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TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS / YES
このアルバムは、ジョンがやりたかった事が究極に達してしまったアルバムである。
実際、ジョンとハウ以外のメンバーは「付き合わされた」みたいな感じで、
このあとウェイクマンは脱退してしまうのでした・・・。
全四曲。が、驚くなかれ、一曲20分、片面一曲、2枚組みなのだ。
どうだ、まいったか!
歌詞は本当に意味不明。危機より分かりにくい・・・・。
でも、ジョンの声は完全に楽器、全然英語が分からないフリして聴きましょう。
無理やり曲を長くしてるって感じるところもありますが・・・。
とにかく聴いてください。危機が好きなら損はしません。
特に「儀式」。これは本当に美しいです。壮大です。
最低でも良いBGMにはなります。
あと、このジャケットは僕のイエスジャケットナンバー1!です。
(ちなみに、空の星はメンバーの星座です、って、普通そんなこと気づかないよね・・・)
このアルバム、意識して一対一で聴いてると寝ます。確実に。
20世紀における最大最強の子守唄です。
何かのんびりとした作業をしながら・・・または本を読みながら
聴くのが良いかも。
曲自体、決して悪くないです。結構良いメロディあったりします。
世間では「駄作」としてとらえられているので専門店などでは
結構安く売ってたりします。
'73作。このアルバムには、参りました。根気がいります。
ついていくには、大変な苦労と時間が必要です。
前作のような聴き手を引付けるとっつきやすさを前面に出していたら、
'70の最高傑作と謳われていたかもしれません。その逆なので、けなされるのでしょう。
英1位、米6位に到達した事実は、驚きのひとつです。
随所に、いいメロディが散聴されるのは、事実。根気よく聴きましょう。
私は、1、4がいいと思う。3のオリエンタルなフレーズは、おもしろいです。
やまねこ 2002年12月21日(土)10時55分
ひねくれ者の私が、Relayerの次によく聴くYesのアルバム。
確かにとっつきにくいですけど、何回か聴いているうちに妙にはまってしまったアルバムでもあります。
個人的には中盤からの浮遊感が印象的な2曲目と、ライブでも演奏されている4曲目が好きです。
お気に入りのフレーズやメロディが流れてくるまでを延々と待つアルバム。
やっぱりちょっと長いね。このアルバムが好きな私ですが否定できません。
聞き込めば聞き込むほど味が出る。
Wakemanが「あんまり好きなアルバムじゃない」といっていた(らしい)ところが痛いが、まあ出来てしまったものは仕方がない・・・というわけで私は未だにしょっちゅう聞いています。
のめりこまずに一歩引いて聞いていると安心して聞ける。
俺は1曲目が好き、というか、2曲目以降は30年近く聴いてないや。
これはむずかし・・・・。
所どころ、うむ!て感じる所あるけど・・・。
ジャケは好きなんだけど・・・。
気合入れて聴こうかなって思うと"悟りの境地"聴いていたことしばしば・・・。
今度時間あるときに・・・聴きます!?
実をいうとYESで最も好きなアルバムがこれです。
私はこれを聴くと眠くなるどころか音楽に夢中になって聞き入ってしまいます。
特に好きなのが1曲目「神の啓示」と最後の「儀式」です。
素晴らしいメロディが次々と出て飽きさせません(少なくとも私にとっては)。
もっとも取っ付き難いと思われる「古代文明」も聴き所を押さえれば確実にはまります。
う〜ん、とにかくこの作品を堪能するには体力と持久力が必要だ。
20分以上の曲が4曲。そこらへんの交響曲よりも長い。ブルックナーかマーラーの交響曲に匹敵する(笑)。一気に聴くには、別々の4曲をして考えずに、第1楽章〜第4楽章と考えた方が楽かもしれません。
内容はどれも素晴らしいと思います。歌詞がかな〜り思想的なので、ややとっつきにくさ・冗長さはありますが、それでも神々しい曲の雰囲気だけで圧倒されてしまいます。
一曲目の「神の啓示」では呪文のようなジョンのヴォーカルで始まり、リックの印象的な主題提示によって曲が展開していきます。本当にこれは長調の交響曲の第1楽章のよう。展開部ではそれこそどんどん場面が変わっていってよいのですが、個人的にはちょっと冗長。もう少しバトルが欲しかった。
