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BATHORY / BATHORY
1984年作の1st。初期のVENOMのサウンドそのままの、ダーティーでイーブルなノイズ・サウンドが炸裂します。VENOMよりは、数段演奏力は上でしょうな。また、彼らと違う点は、そのスピードでしょう。
いやいやいや、「一人ブラック」とナメてた私は万死に値します!
VENOMを下地に暗い攻撃性を増量増量さらに増量。
結果、イーヴル極まる中にもR&R的な足取りの軽さがギラリと光る、
最高にかっこいいリフが疾駆するメタルが出来あがりました。
取り合えず、クォーソン様を「兄上」と呼び、
未来永劫お慕い申し上げることで贖罪。
知るヒトぞ知るバソリーの1st。
ブラックのルーツはVENOMとかCELTIC FROSTとか言われるが(間違いじゃないとは思うが)
コレなんではなかろうか。
潰した様な声に、ひたすらヘヴィなリフ。
最高にカッコ良過ぎる。
Bathory、Black Metalの真髄はコレにあり。
VENOMのパクリと言ってしまえば、それまでのアルバムだと思うのですが(笑)、ただそれで片付けたくないのは、VENOMよりは(注:VENOMよりは)大分まとまりのある演奏、そしてVENOMにはないモノホンのダークネスといった、後の片鱗が既に表れているからでしょうね。またVENOM的という事は、スラッシュメタルの一番ベーシックな部分に忠実ということでもあるわけで、温故知新としても聴く価値は十分あります。好きな曲…やっぱりラストの"War"かなぁ。VENOMもなにも知らない頃にこれ聴いて、とにかく格好よく感じた覚えが未だあるから。
VENOMよりも、音的にはBlack Metalの祖というのがしっくりくるバンド(?)。
VENOMからアホっぽさを抜いて、もっと攻撃的にした感じの音であるが
とにかく音質最悪、ボーカルはがなりまくり、リフは基本的に単純なものの繰り返し。
だが、それが物凄く格好よいのだから困る。
後のアルバムよりThrash Metalよりだが、私はこの頃(2ndまでかな)が一番好きだ。
けっこうスラッシュなアルバム
Voの声がもっと前面に出ていれば良かったと思う
収録時間25分強なので一気に聴けます
お祭りブラック。異常なテンションだ。
初めて聴いた時はチープでスカスカな音でボーカルが
弱いなぁぁぁって思いました。
でも、サタニック感が最高なのですよ。イーヴルです。
このアルバムが一番好きです。
こんなマニアックなHPがあるとは知りませんでした^^;
BATHORYのこのアルバムは、高2の時に(20年前)発売してすぐ手に入れました。
当時は何の情報もなく、雑誌の輸入盤屋の広告で見てジャケ買いしてました(スラッシュのみ)
初めて聞いた時のインパクトは強烈無比でしたね!20年経った今でも忘れられません。
あの頃はよく正統派HMファンの連中に、何このバンド??って感じで白い目で見られましたが(笑
時代は変わり、後続ブラックメタルにこのバンドのこのアルバムが与えた影響は計り知れないと思います。
クォーソン氏が亡くなられた今、改めて聞くと・・やはり凄いアルバムであったと・・
解る人にしか解らない!この世界観、空気がたまらなく快感です♪
スナッパー 2005年11月4日(金)12時22分
1984年リリースの1st。
CD化された時に初めて聴いた感想は正直「しょぼいなぁ」だったけど、繰り返し聴くうちに意外とマトモなメタルだと思った。
3rd辺りから聴かれる大仰な展開がないから、純粋にスラッシュメタルとして楽しめるかも。
オルタネイトピッキングによるそこそこのメロディの安易なリフに走るバンドが多い中、コード主体のメタルらしいリフに拘ったクォーソンさんのスタイルはこの当時既に完成。
…逆に言えばそれしか出来なかったとも言えるが、そんなことは言わないよーに!
