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RENEWAL / KREATOR
失敗作とは言われてますが、佳曲はあリます。やっぱり自分のやりたい音楽を追求してそれを実行するミレは凄いと思う。
ミレの強烈な音痴っぷりはロック!
…冗談はさておき、このアルバムも無視するわけには行きませんでしょう。
捨て曲もありますが、スピードチューンで見せる冷たい美しさは絶品。
ミレのフラットな歌(?)もここではもどかしさを助長して、怪我の功名です。
ミレ・ペトロッツァには前に前に進んで行って欲しいものです。
casaさんの「ミレの強烈な音痴っぷりはロック!」はまさに、ですね(笑)。
1曲目のちょっとモノトーンな感じのイントロを聴いて「お?新規路線開拓か?」と期待感がふくらみ、ミレの歌が入ってきたところで「新規すぎるよ〜!」とずっこけました。
決して名盤とはいえないけどミレのお経のような歌に何ともいえない味があって妙に好き。
音楽性に突然変異が起こり、スラッシュ一辺倒ではなくなった。
今まで小出しにしてきたKREATORならではのメロディを前面に押し出した、
ミドルテンポ中心の楽曲編成で、エフェクト・リズム等に実験的な要素も見られる。
Vo.の表現力不足などで損をしているが、じっくり聴きこめば良い部分もきっと見つかる…ハズ。
Renewalがかっこいい。曲間になる金属音みたいのが怪しげな雰囲気で好き。
死ぬほどつまらないアルバム。
KREATORの顔役であるMilleのボーカルも、こんなへたくそな声で歌われてもしょうがないし。
昔はあんなにキレまくってて最高にカッコ良かったのに…。
やっぱりJörgが居た頃が全盛期なんだろうなぁ…と思ってしまう。
久々に聴いたけど、結構すきだわ…これ。
昔はやっぱ「アレレ?」ってな感じだったけど、今聴くと、COOLですよ。
SLAYERで言うところの「SOUTH OF HEAVEN」にあたるアルバム。
本作を聴きこなせるかどうかで、KREATOR好き度(?)が分かると思う。
改めて聴くと、悪くはない。
タイトル曲やEurope After The Rainなど、ライブバージョンは抜群にカッコイイと思う。
SLAYERで言うところの「SOUTH OF HEAVEN」にあたるアルバム。
本作を聴きこなせるかどうかで、KREATOR好き度(?)が分かると思う。
改めて聴くと、悪くはない。
タイトル曲なんかは、ライブバージョンで見違えるくらいにカッコよく生まれ変わっている。
KREATORのターニングポイントとなった問題作としておきたい。
92年,6th
ところどころでかっこいいリフは聴けるが
やはり駄作と思わざるを得ない
90年代のKREATOR迷走期のファースト・ステップとなってしまった、'92年発表の6thアルバム。(でもこの後に初来日)
リリース当時、トム・モリスの手による生々しさが強調されたサウンド・プロダクションや、激情の昂ぶりを
薄れさせ、フラット気味な歌唱に終始するミレ・ペトロッツァのVo、ダイナミックな展開を排し
シンプルにまとめられた楽曲、そして作品全体を圧し包む、流行を意識したかのような陰鬱な雰囲気が
「らしくない」と賛否両論を巻き起こした本作。個人的にも初めて耳にした時は、これまでのような
爆発的なテンションの高さがダウンした事と、ヨーロッパのバンドならではのドラマティシズムが大幅に
失われてしまった事に落胆を覚えたクチなのだが、ところが、現在の感覚で改めて本作を聴き直してみると、
これが案外悪くない。というか、実に真っ当なスラッシュ・メタル・アルバムに聴こえてしまうのだから、
時の流れってヤツは恐ろしいというか、偉大というか・・・。
特に、スパスパと切り裂くように、カミソリの如く疾走する高速スラッシュ・チューン①④⑦⑧の有無を言わせぬ
カッコ良さは流石だし、90年代型へヴィネス重視の楽曲にしても、サビで奏でられる勇壮なテーマ・メロディが
印象的な③や、ラストを締める⑨なんかは、十分に魅力的な仕上がり。
但し、全体的にテンションが抑え気味なのと、メロディのフックの弱さとが相俟って、大きな山場が作れないまま、
淡々と最後まで流れて行ってしまう感があるのも事実。ぶっちゃけ、地味なのだ。
別に何を置いてもゲットしなければならない程ではないが、「問題作」というレッテルを気にして
スルーするには、惜しいクオリティを備えた(ように思う)1枚かなと。