続く「追憶」はゆったりとした優しい楽曲。深海に潜っていくような感覚があります。浦島太郎が亀の背中に乗って竜宮城に行ったときってこんな感じだったんだろうか。とても神秘的ですね。気流の隙間の奥の別次元のから語りかけてくるような曲です。
「古代文明」は比較的ゆったりとした曲。中間部〜後半のハウのアコースティック・ギターやバラードが美しい曲です。ちょっと日本的なメロディが好感触です。
最後の「儀式」は前半部はスリリングに展開。中間部はスローにギターやヴォーカルを聴かせます。「危機」の有名なフレーズがちょっとだけ聴けますね。後半部はこれぞYES!!!と言わんばかりのアンサンブルの妙が堪能できる仕掛けとなっております。変拍子・不協和音・怒涛の速弾き・突然の演奏停止・奇怪なドラムソロ・おどろおどろしいメロトロン・・・。はい、もう何でも好きにしてください(笑)。大作のフィナーレにふさわしいコーダです。皆さん長旅お疲れ様でした!。
しかし『こわれもの』や『危機』に比べるとキーボードの派手さは薄れていますね。もちろんキーボードの音はありますが、なんだかコードをホワ〜ンホワ〜ンって弾いてるだけのようで、クラシカルなピロピロ(笑)が少ないですね。これではリックが辞めたくなるのも分かる気がします。
そしてリックはこの時のツアーで、ステージ上にてチキンカレー(詳しくはビンダルー・カレー。激辛らしい)を食べるという暴挙に出ます。果たして彼はYESを脱退するのでした。でも一作置いてまた復帰(笑)。
あ、ジャケもこれまた素晴らしいですね〜。こんな状況、現実には有り得ませんが。
『海洋地形学の物語』という邦題も、直訳だけど好き!。
私のYESファンの友人は、「YESの最高傑作」と言い続けている。未聴の私に「人生の半分損してる。」とのたまう。
チョッパー 2005年1月22日(土)16時48分
究極の無限旋律ロック。
冗長などと言うなかれ。いったんハマると80分は短すぎる。
挙句の果てに、このままいつまでも終わらないでほしいと願い始める幻覚状ミュージック。
特に1曲目と3曲目がすき。
聴く方にも一定の緊張感が求められる『危機』とは対極にある音かな。
自分的にはボーっとしてるとき。何か作業をしているとき。等かなりハマりま〜す。。。
そんな聴き方なんで未だに曲構成とか全然覚えられませ〜ん(笑)頻度は結構高いんやけど。。
う〜ん。聴き手に何かを強いる音ではない感じやし。かといって安易に流れる訳でもないし。
綺麗やけど扱いには注意を要するオネーチャンみたいな(笑)。。
追いかけようとすると逃げて、身を任せていたら寄ってくる。。
そんな音かなぁ♪♪
私もこのアルバムが最高に好きです。
30年近くYESを聞き続けてますが、今更に彼らの素晴らしさを再確認させるアルバムだと思います。
最初はとにかく子守唄代わりに聞く方が良いかも知れません。
私はそうでした。
そして何時の間にかアルバム全部を聞き終えても、まだまだ足りないと感じるようになりました。
本当に素晴らしいアルバムです。
「神の啓示」に関して、何百回聞いたか判らないほどです。
ひょっとすると千回を超えているかも…。
YESの最良の部分と最悪の部分が同居しているアルバム。
そこんところがファンにとって堪らないのか?
俺は否定派だけど一回は聴いておくべきかな。神の啓示と儀式は良いと思う。
2枚組4曲で全曲20分前後・・・豪快な構成とは裏腹の緻密で繊細な楽曲が実に心地いいです。
これだけのボリュームなのに全然大味な感じがしないし、ハッとするメロディも随所に散りばめられている。
美しいジャケットも含めて、間違いなく「危機」に次ぐアルバムはコレです。
僕も「神の啓示」は何回聴いたかわからない・・・
これは人から駄作だと言われても「そーっすね」とさらりと返す事に何の躊躇も要らないくらい名盤。
もうこれじゃ本当に仕方無いんだから仕方無い。
慣れれば楽。
好事家に。
中曽根栄作 2007年10月18日(木)1時16分
30年ほど前に聴いた時(レコード)には、…寝ました。
それなのに、つい最近CDを買ってしまった。
年取るとこういうのが聴きたくなるものでしょうかね…。