ここまで頑固にやれるんだから、立派な個性です。
まさにブラックメタルの原点。このイーヴルさがたまらなくかっこいいです。
ドラムがやや単調だが、さほど気になりません。
当時ラジオ(しかもNHK-FM)で「War」を聴いた時のインパクトが
忘れられず、こんなにうるさくて速い音楽をNHKで流していいものかと思ったりも
しました。
スッカスカの音質から垣間見えるアングラ主義、暗黒サタニック性、禍々しく寒々しい楽曲、
そして「独りスラッシュ・メタル」と呼ばれる家内手工業的なアルバムの制作スタイルが、後続のバンド群に
多大なインスピレーションを与えたという元祖ブラック・メタラーBATHORY、'84年発表のデビュー作。
尤も、傑作と名高い3rd『UNDER THE BLACK MARK』辺りに比べると、まだまだブラック・メタル的な要素は希薄で、
それよりも不気味なイントロ①に導かれてスタートする②を聴けば判るように、チリチリしたリフにしろ、
ダミ声中心のクォーソンのVoスタイルにしろ、その作風は多分にオーソドックスなスラッシュ・メタル寄り。
とは言え、初期VENOMからロックンロール色を取り除いた代わりに、爆発的な疾走感と、北欧のバンドらしい
暗く湿った質感を加味した感じの陰惨なスラッシュ・サウンドからは、既にBATHORYならではの個性が伺えるし、
切り裂くような③、切迫感に満ち溢れた⑤、不穏な雰囲気を撒き散らす⑦、そして野蛮にして勇壮な
BATHORY屈指の名曲⑨といった高速スラッシュ・チューンの数々は、同じく「ブラック・メタルの元祖」と謳われる
その他幾つかのバンドのそれを遥かに上回る魅力と破壊力を備えている(んじゃないかな、と)。
短いながらもツボを押さえたメロディを紡ぎ出すGソロも良い。
ダークサイド方向の噂ばかりが先行しがちで、すっかり敷居の高いバンドと化してしまった感のあるBATHORYだが、
実際は(初期VENOMとどっこいのチープ・チーパー・チーペストなサウンド・プロダクションを除けば)、
非常にクオリティに高いメタル・サウンドを聴かせてくれるバンドなので、スラッシュやメロデスがイケるクチの貴方は、迷わずGO!
Black Metalの原点とも言うべき作品。
カルト的雰囲気、ストレートな邪悪さ、元祖Black Voice素晴らしいです。
今のありふれたフォロワーを聴くくらいならこれを聴いて下さい。
1stのこれは、まだ音楽的にはスラッシュですが、邪悪な雰囲気がたちこめアングラ臭が充満しています。
Black Metal史を語る上でなくてはならない歴史的名盤です。
1984年にしてこのアングラ臭に満ち溢れた邪悪さ加減。
リリース当時、たまたまジャケ買いをした本作を初めて聴いた時の衝撃と言ったら…。
それまでにもMETALLICAやSLAYER、ANTHRAXなどのデビュー作を毎日のように聴いていたけど、
こと衝撃度という点に関して本作は圧倒的なモノがありました。
そりゃあ、80年代の田舎の高校生坊主がこんなの聴いたら倒れますって(笑)。
初めて部屋で1人で聴いた時はマジで怖かったですよ。
絶対に人間じゃない何かが演奏している、って半分本気で思いましたもん(笑)。
その点、名作と言われている3枚目は本作と比べると完成度がアップするんですけど、
まだ人間が演奏している感じがします。(絶対にマトモな人間じゃないですけどね…笑)
本作が現在のブラックメタル好きな若いファンに対してどこまでアピール出来るかは
分かりませんけど、LAメタル全盛の時代にこんな死霊みたいな音楽を産み出した
クォーソン氏は偉大だとしか言いようがありません。
それにしても、高校当時、BATHORYを聴いていたらジャパメタ好きの同級生連中に
さんざん馬鹿にされたっけなあ…(笑)。