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AUDIOSLAVE / AUDIOSLAVE
ついに元レイジ組が再始動しました。
レイジはやっぱりザックに負うところが大きかったので、クリス・コーネルとのコラボレーションはどうかな?と思ってたんですが、実際に聴いてみるとこれがかなりの出来栄え。
アジVoと上手く融合していた楽器隊は、クリスとも素晴らしい絡みを見せています。
音楽性はどっちかと言えばサウンドガーデンに近いかな?
そこいらの新人へなちょこヘヴィロックバンドには逆立ちしても出せない音楽創ってますよ、この人ら。
最近、パールジャムやフーファイターズ、ニルヴァーナのベストなど90年代半ばまでを席捲していたグランジ勢がどんどん新譜をリリースしている中、このAUDIOSLAVEが再び時代を逆行させるだけの力を持っているのか。期待と不安が入り混じりながら、ヘヴィローテで聴いております。
このサイトにくる人は、あまりこっち系は好きではなかろう。僕も99%ハードロック・メタラーなので、このアルバムを買おうかどうしようか、かなり迷ったし躊躇した。実際僕はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンもサウンドガーデンも嫌いだ。
なのになんでこのアルバムを勧めるかというと、これはかなりハードロックに近いからだ。ハードロックと言っても古典的なものではない。そこが好き嫌いのわかれるところだろうが。
僕の印象としては、その古典的なものからオルタナ・モダン・へヴィロックを通過した、現代のロックだ。
それにクリス・コーネルはうまい!現代のアメリカのシーンの中では圧倒的にうまいのではないだろうか。時にはソウルフルとさえ感じる。へヴィなリフに絡む絶妙なメロディとうまいヴォーカル。これは予想外に長く聴き込めそうな1枚。
SOUNDGARDENもRAGE AGAINST THE MACHINEも聴いた事は有りませんが、このアルバムは確かにハードロックです。
購入する前はかなり迷ったし、ジャケットやアートワークも何かメタルのCDには有り得ないセンスって感じだったので、聴く迄は半信半疑でした。
1曲目の冒頭を聴いて「あっ…、失敗したかも…?」と思いましたが、曲に入ると結構ブルージーでメロディアスなハードロックで安心しました。とは言っても決して懐古趣味ではなく、現代的な要素も含まれています。恐らくバンドにとっても「ハードロックをやっている」という意識はなく、結果として近い物が生まれたという事だと思われます。
voがイイですね。私なんかはロバート・プラントを思い出しました。
ハードロックですね〜。いいですね〜。
R.A.T.M.は凄いと思うけどそんなに思い入れはないので素直に楽しめました。
GIHALAさんの書かれているとおり、自然体でロックしたらこうなった、という感じですね。
SPIRITUAL BEGGARSのON FIREがすきなら結構すっと入っていけるのでは?
元SOUNDGARDENのクリス・コーネルと元R.A.T.M.のメンバー達が組んだら、ロックシーンを震撼させるような革新的アルバムができるのかと思いましたが、意外にも70年代風のハードロックに近いアルバムに仕上がっていて聴いた当初は少し拍子抜けしました。
しかし、先入観を持たずに聴けば、重厚なグルーヴと素晴らしいヴォーカルを堪能できるとても良いアルバムですね。
ら〜しょん 2003年11月28日(金)14時35分
やはり自分も例に漏れずレイジやサウンドガーデンなどのサウンドは非常に苦手な部類に入る。
しかしコレは一聴して気に入った。スケールのデカいハードロックに上手いヴォーカル、
楽曲のうねりはやはり現代風な所もあるが全く聴いていて気にならない。
リック・ルービンのプロデュースも冴えていると思う。
銘菓ひよこ 2003年12月11日(木)23時27分
90年代の巨頭も、ルーツに立ち返ってみればハードロック。
まぁある意味では当然である(そういう音楽を聴いて育ったのだから)。
個性的な音ではない。トムのギターも変態指数をセーブしている。
特にRATMは「ZACKと楽器隊」の編成から生まれる個性が大きかったし、ふたを開けてみればこうもなる。
モダンなうねりあれども70'Sハードロックだし、
こっから別のフィールドへ歩みだすようにも思わない。
