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SAVAGE AMUSEMENT / SCORPIONS
やはり無しか。
地味なんだろうな。話題性も乏しいし。
個人的に愛聴盤!!!
ポップで、湿り気もあって、バラエティあって、疾走曲もある。
禁断の刺青より湿り気あると思うけどなあ。
中古で安く売ってるから絶対聴いた方がいいよ。
'88年発表。若手HR/HMバンド隆盛の時代だったんで、ベテランには辛い時期だったかも。「BONJOVIを意識した作風」等と言う口の悪い人もいた。④“Media Overkill"でトーキングモジュレータ(リッチーサンボラがLivin' On A Prayerでやってるやつ)を使ったから?ちゃんとアルバム全体聴いたのかな〜。前作「LOVE AT FIRST STING」のほうが明るいしポップだし、コアなファンの非難の的になりそうだが、結果的にアメリカで売れちゃったから余り攻撃されずに済んでいるような気がする。
私的には「超」の付くお勧め盤です(ウリ時代に固執してる人は除く)。
「LOVE AT 〜」のポップ性+「BLACKOUT」のHM性+初期の湿り気・暗さも少々といった感じで、かなりオイシイと思うんだけど。楽曲も粒よりだし。
いやー、久々に音源入手。手放してから早10年。当時はよく聴いたもんです。
このアルバム、やっぱりイイですね。
いい意味でHR/HMの時代だった80年代大詰めを象徴できてる音作りがイイ。
今になればいろんな音色・音像などはゴマンとあるので、発売当時ごちゃごちゃ言われてたけど今となっては素晴らしくシンプルなハードロックにしか聴こえませんね。
確固としたメロディにどっしりした勢いがあるなんて、とっても素晴らしいことだ。
90年以降、模索し続けるHR/HMが失っていったものだ。ある意味ベテランらしい作りである。
『PASSION RULES THE GAME』のギターソロは感涙。
SCORPIONSのアルバムは外れなしとの情報を鵜呑みにし(バカ)、即GETしたのがこれ。
HM/HR大御所の貫禄と余裕が滲み出ているかのようです。当然捨て曲など・・・仮にあったとしても、④や⑥を聴けばどうでも良くなることでしょう。納得と満足と興奮を同時に覚えました。まさに蠍軍団様々ですね。毒の回りの早いことといったら、もう・・・。
初めて聴いたSCORPIONSのアルバムです。蠍女のジャケットに惹かれ購入しました。
とにかくもうクラウス・マイネの歌声は素晴らしいの一言。
このアルバムあんまし売れなかったみたいですけど、前作の「LOVE AT FIRST STING」よりも私は好きです。捨て曲なんてありません(個人的に)、哀愁漂うメロディアスソングの数々…ああもう…蠍の毒にやられてこれ以上は…
はて、このアルバム、売れたって聴いてるが私の記憶違いか? 全米で5位ぐらいで、しかも長期に渡って売れたんで、一番売れたとも聴いたことがある。ま、いいや。
当時、このアルバムは、HM/HRファンで無い人も好きだった。私は一般洋楽好きの友達から教えてもらうという逆輸入でこれを聴いたという不実(^^) なさけなや。
正直言って、大して印象に残らない曲もある。ただし、それはアルバムの中で、ということ。前半4曲が、かっこい、ノレる、ハード、ときたもんでそこばかり聴いてしまう。音が一つ一つしゃっきり出ているんで、かなりキャッチーに聞こえるが、メタルそのもの。もう15年も前の古いアルバムなのだが、未だに「モダン」を感じるのは、このしゃっきり感だろう。
訂正。
バラード以外みんないい曲でした(^^) いやバラードも曲自体はいいんだが、どうもノリノリ
な流れを阻害する気がしてしょうがない。
購入当時はよく聴きました。メロディーの良い佳曲は有りました、Passion Rule The Gameとか、Rythm Of Loveとかね。でもBlackout〜Love At First Sting〜World Wide Liveと、有る意味大きな山をバンドが越えた感があったので、これらのCD程は入れ込まなかった気がします。本作以前2〜3作の持ち味が分かり易いように、アレンジをMetal者以外にも優しくしたのかなと言う気はしました。エッジのある曲は有るのですけど。また、本作からディーターの元を離れたんでしたっけ。
持ち味はそのまま、アレンジでちょっと冒険、そんな一枚な気がしました。
いろんな意見があるとは思いますが、個人的にスコーピオンズの最高傑作だと思っています。成熟された味わいのあるその作風は、一聴すると地味な印象を受けるだろうとは思いますが、前作前々作のスタイルの集大成的な音像がアダルトなムードで進行していき、その佳曲の多さに驚かされます。まあこのバンドの「勢い」が好きな人にはお勧めできませんが素晴らしいアルバムだと思います。
最近日本盤のリマスター盤を買いなおしたのですが、最近の彼らにはない独特な暗さ、良さを改めて再確認しました。
今聴いてもやっぱり地味な作品だけれど曲の力強さというかエッジが効いてるというか、いい意味で一曲一曲が凄く作り込まれているような気がする。
今まで自分の中では一般には受けない「通好み」の作品として認識していたのですがココでは結構高く評価されていたので、分かっている人もたくさんいたんだぁなんて思いました。
まぁ彼らには速い曲やノリのいい曲なんて期待していないので、この暗さ、地味さは逆に好印象でした。(アップテンポの曲ももちろん入ってますよ)
最近の作品しか知らない人にはぜひ聴いていただきたい一枚です。
ロージー 2003年11月11日(火)10時25分
なんと、80年代では一番人気のある作品じゃないですか!
