CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
SLIDE IT IN / WHITESNAKE
ジョン・サイクス以降のスーパーギタリストがもてはやされるホワイトスネイクですが、
このアルバムの素晴らしさはメル・ギャレイの作曲能力にあったのではないでしょうか。
もちろん、派手さはありませんが、曲の良さこそ、アメリカで売れる要因の一つでしょう。
とりあえず、日の当たらないギタリストに対して敬服します。
Whitesnakeを全世界的なスーパーバンドにしたのは次作ですが、一番個人的に愛聴しているのはこっちの方。それまでのブルージーな作品ももちろん素晴らしいんだけど、いい意味ブリテッシュテイストとアメリカンテイストがブレンドして非常に聴き易くとっつき易い出来に仕上がった、と思う。加えてコージーのドラミングも絶品で、本当にかっこいい!カラフルなアメリカン仕様のWhitesnakeも魅力的だけど、この頃のブリティッシュ仕様もいいよ。
「ブルージースネイク」アルバムの集大成じゃないかな。
コージーのドラムを筆頭に、繰り出されるメロディと楽曲のよさにスキが無い。
気づくといい感じに終わっちゃう。それはもうすごーい単純なロックソングだし。
コレ以前の作品にはいわく「捨て曲」も多く存在し、
なかなかアルバムをピックアップするのが難しいので、
「サーペンス〜」以前に興味が出来たらまずコレがおすすめでしょう。
あ、ちなみに「USヴァージョン盤」より「UK/JP盤」のほうが個人的にはいいです。
ちょっとMIXが悪い(からリミックスされたんだけど)ボリュームを大きくすりゃ同じようなもんだ。
んで、断然こいつは名盤です。全時代を通じて一番曲の質が良い。
サーペンスはレコードとしてはサウンド的に良い仕上がりで、実績は完璧にあっちが上になったわけだけど、曲自体には魅力が薄かったりしてジョン・サイクスの独善的要素がクドい。
1,2曲弱いのも入ってるけど、このアルバムの曲の良さは聴きゃ分かるよね?
古臭いものと新しいものの合わせ方、伝統的なブリティッシュROCKとアメリカニズム商業路線との合わせ方。非常にバランスが取れていると思う。
Slow&EasyのPVの斜に構えたコージーもカッコ良かったなー。
デヴィッド本人は詳しく語っていないので勝手に想像するが、当時アメリカンドリームに酔いっぱなしのQuiet Riotとのブッキングツアー(なんと前座ですぞ)をしていたのだが、クソ生意気なケヴィン・ダブロウに色々とからかわれていたらしく、その悔しさがバネになりサーペンスアルバスのようなゴージャスな音を作る決意へとつながったらしい。結果は見えていた。
勿論このアルバムの楽曲を抱えてツアーしたわけだからその後の成功は、
このアルバムがもたらしたと言えるわけです。
というわけで、ケヴィンにピザ投げつけてやれよー。
コレは名盤です。超名盤。全曲名曲、文句なし。ちょっと音が不安定なのが気になりますが、まぁ、曲がイイからヨシとしましょう。
このあと(USmixのあと)ゴージャスな「サーペンス・アルバス」になるわけですが、初期のブルージーさとゴージャスさが絶妙にマッチした素晴らしい作品です。(英盤が初期寄り、USがサーペンス寄り、といったところでしょうか)
USミックスでは曲順が大幅に変えられていますが、こっちの曲順のほうが数段良いです。やっぱり、Guilty of loveは6曲目じゃなくてラストでしょう!!!Standing in the shadowがラストっていうのもちょっとねぇ・・・。
サーベンス・アルバスも好きですが、ホワイトスネイクのアルバムとしてはこのアルバムが
最高傑作です!!
