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DAVI / VOLCANO
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待ちに待った2ndアルバム。これの前に出たミニアルバムがとても良かったので、また大いに期待して購入しました。長く待たされただけの素晴らしい作品である事を期待して。
ところが…、ところがです。裏切られてしまいました。悪い意味でです。
まず、アグレッシヴさとへヴィネスが減退してしまった事です。方向転換だと言われてしまえばそれまでですが、1stに有った「激烈サウンド」と「泣きのメロディー」の対比のインパクトが損なわれて、中途半端な印象を受けてしまいました。良く聴けばギターのメロディーはまさしく屍忌蛇の物なのですが、このアルバムでは何故か魅力に欠ける気さえしてしまいます。何度も聴き直したのですが…、どうしても好きになれませんでした。
ここしばらく屍忌蛇の活動について全く音沙汰が有りませんが一体どうしているのでしょう(ANIMETALでの活動はチョコチョコとしていた様ですが)。他のメンバーがそれぞれのバンドで忙しくしているのは解りますが、まさか、このまま自然消滅…なんてイヤな想像さえしてしまいます。
私にギターを持たせた屍忌蛇。一度は尊敬した屍忌蛇。早く帰ってきて欲しいです。
もうこれ以上、他のバンドやギタリストに浮気するのは耐えられません。
GIHALA 2002年10月15日(火)20時5分

このアルバムについては賛否両論のようですが、
少なくとも私は十分に堪能することができました。
どの曲も屍忌蛇節炸裂でまさに泣けます。
個人的にはM8がオススメ。
別所 2004年2月21日(土)12時8分

じつは結構いい作品だったりする。
1Stと比べるとちょっとNevermoreっぽくなったきがします。
意図的にそうしたのかはわかりませんが、音がこもってます。
曲も悪くないし、ギタープレイも良くなっているのだが、それでも1stの方が全然良くきこえてしまうのはズバリ、F・ノムストロームがミックスに関わっていないからでしょう。
やはりプロダクションとは大事な作業なのだなぁというのがよくわかる作品です。
この分野では日本と欧州ではかなりの差ができてしまっているようですね。
えめるそん 2006年4月21日(金)14時17分

前作に比べてスラッシュ色と言うか派手さがが減退し音質的にもダイナミックさに欠け小さくまとまっている感が否めないのがマイナスですが相変わらず屍忌蛇の泣きの疾走ぶりは安泰で本作の最大の聴き所となっている。前作よりバンドのカラーが固まりパクリ的なフレーズが影を潜めオリジナリティを確立しつつあるも個人的にはなんだか地味な印象を受けてしまう。曲自体は悪くないだけに残念な気分になるのだが及第点ははるかに越えている。
良くも悪くの日本人的な泣きの旋律を奏でる彼の感性がこのバンドの生命線、ジャパメタ臭いからと切り捨てるのは惜しい気がします、
失恋船長 2008年6月3日(火)14時2分

メロディック・デス・メタル的なブルータリティや、畳み掛けるような疾走感が薄れ、よりメロディアスで
グルーヴィなノリが打ち出された作風が、ファンの間で賛否両論を呼んだ、'01年発表の2ndアルバム。
とは言え、スピード・ナンバーがなくなってしまったわけではなく、アルバムの幕開けを飾るに相応しい荒々しさを
備えた①、本編のハイライト・チューンと言っても過言ではない⑥、ラストを激烈に締め括る⑫辺りは、疾走感と
煽情力抜群のメロディが見事に組み合わった流石の出来栄えで、前作『VIOLENT』を気に入ったファンなら
必ずやガッツポーズを取るであろうカッコ良さを誇っているし、何より、このバンドの生命線とでも言うべき
「メロディの魅力」は、衰えるどころか、ここにきて益々その威力を増しているとの印象を受ける。
特に、元VOW WOWの厚見礼衣(Key)がゲスト参加している⑤や、MI-KEの名曲“思い出の九十九里浜"のフレーズを
取り入れた⑦といった、より普遍的なハードロック路線へと接近を果たした、メロディアスな楽曲で炸裂する
演歌や歌謡曲ばりの、強烈な哀愁を伴ったメロディの破壊力には並々ならぬモノがあり、最早、泣きメロというよりも
「クサメロ」と表現すべき、その毒ガス兵器並の臭気に、メロディ愛好家は悶絶必至かと。
まぁ、こうしたベタなノリがダメという人も多いだろうし、ヘヴィネスを強調しようとするあまり、妙に窮屈に
なってしまったサウンド・プロダクションにも難が有る。何より、即効性という点に於いて前作に大きく劣るというのが
正直なところだったりするのだが、ともあれ、個人的には結構お気に入りだったりする1枚。
火薬バカ一代 2008年7月21日(月)0時44分

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