地味って意見が多いようですがハードなナンバーは多少ミデアムになって
良い感じだと思います。ジャケも今までにないお洒落(?)雰囲気だし。
Scorpionsの幅広い魅力のうち、"柔"の魅力が凝縮された名盤。
ミディアムテンポAOR主体の、風格があるのに親しみやすい音となってます。
音数自体はヴォーカルも楽器もかなり少ないんですが、ギターやヴォーカルのメロディーのよさは、
それで勝負する音楽性にしただけあって、さすがのScorpions歴代最高レベルです!!
走りまくるだけが、熱いだけが、音楽じゃないぜと訴えかけるような奥深い曲がズラズラ。
これ1枚で、1ヶ月くらいはご飯食べれますね(笑)
彼らの魅力が詰まった素晴らしいアルバムと思う。
オススメです。
これで初めてスコピを知りました。CRAZY WORLD同様いい曲が収められています。
たかちゃん 2004年4月22日(木)14時48分
当時はポップすぎると批判されたアルバムだが今聴くと何処がポップなんだ!?と
言いたくなるようなスコピ独特の哀愁が感じられる作品。
特にクラウスの歌唱が素晴らしく次作(CRAZY WORLD)のアップテンポの曲では
アメリカンハードロックのようなあっけラカンとした歌い方をしているが
今作では速い曲でも今までのような色気や哀愁を感じさせる歌唱で素晴らしい!
サウンドプロダクションは当時としては少し良くないがこれも曇った感じの音で哀愁を誘う。
⑧の軽快な曲から⑨のお得意のバラードへの終盤の流れがイイ。
必殺の曲がないから当時は余り売れなかったのかも知れないが、どの曲も平均点はクリアしてる
「ポップだから」と言う理由で聴かないのは絶対に惜しいアルバム。
リアルタイムで聴いたので、思い入れがあります。1曲目(Don't Stop at the Top)なんかいい曲だと思いますよ。このグループは昔からコーラスがキレイですね。
当時、『Black Out』や『Love At First Sting 』みたいな新作を求めていた私は、この
アルバムを聞き終えた後、喜びもあったが充実した満足感がなかった。
しかし聞き込んで行くうちにハードロックを越えた得体の知れない物悲しいスコーピオンズ
ロックサウンドでお気に入りのアルバムとなった。
ドラマティックで哀愁感じるツインギターのイントロ!中間ソロ前の盛り上りのサビ!泣き
のボーカル!ミディアムテンポが心地いい重低音の『Don't Stop At The Top』。
物悲しい『Rhythm Of Love』。
泣きのアルペジオ、悲しく歌っているようなギターリフ、ドラマテックな盛り上りをみせ、
これまたクラウスの訴えるような歌唱力を感じる『Passion Rules The Game』。
スコーピオンズらしくない?ジェイク・E・リー在席のオジーやラットを彷彿とさせる
軽快なロックンロールがまたいい『We Let It Rock…You Let It Roll』。
疾走感溢れる慌しいスピードチューン『Love On The Run』。
お約束?のバラード『Believe In Love』。
どの曲を取り上げても、やっぱりスコーピオンズである。
105円で売ってた。ずーっと欲しかったから、音さえなればいいと思い、買ってきた。
なんでこれが105円なんだ!不当評価だ!と怒りたくなるほど、いいアルバムだ。
今時のキッズ(?)が理解できないかもしれない哀愁・メロディー・80'Sテイストは、
まさに極上ものだ。これが「あきんど」の回転すし1皿分の値段とは、泣けてくる。
盤は良好。しかもステッカーまでついていたのに。
1〜3の流れはお見事。エンディングも感動的。実にいいアルバムです。
80年代を否定する思想は、いまだ根強い。
アンドリューWK以降のリバイバル的な動きも、さほど盛り上がらなかった。
確かにあの時代は、ロックに限らずフワフワした音楽が多かった。
デフレパードやポイズンには、デュランデュランやデッドオアアライブ(この人、好きだけど)
と同じ臭いが漂う。時代を反映して音楽も享楽的で商業的だった、80年代。
それゆえ、ロックへの幻想を捨て切れない向きにはぽっかりと空白があり、
70年代までとニルバーナ以降こそが本物とする思想は、
90年代的なロックがとっくに飽和した今も、まだ根強い。
メタル界は特に後半は御大AC/DCも失速気味だしプリーストもなんだか締まらないし、
そして何より事あるごとに批判の矢面に晒されるLAメタルが全盛(俺も好きなバンド少ない)
だった事が、とにかく象徴的だ。
さてそんなこんなで何かとお騒がせな80年代メタルの、
アイコン的存在スコーピオンズのそのさらに最も80年代的なアルバムの一つ
サヴェッヂ・アミューズメント。
これはそんなにロックしてないだろうか?そんなにフワフワしてるだろうか?