ただし、USミックスはあんまりよくないです・・・・・
せっかくのコージー・パウエルのドラムの音が薄くされて、さらに曲全体が軽い感じの音色になってしまっています。
オリジナルの音色でジョン・サイクス、二ール・マーレイの音を加えるべきだったと思います。
しかし、メル・ギャレーは良い作品を作って才能があるのにあんまり評価されてないのは、
悲しい限りです・・・・
ホワイトスネイクの音楽的な本質を守ってきたアルバムとしては、このアルバムが最後となったと思います。「うなぎ」さんご発言のとおり「ブルージースネイクの集大成」で、佳曲ぞろいです。コージー加入でどんな音になるやらと心配しましたが、派手なドラミングもなく楽曲全体に図太い芯がとおり(それまでのホワイトスネイクはそこが弱かったんですが)、ダイナミクスという点ではピカイチだと思います。
さて、なぜUSミックスではなく英・日盤なのか? それは、冒頭のとおり「ホワイトスネイク」というバンドのオーセンティックなスタンスを体現しているからに他ならないからです。確かにサイクス、マーレイがプレイしたUSミックスも音にメリハリが出て、ヌケの良い華やかな印象をうけます。また、時代的により大きなマーケットを狙うという戦略もあったのでしょう。でも、どうしてもオリジナル盤の音を知っていると、とって付けたかのような違和感は拭えません。
やはり、「SLIDE IT IN」アルバムはカヴァーデール、ロード、パウエル、ギャレー、ムーディー、ホッジキンソン(!)のメンツのウェットで重厚なハードブルーズを聴かせるオリジナルミックスであるべきなのです。
それにしても当時は子供ながら「オヤジぞろいの渋いバンドだな」と思ったものです。
1曲目のあまりの渋さとカッコ良さにまいりました。デビュー当時からの音楽性が行き着いたアルバムと言える。それにSlow An'Easyの渋さはどうだ!後々のライブでも演奏している程デヴィッドが好んでいるのもわかる。
帝王序曲 2003年12月31日(水)18時57分
一ヶ月くらい前に友人宅で初めてアナログで聞きました。
以前CDで聞いたときとは比較にならない程のインパクトを受け、友人と二人で
「かっこいいな〜」を連発してました。(酒かなり入ってた)
後日、TSUTAYAで見つけ、速攻借りました。(モチロンCDですけど)
確かに音圧の大きいコージーのドラムはこの作品をより引き締め、楽器全体の音の
バランスも良くクリアでうまくプロデュ-スされていますね。
上記のジョンさんやウチの奥さんが言うとおり、殆ど語られることがないメル・ギャレイ
の曲作りのセンス、後にデビカバが語るようにギャレイのクレジットがない「ギャンブラー」
はギャレイのもち曲をぱくったと白状していますし、クレジットがなくてもかなりの曲で
かれのアイディアやセンスが使われたアルバムです。本作は目立たない男、メル・ギャレイなしでは出来なかったアルバムです。
このアルバムは『WHITESNAKE』と同じくらい好きです!
捨て曲など存在せず、実際全曲名曲くらいの超名盤だと思う。
上記の方の言う通りコージーやジョンロード、メルギャレイなしには完成し得なかったアルバムですね。
俺のお気に入りは「STANDING IN THE SHADOW」「LOVE AIN'T NO STRANGER」「SLOW AN' EASY」「GUILTY OF LOVE」。
これも名盤です。どれもいいがとくにLOVE AIN'T NO STRANGERとGAMBLERがいいとくに、GAMBLERはイントロがいい。
ド派手な「サーペンス・アルバス」を先に聴いたからか、最初は「なんて地味なアルバムなんだ」と一種の肩透かしを食った記憶がありますが、
本作は聴き込むごとに良さがにじみ出てくる、英国ハードロックの傑作だと思います。
コージーのパワフルなドラムもいいですが、カヴァーデイルがヘヴィメタルのヴォーカリストという以前に、
魅力的でソウルフルなロック・ヴォーカリストだなーと思うのは、こちらのほうではないでしょうか?
