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THE LAST SUNSET / CONCEPTION
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ノルウェーのバンドCONCEPTIONの1st。
ロイ・S・カーンが加入して二ヵ月で作り上げたらしく、ロイは作曲に殆ど加わっていない。
そのせいだろうか、全体的にメロディの質は低い。ロイの歌唱もその魅力を存分に発揮するには至っていないと思う。
作曲に加わった唯一の曲であるタイトルトラック⑧のみで彼らしい濡れた声でのエモーショナルな歌唱が炸裂している。哀愁漂うインスト曲⑦に導かれて始まる美しく荘厳なバラードで、これぞCONCEPTION、これぞロイ・S・カーンというべき曲だろう。
まあ、そんなわけで全体的に見たらCONCEPTIONというよりもトゥーレ・オストビーのソロプロジェクトという雰囲気が漂っていると思う。たとえば③や⑩でのフラメンコというのかスパニッシュというのだろうか、アコースティックギターで弾きまくってみたり(それがメチャクチャかっこいいんだけどね(笑)
ロイの怪しい歌声とネオクラ+スパニッシュギターが彩る陰鬱な世界は素晴らしい。④なんかその雰囲気が存分に出てますね。タイトルトラックも美しいし、疾走する②は魅力的。
彼らの作品で、北欧らしい陰鬱な雰囲気が一番出ているのはこのアルバムだろう。
2002年10月21日(月)21時12分

現KAMELOTのロイ・S・カーンを擁したバンドの1st。
あまり掴み所のないイントロ①からこのバンド随一の疾走を見せる②で始まるので所謂パワーメタル系のバンドかと思わせるが、実際にはテクニカルなギターを軸とした、プログレっぽいメタルにロイによる美しいメロディを乗せた音楽をやっているバンドだ。
ロイの歌唱が最も映えているのは本作で唯一彼が作曲(作詞にも)携わっているタイトル曲⑧だ。バラードっぽい雰囲気でさすがの歌唱を披露している。まぁ、曲としては正直『そこそこ』くらいの印象だったけど。でも結構好きだけどね。
このアルバム、デビュー作ということもあってか、他の作品より(4thは未聴)疾走曲が多いように思う。疾走といってもパワーメタル的と言うとちょっと違う感じだけど。
作品としては次作の「PARALLEL MINDS」の方をお薦めします。素晴らしいバラード「SILENT CRYING」や格好良く疾走するタイトル曲等が収録されてますからね。

おまけですが、ブックレットのロイ、随分とまぁ垢抜けないと言うかなんと言うか…。今と比べると随分……な感じです。(笑)今はかなり格好良いんですけどね。フロントマンとして成長したってことですね!(笑)
メタラァ 2004年4月21日(水)16時16分

メロディがどうもイマイチなイメージを受けてしまいました。
でも、クラシカルなギターはなかなか良い!
全体的に北欧らしさはあるが、どうもすっきりしないアルバム…。

RB26 2005年8月3日(水)13時43分

現在はKAMELOTで活躍中の名シンガー、ロイ・S・カーンのプロ・キャリアの出発点として知られる、
南ノルウェーはトーテン出身の、Keyを含む5人組HMバンドCONCEPTIONが'92年にリリースした1stアルバム。
作品を重ねる毎にプログレッシブ・メタル色を強めていった彼らだが、このデビュー作で聴く事が出来るのは、
北欧のバンドならではの、透明感溢れる哀メロをその身に纏った、メロディックなパワー・メタル・サウンド。
特に本作は、新人バンドならではの勢いと荒々しさに満ちた作風で、彼らのディスコグラフィーの中でも
随一のヘヴィ・メタリックさを誇る仕上がり。
北欧のバンドにありがちな、線の細い頼りないハイトーン・シンガー達とは一線を画す、ロイのしなやかで艶やかかなVoと、
バンドの中心人物、トゥーレ・オレスビーの流麗且つラテン・フレーバー薫るGプレイが、凡百の北欧メタル・バンドとは
一味も二味も異なる、確固とした個性を主張しており、取り分け、両者の持ち味が十二分に発揮された、
スピーディなパワー・メタル・チューン②、スパニッシュGの妙技に心奪われる③、ロイの神々しい歌唱が映える、
美しく雄大でドラマティカルなバラード⑧、緊張感とドラマに満ちた曲展開、巧みに導入されたフラメンコ調のメロディとGプレイ、
そして起伏に富んだメロディを堂々と歌い上げるVo・・・と、「CONCEPTION全部乗せ」な仕上がりと言える、10分以上に及ぶ
大作ナンバー⑩といった楽曲を聴けば、本作がリリース当時、輸入盤市場において話題を呼んだという話にも、大いに納得が行くはず。
実は、契約を得るために自主制作された作品ゆえ、音質はイマイチだし、パフォーマンス的にも未洗練な印象は否めないものの、
その辺りも込みで、個人的に、彼らのアルバムで一番好きな作品だったりする1枚。
火薬バカ一代 2008年9月13日(土)17時43分

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