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ENDTYME / CATHEDRAL
僕はCATHEDRALは2nd、6th、1st、4thと買ったのですが、4th以外は大当たりの
ドゥームでした。やはりCATHEDRALはドゥームじゃなっくっちゃぁ・・・。この
沈み込んでゆく美は、彼らにしか出せないでしょう。ノイズをただただ出している
だけの個所があるのですが、それすらもかっこいい!
個人的には、あんまり上向きな曲は書かないで、沈み込んでゆくだけの曲を希望
するのですが、残念ながら、7thはまた当てが外れてしまった・・・(-_-;)
ELECTRIC WIZARDやSLEEPなんかを聴いた後では、1st以外はやっぱりドゥームとして過激さに欠けるなぁ…なんて考えてたら、やってくれました。
1曲目「CATHEDRAL FLAMES」の激重ドゥームぶりに思わず笑みがこぼれました。これじゃなきゃ!
しかし(1)は2分だけで終わり、(2)「MELANCHOLY EMPEROR」がいきなりスピーディなので、「え、まさかこれだけ?」と思うと、途中で一気にスロー・ダウン。単調なだけじゃないんだぜ、とさりげなく主張するところも粋ですね。
真性ドゥーム曲(3)「REQUIEM FOR THE SUN」のかっこいいことといったら…名曲です。
(4)「WHORES TO OBLIVION」はアッパーな感じで、馬鹿っぽいコーラスが笑えますが、油断してるといきなりラストにグチョグチョからみついてくるような気持ち悪いノイズが入っててびっくりします。
もうこの段階で名盤決定。
しかしこの後も攻撃は止まず、キャッチーな(5)「ALCHEMIST OF SORROWS」に続いて最高なウルトラ・スロー・ナンバー(6)「ULTRA EARTH」に押しつぶされます。
(7)「ASTRAL QUEEN」のダル〜い雰囲気も60〜70年代的で面白いです。そこで弛緩した空気を(8)「SEA SERPENT」で引っ張り上げて気合いの入れ直し。ラストは深淵へ沈みこむような(9)「TEMPLAR'S ARIZE!(THE RETURN)」がヘヴィかつダウナーに締めくくってくれてます。ある種の美と狂気に満ちた13分を越えるこの曲には圧倒されるしかありません。
いや〜、素晴らしいアルバムです。
ボーナス・トラックも悪くないですが、(9)の余韻を壊さないよう、少し間を置きたいですね。
このアルバムのアートワーク、予算の都合で使えなかったデイヴ・パチェット氏の絵を、日本盤のみが何とか使用を実現させたとか。トイズファクトリーさんの努力に拍手したいですね。あの妖美な絵がなくては、このアートは完成しませんから。
前作とうってかわってどドゥームですねぇ。
こういうアグレッシブなのもかっこいいっす。
作風のふり幅の広さがCATHEDRALの魅力ですね。
重い、暗い、遅いのドゥ—ム三大要素を見事に表現した傑作。
初ドゥーム作品。
初めて聴いたときは曲は覚えているけど知らん間に1時間立っていて...
完璧にイっていました(笑)速いのばっかり聞いていた僕に衝撃を与えてくれた
素晴らしい作品だと思います。
余計鬱病を酷くさせられました・・・最高のアルバムです・・・。
このアルバムで表現したドゥームサウンドは素晴らしい。
ブラックサバスの重い部分とプログレッシブな部分を両方
最大限に見せた作品だと思うね。
2nd以降の王道路線から一転、ドゥーム回帰を果たした傑作!
プロデュースはあのビリー・アンダーソン。
圧倒的に遅くヘヴィでありつつも王道路線で培ったキャッチーさ(というと語弊があるかな?)も兼ね備えている。
とはいってもラストの「TEMPLAR'S ARIZE!(THE RETURN)」の薄ら恐ろしいことといったら…!
ドゥーム初心者(私も初心者ですが)にも真性ドゥーマーにもお勧めできる傑作!
1stとはまた違ったドゥームである。1stよりも音の生々しさが目立ち暴力的な音なった。
名盤
どこかゴシカルな雰囲気のあった1stとはうって変わって気味悪いドゥームをやってます。
ドゥームメタルバンドとしての面目躍如。ぐずぐずのどろどろ。
好き勝手やってくれって感じ。たまりません。
すんごいドゥームなんだけど、ちょっと耽美だったり怒ってたり、
グルーヴィーに渦巻く感じも独特ですよね。
1曲1曲がどうこうじゃなくて、トータル的構成なところも酔っ払いには最高。
ボーナス「Gargoylian」も充分です。単独であの世へ逝けます。
ベースケ 2007年12月18日(火)17時23分
DOOMといったらFPSの方を思い浮かべる程ドゥームメタルの知識がない私ですが、
このアルバムが最高にCOOLなのは分かります。
アングラ臭と完成度を高次元で同居させているのが凄い。
ドゥームマニアのためのアルバム。マニアでない僕にはもう少し一般HMリスナーにうったえるような要素が欲しいと思うが、彼らや真性ドゥームマニアにとっては余計な御世話、聴きたいやつだけ聴けばいい、という感じなんでしょうね。マニアにとってはたまらないアルバムだというのはわかります。