あの時代だからこそ見事にハマった「サーペンス・アルバス」とは違って、このアルバムはどの時代においても魅力は変わらないと思いますし。
…あとこのアルバムにオリジナルとUSヴァージョンの2通りがあり、自分もどちらとも聴いたのですが、これはもう好みの問題と言うしかないと思います。
あまり知識がないので稚拙な表現になりますが、USAの方はサウンド全体がクリアでまとまりがある感じ。「サウンドが良い」といえばこちらでしょう。
オリジナルVerは楽器がそれぞれ鳴っている感じで、こちらのほうが臨場感あるといえばあるような…あまりヘヴィメタル的なミックスではありません。
新品で買うとすると、今市場に出回っているのは十中八九USAのほうだと思いますが、自分が初めてこのアルバムを聴いたのが中古店で買ったオリジナル盤だったし、
ずっとそれで聴いてきたのでオリジナルのほうが馴染みがありますねー。原盤をなるべく尊重したいというのもありますし…
でも「サーペンス・アルバス」から入った人はUSAの方が取っ付きやすいのでは。まあ、好みですけど…
『サーペンスアルバス』が好きな私も『Standing In The Shadow』は哀愁漂いかっこよく
好きですね〜。カヴァーデールは本当に歌が上手い!
『Slide It In』、『All Or Nothing』もいいね〜。
この次のアルバムがサーペンスな訳ですが、かなりブルース色が強いです。
しかしこの渋さ、円熟味が本当に素晴らしい!曲が本当に素晴らしい。
俺はサーペンス先に聴いたけど普通にかっこいいと思いました。
・・・っと、USAバージョンも登録されていたんですね。
音質はUSAバージョンの方がずっといいらしいです。聞き比べたわけでは無いですが、
一般的にそう言われているので。
同じような意見の方がいて本当にうれしいです。
確かに「サーペンスアルバス」も強烈ですが、私にとっては本作が一番です。
本作前にデビッドがポリープの手術をして、高音がエラく出るようになったんですよね。
アルバムはこれまでのWhitesnakeの集大成 アメリカへの探りを含んだ楽曲へのアプローチが
感じられます。メンバーもウソみたいなデビカバ、コージー、ジョンロード。凄すぎ。
中でも「Love Ain't No Stranger」後にも先にも私にとってこれを越える曲は
ありません。
その昔、中古屋でこの「SLIDE IT IN」を見つけ、「そういえば、この作品2つバージョンがあったな」と覚えてたから裏面のメンバーの写真を見て「アメリカバージョンだな」と確認して購入。ジョン・サイクス信者なので当然アメリカ盤が欲しかった。
しかし、家に帰って聴いてみると確実にサイクスたちはいない。なのにメンバーの写真にはサイクスもマーレイもいる。はめられた気分だったわ。こういう紛らわしいことはやめてほしい!!なんで演奏してる奴と写真のメンバーが違うんだよ、ボケ!!!
でもそんな怒りを忘れて聴いてみると、このUKリミックスも味があって良い。というか、曲が初期の雰囲気のまんまなんだからこっちの方が合ってるのかも知れないね。ブルース、ロックンロール時代の白蛇では80年の作品の次に好き。「STANDING IN THE SHADOW」「GAMBLER」「ALL OR NOTHING」は大好きだ
その後ダッシュでサイクスのいるバージョンも買ったことは言うまでもない・・・
どうしても80年代のWHITESNAKEは次作「WHITESNAKE(SURPENS ALBUS)」に重きが置かれてしまいますが、これも名盤です。
今でもライヴで演奏される曲も多いですし、何より捨て曲がないというのはいいですよね。
意外と人気がないのかもしれませんが、最後の"Standing In The Shadow"は名曲ですよ。
「サーペンス」は確かに派手ですばらしいアルバムですが。
このアルバムも負けず劣らずすばらしい出来ですよ。
このアルバムは2種類あって俺が買ったのはUSA盤です。
演奏陣もすばらしい、コージーのドラム、サイクスのギターいう事無しでしょう。