個性的なものは期待してないんで、渋いおっさんのロック聞かせてください。
話題の2キャリアの融合は、普遍的だがこのマッチングでしか生み出せない
非常にレベルの高い音楽を作り出した。
表面上のインパクトはクリスの勝ち。だって存在感有り過ぎ。
(演奏も最高にうまいけど)
クリスはロック界の至宝です。サウンドガーデンを聞いた事の無い方は、「バッドモーターフィンガー」も聞いてください。サウンドが軽い等関係無しに、その表現力だけで感動します。
本当に聞き込めば聞き込むほどその良質の楽曲に感動する。
ただ純粋に、このメンツで曲を作り続けて欲しいと願うのみ。
1作目はこんなもんかな。聞く側によって何を求めてるかによると思うが…。双方のこれまでの持ち味は出てる。問題は次だね。どんな手でくるか?年内に発売されるかわからんが期待したいと思う。
hate? 2004年6月11日(金)13時11分
サウンドガーデン、クリスを知らなかったので、この声には少々驚きました。とてつもなく熱く、ソウルフルで、時に哀愁漂うという。好き嫌いはあるかもしれないし違和感は正直あったが今はかっこいいとしか思えないです。ザックをひきずりすぎるとダメに聞こえるでしょうね。
70年代ハードロックがどんなもんか知らないが、アルバム全体はかなりいい、特に#1〜#5はマジに感極まる(#7や#9もなかなか佳曲)。莫大な総エネルギー量を維持して、そして発散する。、力の限りロックしていると感じた。RATMにも通じているのは、そこんとこと、あと商業的な臭いが皆無なとこです。随所に見られるトムのソロもツボですね。
元RAGE AGAINST THE MACHINEのバッキング組と元SOUND GARDENのクリス・コーネルが組んだ新バンドの1st。
基本的に、RAGE AGAINST THE MACHINEと変わりはないけど、よりヘヴィになって70'sに通じるモノがあるリフが説得力あります。
トム・モレロの代名詞の変体プレイもここではあまり目だたず、終始普通のプレイをします。
私自身、70年代に通じるモノがあり非常に聴きやすく、楽しめた作品でした。
これを聴くとZEPを思い出す人が多いんではなかろうか。
渋くカッコいいハードロックだが、個人的にはトム・モレロのギタープレイがやや不満。
次回はもう少し変態フレーズを増やして欲しい。
でも十分良いアルバムだと思います。
70年代HRの臭いを醸し出しながらもモダンな質感との融合が成されているのが印象的。
まぁあまり細かいことは気にせず心を'無'にして腰を落ち着かせて聴いてみると純粋に良いなと思えるアルバムだと思います。それにしてもクリスは凄い、↑で挙げられてたように、ロック界の至宝。
モダンなロックと70年代のロックの掛け橋って感じがする、確かに其処まで目立った個性は無い。
まあ個性は無いと言ってもあくまで「RATM+SGって組み合わせにしては」の話ですからね、そこらの歌モノヘヴィロックバンドとは気骨も普遍性も格段に上、クリスコーネルはやっぱり歌上手い。
リズム隊が安定してて、ヴォーカルは歌が上手い。
そして、ギターは変態。
バンドの個性としては十分。
捨て曲の存在を感じない素晴らしいアルバムだと思う。
3rd出る直前に言うのもなんですがw
ヘヴィで超叙情的でさり気なく変態で。
ボリューム感があるので、聴き通すのにちょっと体力いる気もするが、
いいじゃん、そんなんどーだって。だってカッコイイんだもん。
血迷ったか?! 誰が普通の良い音楽作れって言ったんだよ!
これはテンション高くて、聴きとおすのに結構疲れます。
ただクリスの歌は凄い。
楽器隊もぶっとい黒いグルーヴを作っていて、ヘヴィです。
まあ、インパクトはありますが普通といえば普通…。
確かに普通のハードロック。しかも展開が似たような曲が多い。でも全てが高水準だから安心して聴ける。
サウンドはメンバーの出身バンドたちとは違ってわりとシンプルなロック。
(モレロは相変わらずトリッキーなノイズ出してるけど)
ただどの曲も展開やテンポが似通ってて、メリハリに乏しい。
どれも悪くはないけど、キラーチューンも見当たらない感じ。
それでも、クリス・コーネルの歌のおかげでその辺の欠点はだいぶカバーされてる。
逆に言えば、もしクリスぐらい説得力のあるシンガーじゃなかったら…
と思うとちょっとキツイか。
つくづく、ヴォーカルの重要さを思い知らされた。
やっぱりいい歌い手はバンドの格を1つも2つも引き上げる。Masterplanなんかも。