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HASTINGS 1066 / THY MAJESTIE
ちょっとSEが多すぎる気がしますが、なかなかドラマティックな曲が収録されています。Rhapsodyとの類似性を指摘されそうですが、⑤The Sight Of Telham Hillのような
曲(このアルバムで一番のお気に入り)は、Rhapsodyのアルバムではなかったような気が。個人的には、ストレートに疾走する曲がもっと欲しかったです。
アルバムとしてのまとまり感はいいです。オペラ団のコーラスがフューチャーされているので壮大さがさらに増してます。楽曲が15曲と少し多いような気がしますがSEが曲の間に結構挟まれてますので…しかしこの手のは好きですね〜♪
RHAPSODYよりも映画っぽい感じでいい。
前作から、一皮むけた感のする快作と思います。曲間にふんだんにSEを導入して、場面展開しながらも全体の一体感を出すところは巧さを感じます。
疾走曲は、特に2曲目、5曲目、14曲目は聞き惚れます。バッキングのクワイアは、メインのVoを邪魔することなく上手く曲を盛り上げてます。曲中のリズムチェンジも、スピードダウンと同時に壮麗さとHeavyさを強調してあります。ギターソロは飽くまで滑らかで効果的。
じっくり聴かせてくれる曲も聴き所。特にAnger of Fateにはクワイアと彼ら独特のメロディーライン、転調をふんだんに効かせて、ドラマティシズムを醸してます。
確かにこのジャンル全般から見ると、彼らはまだまだ飛び抜けたものに乏しく、多少大人しい気もしますが、壮大でシンフォニックでコーラスを大々的にフィーチュアした音が好きな人には、アピールします。RHAPSODYには無い独自の展開力と壮麗さが備わっていて、モノマネに終わらず、またこの後の作品にもどのような形で表現されるか、まだまだ楽しみが尽きないと思います。
このアルバムは何といっても本物のオペラコーラス隊がクワイアとして
参加しているのが魅力ですよね。それがメロディーをさらに印象付けて
壮大なシンフォニックメタルを作り上げています
荘厳なクワイア、壮大なオーケストラ、等々シンフォニックメタルにはたまらん要素がたっぷり!ただ一つ、ラプソディーの印象が強すぎるのかもしれないのだが、メロディーが古くさく聴こえる。5曲目のサビなんか特にそう聴こえる。ギターの技術は速弾きに拘らずメロディー重視で結構上手である!シンフォニックメタルファンは聴く価値有り!
まあ良いと思います。このサウンドは本物です。
デビュー作ではメンバーも散々ラプソのクローンと言われたそうですが、解説にもあるようにこのアルバムではエピックの方法論が全然違い、演劇的エピックメタルとしてラプソとは一線を画しています。本当の戦いを描いているだけあって歴史映画を見ているような雰囲気がある。
ただ・・・一つ難点を言うと、メロディがいまいちつまらないことですかね。もっとわかりやすくキャッチーにしてほしかったな。
RHAPSODYのようなファンタジー系でなく、テーマのとうり歴史大作系の雰囲気を感じます。
Voとクワイアの絡みもなかなか良い。
音作りがうまい。
展開とか構成がかっこよくて、全体を通して聴きごたえがあると思います。
ただ、インストが多くて歌入りの曲が少ないので、ちょっと聴きにくさもあります。