ヘアメタルと一緒だろうか?
いやいやいや。まったくもって、そんな事は無い。
聴いてみぃ、このセクシーなグルーヴ、このクールなリフ。冴え渡る職人芸。
何より極上の曲、音楽として魅力的なこと。
確かに凄くポップでゴージャスでボーカル中心だけど、芯はとてもしっかりしているじゃあないか。
70年代のあの神秘的で絶望的なサウンドも素晴らしいが、この頃だっていい音出してた。
80年代メタルにも、しっかりとロックは息づいていたのである。
思うに、どの時代にも神と糞は同居してる。
音楽は時代やジャンル何か関係なく、個々の力量でこそ出来が決まる。
だから特定の雑誌や思想なんぞに左右されないで、幅広く聴いた方が楽しいしきっと耳も肥える。
ネットにも情報は溢れてるし、自分の感性のままにチョイスした方が、いい作品に出会えるんじゃないのかな。
正直、このアルバムをはじめて聞いたときには何の感動もなかった。もうSCORPIONSは終わったと思った。ほかのバンドと比較すれば決して悪いアルバムじゃないけど、そのとき、「BLACK OUTが一番えらいアルバム」と思っていた自分にとっては期待はずれ。期待が大きすぎたのかな。これ以降のアルバムはCRAZY WORLDしか聞いたこと無い。(それも例のバラード以外はそんなに好きじゃない。)最近のSCORPIONSも聞いてみたいんだけど、ファンなだけにがっかりさせられるのが怖い。
う〜む、どこから切っても80年代真っ盛りよのう。
中曽根栄作 2005年8月10日(水)21時44分
「BLACK OUT」や「LOVE AT FIRST STING」のように有名曲を収録していない
ためか地味な印象が強いが、①〜④に代表されるようにキャッチーでありながら
メタルとしてのエッジが感じられる佳曲が多い。
アメリカでHM/HRが最も受け入れられていた時代のサウンドだが、そこはSCORPIONS。
ヨーロッパのバンドとしての叙情性も忘れてはいない。
ヴォーカルとギターが良いだけにドラムスの芸の無さが目立つが、歌モノとしての
完成度が高いので言及しないでおこう。
地味ながらも聴きやすい良質の曲が多い。
特に名曲とかはないが、ソフトでキャッチー。
聴いて損はないと思う。
このアルバムは過去の2枚の成功にのっとた延長戦.少し音がゴージャスになってる。バラードも増えた。一言で言えば商業的になった。マティアスのギターソロがややわかりにくいタイプのものが増えた、クラウスが欠陥切れそうにして歌う曲が減ったことが、このアルバムの沸騰度を押さえているように思う。まずまずの良いアルバム。そのようななかでWe Let It Rock…You Let It Rollは例外。
地味という意見が多いが、確かに地味な作品。特に目立つ曲も無いし、平均的な曲が大半だ。しかし、ダークで哀愁のあるメロディーは強烈で、この暗さはスコーピオンズらしい。名曲も特に入ってないが、駄曲も無いので、良いアルバムだと思う。確か、このアルバムだけデジタルリマスターが出てないんだよな〜
僕は一聴して気に入りました。1〜3は僕的には名曲です。LOVE AT FIRST STINGに全然劣ってないとおもいます。
良質な産業ロックアルバム。手堅くまとまっているがこれまでの作品には劣るかな。
サウンドプロダクションがモロ80年代アメリカンそのものですね。しかし全編哀愁メロディの楽曲はやはりSCORPIONS。本作ではアップの曲、果ては疾走曲も少しはあるが全体にスロー〜ミディアム主体のため、音がゴージャスにも係わらず淀んだと言うか沈滞ムードが漂います。でもバランス的には悪くないと思いますよ。80年代の雰囲気に浸りたいなら買い、ジャーマンメタル本来の覇気を期待するならパス…と言った所です。
おれも一発で気に入ったな!
いつも、ふつうに良い曲を書けるところが凄い。
他のバンドではこうもいかんだろう。
さすがドイツを代表するバンドだ。
このアルバムは珍しく邦題がない。当方は中古で買ったので、解らなかったが、発売当時の値段がCDで3,200円だった。それでも、結構購入したファンは多かっただろう。これだけ初回の中古が出回っているのだから。しかも、それだけの価値は十分にある。このアルバムが一番哀愁があり、叙情的だと思う。まさにドイツのメロディアスハードの原点がここにある。今ではフェア・ウォーニングやジェイデッド・ハートが、その音楽性を引き継いでいるが、ドイツには、そういった音楽性のバンドが、かなり多く存在する。それはスコーピオンズが生んだドイツ産メロディアスハードの影響がかなり強い。