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迷える百合達〜ROMANCE OF SCARLET〜 / 黒夢
デビュー当初のアルバムで、まだ黒夢をビジュアル系と呼んでもおかしくないくらいの時代です。暗くドロドロした曲がたくさん入っていて、この頃のほうが個人的には好きですが、後期のパンク系としての黒夢が好きな方にはあまりおすすめできない・・・・。
メジャーデビューアルバム。前作「亡骸を・・・」の薄暗い音像より、幾らかストレートな楽曲が並ぶ(ドラムも生だし)。「棘」「自閉症」なんかは、かなり長い間ライヴの定番でした。
たいていの曲は黒夢らしさが炸裂してるが、個人的には、実験的な「masochist organ」や、前作にはなかったキャッチーな「aimed blade at you」「romancia」の様な楽曲も気に入っている。
総じて「いかにもヴィジュアル系」的な音です。
黒夢のメジャーデビューアルバム。
このアルバムはジャケットがなかなかかっこいい!!
全体の曲調としてはインディーズ時代ではダークで激しい曲調が多くアンダーグランドな世界にいた彼らだが、このアルバムではハードな曲調を残しつつ、わりとポップで聴きやすきなっていった。
まず、ピアノインスト「開花の響」で彼等の世界に引きずり込まれ、続く「棘」でKOです。
また、インディーズ時代にはない新しいアプローチ的な曲「aimed blade at you」、「百合の花束」、「沈黙をくれた君と苦悩に満ちた僕」なんかも聴きやすくて良い。
さらにハードな「neo nude」や活動休止直前まで歌われた「autism-自閉症-」なんかもカッコイイです。
最後は名曲「utopia」があり、その後には「開花の響[reprise]」で輪廻のごとくCDをリピートしてしまうわけです。
ファンなら是非御一聴を!!
「亡骸を・・・」の路線を引き継ぎつつも、メジャーらしい聴きやすい曲もある。
音はまだまだビジュアル系の匂いを残しています。
現在の清春ソロで演奏されている曲も多く、ソロが好きな人は必聴の一枚です。
最初に迷ったのはファンかも!でもマゾヒストオルガンというソロでも
披露した屈指の名曲。どちらといえば動ではなく静のモチベーションで
貫かれており破壊的勢いは少ない(棘とかはライブ栄えする)
清春のソロに近いね。
1994年発表のメジャー1st Album。
前作「亡骸を」にもその傾向はあったが、ますますポップになった感じがする。
音がメジャーになったのは当たり前なのだが、今まで無かったタイプの曲がかなり多い。
他のバンドに比べたら結構インディーズ時代の名残が異常に少なく感じる。
戸惑ったファンは多かっただろう、面影があるのはメロディだけだし。
完成度は前作ほど隙なしとは言えず、バラエティに富んだ曲構成になっている。
オススメは②、③、⑦、⑨あたりかな。
⑨は再発盤には入っていませんのでご注意を・・・
83点。