まれている所為か、いまいちパッとしない感じがしますが
これはこれでかなりの代物ですよ。
やっとブロードウェイで買えた!日本盤なのですが、トイズファクトリーから出ていたとは・・意外でした。何気に日本で始めてリリースされたblackmetalなんですね。
内容は凄過ぎる!3rdよりもとっきやすくて個人的にはこちらの方が良かったです。
2ndアルバムです。
相変わらずヴォーカルは酷く病んでいて素敵です。
暗く、欝な音が大半ですがKey To The Gate等はスラッシュらしさを残しながら仕上げた名曲です。
この中ではHan Som Reisteがお気に入りです。
聴いていて落ち着きながら心地よく鬱になれます。
たまらないね。この閉鎖空間的音楽。