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SLEEP'S HOLY MOUNTAIN / SLEEP
マリファナ・ロックトリオの2nd。
マスターピースは次作だけど、BLACK SABBATHの「MASTER OF REALITY」を更にブルータルにして、サイケデリックにした本作もdoom/stoner/sludgeファンのマストCD。
1992年リリースの2nd。
1曲52分の3rd『JERUSALEM』があまりにも凄いため陰に隠れがちなアルバムだが、内容は『JERUSALEM』に劣らぬ傑作。
BLACK SABBATHを現代的に解釈したような楽曲だが、それでも全9曲オリジナリティに溢れているのが圧巻。
『JERUSALEM』は聴き手を選ぶストーナーの試金石のようなアルバムなので、本作をSLEEPの代表作に推したい。
ややブギー調の曲が多いが、②曲めあたりのトリップ感は大好きである。
録音状態だが、ジャキジャキ、バキバキ感が表に出ていて、重低音が今一つ効いてないのがやや不満ではあるが、彼等の目指すところのマリファナ・ロックはやはり俺にとって聴き心地の良い(癒し)音楽である。
この手の音楽のルーツをたどれば、結局は70年代の英国の一部の音楽になるわけだが、俺の耳には、SAINT VITUSなどの80年代のアメリカン・ドゥームにも近いように思う。
憶測だが、「薬のやり過ぎ」が次の作品(3rd)の凄さにつながり、そしてバンドとしての終焉を迎えることになったのだろう。
SLEEPはこれしか持ってませんが、これはかなり衝撃的でしたね。
まったくもってやる気が起きなくなります。
ベースケ 2007年12月18日(火)12時50分
次作の「Jerusalem」に比べるとさすがにインパクトに欠けるものの、
アートワークや裏ジャケから想起させるトリップ感は非常に濃厚に感じられます。
ヴォーカルからしてキマッちゃってるようなサイケな雰囲気がたまりません。
「Jerusalem」は有名すぎる名盤だけど、こちらも相当の良作だと感じました。