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ONE BY ONE / FOO FIGHTERS
'02年発表。4作目。
目出度い事に流動的であったメンバーが固まったらしい。CDのケースを裏返すと、しっかり4人で写ったグループショットが見られる。素晴らしい。
音の方も、やたらと確信に満ちている。ゴリゴリした質感の突っ走る楽曲が増え、彼らの(というかデイヴの)持ち味である哀愁を帯びつつ爆走する切れたROCKが満載である。演奏もアルバムのトータルイメージもタイトで、言うこと無しの傑作アルバムに仕上がっている。
今なら期間限定で2,000円で売っている。えらいお得だろ、これは。買って聴いてやってよ。
要するに小細工がないんですな、このバンドは。
「元ニルヴァーナぁ〜? 軟派な音ちゃうの?」と敬遠しとる真性ピュアメタラーさんもぜひ聴いてください。
メタルにしろ何にしろ、衝動感溢れる音楽ってのは良いですよ。これぞロック!ってな感じですな。別に"ロックとな何ぞや"的な事は言及しませんけど、何かしらの音楽を聴いていて、体が自然に反応するのがロックやと俺は思ってるんで。
クーカイさんが仰っているように今ならスペシャルプライスなんで、もしダメでもそないに腹は痛まんでしょ?
まあ聴いてやって下さいな。
これぞ「ロック」だと声を大にして言いたい。耳に残るリフ、シャウトするヴォーカル、ストレートなリズム・・・全てが「ロック」しているのだ。また、ドラマーのテイラーホーキンスの持ち味が良く出た作品でもある。技術的にはたいしたことはないが、パワフルで手数の多いドラミングは魅力的だ。ベースのネイトメンデルとの息もぴったり合っている。素晴らしい!
オルタナティブはHR/HMではないの?という、あやふやな境界線に属するバンドは予想以上に多い。ニルヴァーナはオルタナでしょ、ならフー・ファイターズもオルタナでしょ、でも.......この線引きは今ではあまり意味が無い。あまりにもクロスオーヴァーするバンドが多すぎるのである。しかもロック・チャートにもオルタナ・チャートにも登場するバンドが、ほとんとである。サビは比較的キャッチーだし、楽曲も悪くないし、僕はこの作品結構好きである。シングル・ヒットも数多く生まれたし、ある意味VELVET REVOLVERとサウンド的に共通する部分が多いこの作品は、結構お薦めである。
前作に比べるとかなり荒々しい作りになってはいるが、それでもこのバンド特有のメロディセンスは失われていない。
PROBOTの時も思ったけど、作曲の幅が広いという点においては、デイブ・グロールってカート・コバーン以上の才能の持ち主なんじゃなかろうか。
ちなみに次回作は、ヘウ゛ィな曲とアコウスティックが10曲ずつの2枚組になるそうです。
しゅんぺ〜 2004年7月22日(木)14時11分
傑作としか言いようのない作品。
常に新鮮さを提供してくれるデイヴ・グロールだが、今作は予想以上。
曲がざっくばらんに並べられた一つの作品が、これ程までに素晴らしいとは。
何も言うことのない素晴らしい作品。
NIRVANAが持っていた要素をある程度抑えて、ここまでの作品を創ってしまったデイヴ・グロールの才能は凄いものがある。
前作まで持っていたメロコア色がかなり薄れて、ハードロックっぽくなった。
そこに今までやってきたグランジのグルーヴが加わることにより、よりタイトに力強いサウンドになった。
最近、AUDIOSLAVEのような元グランジ組によるスーパーバンドではよくある現象である。(産業グランジとでも呼ぼうかw)
それはともかく、グラミー賞取っただけあるいい作品である。
HR/HMに欠けてる何かがここにはある・・・・・・。
後半部が特に素晴らしいと思った。ボーカルの音域が狭く少々一本調子にも聴こえるけど、
それでもこのメロディ、グルーヴ感は見事。元ニルヴァーナなの!?そんな感じは全然しなかった。