捨て曲がなくじっくりと聞けます、ブルージーな白蛇を聞いてみたい方におススメです。
曲は良いがアレンジは単純。曲もキャッチーなサビなどは頭に残るけど他には何が?と言う感じで、何かが足りないように思う。前のWSは音を入れすぎでゴチャッとした感じだが、一転してシンプルな音に。デビカバの声質からバッドカンパニー的なシンプルさを目指してアメリカよりの音にしたのか、方向性は良いと思うがやりすぎかな。高校生でも考えつくようなアレンジだもん。でも結果的にコージーの音をより目立たせるようなミックスになり、他の人も言われたように芯が通ってその点はいいのかもしれない。あとサイクス抜きのバージョンの方がずっと好き。この人は自分を過大評価している。ヘビメタギタリスト史上、いろいろな意味で最も幸運な人だと思う。
このアルバムのアレンジやサウンドがシンプルな印象を与えているのは、WHITESNAKEにとってコージーの存在が大きかったからでしょう。メンバー6人がまとまってアンサンブルをしてます。しかしながらサウンドは力強くなっており、より他のBANDに無い独自な路線を行ってます。
この後の「WHITESNAKE(SURPENS ALBUS)」を聴いてこちらを期待して聞くと肩透かしに合うかもしれませんが、ブルーズ好きな人やブルーズに興味ある人、メンバーのファンなら買って損は無いでしょう。
個人的には、「WHITESNAKE(SURPENS ALBUS)」より前のアルバムの中で最高と思います。
このアルバムの評価が低くてビックリです。全曲最高。音も次作の音圧に比べればショボいかもしれないが、ブリティッシュな雰囲気で最高だと思う。
アトムの子 2005年12月21日(水)12時27分
祝来日!当時中学であった僕はジャケットの蛇になりたかったのです。この渋みは誰にも到達出来ないでしょう。サーペンスより洗練されてない所が非常に魅力です。これがコージー初体験だった僕はハードロックの奥深さみたいなものが分って今に到ります。
意味深なタイトルやジャケットのしゃれっ気は大人の余裕を感じました。
とにかく名盤!
今でも蛇になりたいです。
オリジナルしか聞いたことないんです。「GAMBLER」で始まります。イントロ聞いて、ああ、生きててよかった、と購入当時思いました。スリル満点です、これ。
個人的にはWHITESNAKE最後のアルバムです。
発売当時、中学生だったオイラには渋すぎて嫌いだったけど今は大好きです。名盤!!
この作品はオリジナル盤とUSA盤両方持っていますが、自分はGAMBLERで始まりGUILTY OF LOVEで締めるオリジナルの方が好きですね。特に前半の流れは最高です。
うん、渋くていいアルバムです。
デヴィッド・カヴァーデイルのソウルフルなヴォーカルが心に染み入ります。
自分はUK版なんですけど、音質は確かに劣るかも。
でも、曲順は絶対こっちの方がいい!
ムッチー 2008年11月29日(土)23時41分
サーペンスも良いがこれも良いです。
Whitesnakeのアルバムで一番好きな作品です。楽曲の良さ、Davidのヴォーカルのクオリティの高さ、Cozyのパワフルなドラム。Jon Lord最後の参加作品ということも大きいです。他の方も書いておられるように曲順はUK版が良いですね。学生時代、夢中で聴いたアルバムですが、今でもその魅力は衰えることはないと思っています。
私も、彼らの中では一番好きな作品ですね。
最もこれ以前はスルー状態なので偉そうな事は言えないのですが・・・
コージーファンとしては、彼のプレイが聴けるだけで満足ですが、カヴァーディルのヴォーカルも凄い!
ギターはミッキー ムーディーとメル ギャレーって地味ですが、曲の良さを引き出す的確なプレイをしています。
ジョン ロードって長い事トップキーボーディスト扱いされてましたが、そんなかなあ?普通じゃん。(ケン ヘンズレイ好きには物足りないプレイです)
SLOW AN' EASYは超名曲だと思うし、その他も良い曲ばっかり。この時点での集大成的アルバム。